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2015年06月29日00:05

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九州島めぐり 壱岐島・平戸島・九十九島3日間その4

100分の船旅から開放されてバスに乗り込み、最初の見学先は芦辺町深江鶴亀触に在る原の辻遺跡(一支国王都復元公園)でした。港から10分ちょっと、落ち着く間も有りません。
原の辻遺跡はまだまだ発掘調査中で、それも米作期間を除いた時期にしか出来ないとかで、なかなか思うようには進んでいない様子。
で、その発掘調査についての展示は一支国博物館を訪れなければ見られませんが、行きません。あそこに博物館が在ります、と指差してはもらえましたが、はるか田んぼを挟んだ丘の上でした。
見たのは弥生式らしい復元家屋の何棟かで、見学時間はガイドさんが説明してる間も含めて20分かそこら。「写真を撮った方からバスに戻ってください」との事でした。
理は地域の一番端まで走って、物見台をカメラに収めましたが、家屋と家屋の間の蜘蛛の巣にトラップされて(自宅を破壊されて蜘蛛が迷惑)、糸を剥ぎ取りながらバスへ戻る羽目になりました。一番最後の乗客になったのは言うまでも有りません。

次は同じく葦辺町諸吉本村触、八幡半島の先端、左京鼻です。鼻とは尖った先、岬という意味で、断崖の上です。宮古島の東平安名崎をミニチュア化したような景色で、緑の台地の左右はいきなり崖です。柵など一切無いので、風の強い日はかなり危険です(と理でさえ思いました)。
年配のオジサンが石の上に載り、写真を撮っていましたが、奥さんに「あんた、止めなさいよ!」と言われていました。そうです、こんな所で死なれた日には、後始末が大変です。
海は綺麗でしたよ、浅いところはエメラルド色、深いところは濃紺。
またしてもバスへは走って戻ります。とにかく1ヶ所の滞在時間が20分台なのです。

続いては同じ八幡半島の反対側に鎮座する、はらほげ地蔵です。時間が許せば徒歩でグルッと八幡半島を廻ってみたいところです、1時間もかからないので。
はらほげとは当地の方言で、腹がほげている=お腹に穴があいていると言う意味です。
港の端、海の中に立つ六地蔵で、満潮時にはお地蔵様の腰までが潮に浸かるそうです。
理らが訪れた時は足元にひたひた程度まで潮が引いていたので、お地蔵様の涎掛けをめくって、お腹の穴を見る事が出来ました。
穴とは言っても貫通してる訳ではなく、お賽銭をあげられる程度、10円玉が何枚か重ねられるくらいの小さな窪みでした。
此処も写真タイムのみで終わり。何しろバス1台分の乗客が押しかけ、それを次のバスが待っているほどの人気スポットなのですから。

此処からは海沿いを離れて、島の中心部辺りを横断します。その中心に近い葦辺町国分東触に在る月読神社というパワースポットにも立ち寄りました。60数段の石段を上がった先のとても小さいお社でした。寧ろあまりに小さくて「えっ?」って感じ。理はパワースポットとかおまじないとかお祈りとかに興味が無いので、此処はサックリ切り上げる事が出来ました。

もう間もなく12時半になろうとしています。当然次は食事だろうと思っていたら、「船の時間が動かせないので、先に観光を済ませてからのお食事となります。お食事が済んだら、港へご案内」なのだそうです。
つまり、お昼に有りつけるのは1時半頃になるとの事でした。
朝ガッツリ食べて来て良かったですが、それならそうと、夕べにうちにひと言そう言っておいてくれれば良かったのに(お菓子を持って来るなり手が打てた)と思ったのは理だけなのか、誰からも文句どころか声ひとつ上がりませんでした。

島の中央部やや北寄りには鬼の岩窟、風土記の丘と言った古墳関連の観光スポットが集中しています。島内に宿泊して、朝から観光する場合にはそれらも周遊コースに含まれるようですが、理らは日帰りなので、島の北端のイルカパークにも足を運ばず、島中央部を東西にベルト状に観光した形でした。

何だかんだで最後の観光立ち寄り場所、東洋一の砲台跡&猿岩です。此処は郷ノ浦町新田触で、島の西側、黒崎半島の外れです。
東洋一とは言っても、砲台「跡」ですからね。此処に砲台が置かれていましたって穴が在るだけ。そして演習以外では一度もその東洋一の砲台は使われなかったという冗談のような本当の話も聞きました。あまりに愚かで、別の意味で面白かったです。
砲台跡へはガイドさんに連れられての行動でしたが、猿岩では展望台の上で15分のフリータイムが設けられました。
売店ではところてんやアイスクリームが売られています。それらも魅力では有りましたが、理は猿岩の猿(斜め後ろから見てそう見える)が猿に見えないと言われている方角の草地へと走りました。理は何回も走ってますが、決して走るの好きじゃないですよ。単に欲が深いだけです。
汗だくになりながらも、不気味に崩れた猿の顔(見なきゃ良かったレベル)を見る事が出来ました。勿論そんなトコまで足を延ばしたのは43人中理1人でした。

さて、ようやく昼食場所へと向かいます。
アッと言う間に壱岐島観光は終わってしまいましたが、島滞在時間はまだもう少し続くので、次回改めて。

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