『エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜　２』

東龍乃助 先生が綴る新世代ロボットライトノベル。第２巻は崩壊間際を予感する氷室義塾、
更には“セレン”を苛む悲しい過去を見かねた“エイルン”が周囲を動かす行動に出ます。
（イラスト／メカデザイン：みことあけみ 先生　メカデザイン：汐山このむ 先生
　　ロボ作劇／メカデザイン：貞松龍壱 先生）

【 http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1321 】


生途会と機兵部、かみ合わず前線を離れる者や命令違反者も出る始末に“エイルン”はそれ
どころじゃないはず、と熱い思いと持てる能力を活かして総員の意識改革に乗り出します。
反抗していた“亜賀沼”が過酷なしごきを経て変わっていくところはまさにその象徴です。

“エイルン”の熱量と生きることに対する執念、何よりも人に優しいという姿勢が士気を
向上させ、“茜”の戦線復帰を導き、“葵”と“紫貴”の本領発揮で新たなマリスをも力を
合わせて打ち破っていく展開が終始熱い！　ここまでまっすぐな熱血ぶりは中々見れません。

“エイルン”を甲斐甲斐しく世話する“セレン”の振る舞いがこれまた可愛くて。けれども
デストブルムをまだ有効活用できない･･･かと思いきや意外な形で戦果に貢献したりします。
ちょっともったいない使い方かもしれませんが。二人共に益々の活躍に期待が掛かります。