TVアニメが放映中となる 武田綾乃 先生の部活&青春エンターテインメント小説。4冊目は
公式特設サイトに掲載されていた短編に加筆修正、書き下ろしを加えて収録した一冊です。
(イラスト:アサダニッキ 先生)
【
http://tkj.jp/book/?cd=72411901 】
【
http://anime-eupho.com/ 】
「あの子には才能がある」「きみのいなくなった日」で退部騒動におけるまた違った側面
を描きつつ、「犬と猿とおかん」「新三年生会議」では転換期を迎えて“優子”“夏紀”の
反りは合わずとも馬は合う体制に興味と新しい予感を思わせる一幕も見せてもらいました。
「こんぷれっくす」等々で“緑輝”が見せる「夢見る乙女」感覚は相変わらず。「背伸び」
「お兄さんとお父さん」は“滝”先生の、音楽から離れたときの優しさを120%感じられる
好エピソード。後者は小学生時代における“麗奈”の心情も垣間見ることができます。
そして「好きな人の好きな人(前・後編)」「北宇治高校文化祭」「とある冬の日」では
“秀一”と“久美子”の青春真っ只中な日常を追うことができます。更には決定的な瞬間
をも、ということで。この何とも言えぬこそばゆい感じ、久々に味わわせてもらいました。
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