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2015年05月27日00:57
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５月２７日の日記
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今日の出来事：１１７７年−安元の大火（太郎焼亡）、１６８９年−奥の細道：松尾芭蕉が光明寺に到着、１８６５年−勝井騒動、１８６８年−小栗忠順斬首、１８６８−戊辰戦争：幕臣・松濤権之丞暗殺、１９０５年−日露戦争：日本海海戦、１９４１年−第二次世界大戦：戦艦・ビスマルク沈没、１９４２年−エンスラポイド作戦：ラインハルト・ハイドリヒ暗殺、１９８６年−ＲＰＧの代表的作品「ドラゴンクエスト」がエニックスからファミリーコンピュータ用ソフトとして発売、１９９４年−恋愛シミュレーションゲームの火つけ役「ときめきメモリアル」がコナミから発売、１９９７年−神戸連続児童殺傷事件：神戸市須磨区で小学６年男児の切断された頭部が「酒鬼薔薇聖斗」による犯行声明文とともに見つかる、２００１年−大相撲夏場所の千秋楽優勝決定戦で貴乃花が武蔵丸を破り２２回目の優勝、小泉純一郎総理は「痛みに耐えてよく頑張った、感動した」と貴乃花を表彰、２００７年−坂井泉水（ＺＡＲＤ）急逝
今日は、安元の大火（太郎焼亡）です。安元の大火（太郎焼亡）は、「平安京」内で起こった大火災です。亥の刻（午後１０時頃）、樋口富小路付近で発生した火は南東からの強風にあおられて北西方向へ燃え広がり、西は朱雀大路を越えて右京にあった藤原俊盛邸が焼失し、北は大内裏にまで達しました。皇居だった閑院にも火が迫ったため、高倉天皇と中宮・平徳子は正親町東洞院にある藤原邦綱邸に避難しました。この火事で京の三分の一が灰燼に帰しました。大内裏の大極殿の焼亡は三度目で、以後は再建されませんでした。
次に、奥の細道：松尾芭蕉が光明寺に到着です。奥の細道で松尾芭蕉が光明寺に到着しました。光明寺には役の行者のものと伝えられる下駄が安置されていました。芭蕉は、その下駄を拝む事で遥かな奥州への旅の無事を祈りました。ここでこの句を詠みました。「夏山に 足駄を拝む 首途哉」：光明寺
その次に、勝井騒動です。勝井騒動は、１８６４年から１８６５年にかけて発生した対馬藩の内紛です。対馬藩では「ロシア軍艦対馬占領事件」以後、藩内の内紛が激化しました。藩主・宗義達の後見人となっていた母方の伯父・勝井員周（五八郎）と家老・大浦和礼（教之助）が激しく争っていました。勝井五八郎は、ロシアなどの外国勢力から対馬を守るために江戸幕府を頼る方針を採り、佐幕派勢力の支持を受けました。一方、大浦教之助は宗氏の縁戚である長州藩の支援を受けて、「攘夷」を断行すべきであるとして尊攘派勢力の支持を受けました。尊攘派は軽卒出身の勝井五八郎に対して反発する藩士を巻き込んで藩校「日新館」を拠点として勢力を広げましたが、その一方で藩主・宗義達を一時周防国（長州藩領）に退避させる構想を出した事から、尊攘派に対する反感がありました。藩主・宗義達は次第に藩内の大勢に従って尊攘派に接近するようになりましたが、「八月一八日の政変」以後、長州藩は苦境に立つようになりました。これに危機感をもった勝井五八郎は、１８６４年５月２８日に大浦教之助の嫡男で勘定奉行を務めていた申禄（作兵衛）を暗殺し、飛領のあった肥前国田代（現・佐賀県鳥栖市）に出張名目に逃亡しました。しかし、田代に入った勝井五八郎は大浦教之助が病気で倒れたと知り、政権奪還の好機とみると同地の代官・平田達弘（大江）とともに挙兵を謀りました。平田大江は尊攘派でしたが、大浦教之助に代わる尊攘派の指導者の地位を望んでこれを了承しました。１８６４年１１月１２日、平田大江の支援で兵を集めた勝井五八郎は、対馬の藩主邸を占拠しました。勝井五八郎は家老に任じられて政権を掌握すると、藩主・宗義達の周防移転の中止を宣言しました。１１月２４日に、幽閉されて抗議の絶食をしていた大浦教之助が死去すると、勝井五八郎は「日新館」関係者など尊攘派を処刑あるいは自害させました（勝井の獄）。その数は、大浦教之助を含めて１０７名に達しました。「勝井の獄」で処刑された主な人物は以下です。
大浦亨（大浦作兵衛の子）、大浦毅次郎（大浦作兵衛の子）、多田外衛（対馬藩家老）、多田作次郎（多田外衛の子）、牟田隆伯（対馬藩藩医）、牟田清太郎（牟田隆伯の子）、田中寛治（対馬藩士）、田中久米輔（対馬藩士）
ところが、田代に残っていた平田大江は突如、長州藩や福岡藩など尊攘派諸藩に対して対馬藩の危機を伝えると、勝井打倒を訴えました。一方で、田代に亡命してきた「日新館」関係者ら尊攘派や勝井五八郎による粛清策に失望して離れた人々などを受け入れて、「尽義隊」を結成して反勝井を宣言しました。長州藩や三条実美などから派遣された詰問の使者や藩内に広がる反勝井の動きに動揺した藩主・宗義達は、翌１８６５年５月２７日に勝井五八郎を討ちました。これを見た平田大江は３０日に「尽義隊」を率いて対馬に帰還しましたが、大浦教之助と勝井五八郎の共倒れが平田大江の策動と知られると引退を余儀なくされ、１２月２８日に斬罪となりました。
その次の次に、小栗忠順斬首です。江戸幕府陸軍奉行と勘定奉行を兼任した小栗上野介忠順が斬首されました。将軍・徳川慶喜が朝廷に大政を奉還、「鳥羽・伏見の戦い」が勃発して「戊辰戦争」が始まりました。小栗忠順は榎本武揚、大鳥圭介、水野忠徳等と徹底抗戦を主張しました。この時、小栗忠順は「新政府軍が箱根関内に入ったところを陸軍で迎撃、同時に榎本武揚が率いる幕府艦隊を駿河湾に突入させて後続部隊を艦砲射撃で足止めし、箱根の敵軍を孤立化させて殲滅する」という挟撃策を提案しました。後にこの策を聞いた新政府軍の軍師・大村益次郎は「その策が実行されていたら今頃我々の首はなかったであろう」と言いました。徳川慶喜はこの策を採用せず恭順論を受け入れ、江戸城を無血開城しました。渋沢成一郎から彰義隊隊長に推されましたが、「徳川慶喜に薩長と戦う意思が無い以上、無名の師で有り、大義名分の無い戦いはしない」とこれを拒絶しました。こうして小栗忠順は上野国群馬郡権田村（現在の群馬県高崎市倉渕町権田）に隠棲し、一家揃って移り住みました。その後、小栗忠順は東山道鎮撫総督府軍監副巡察使の原保太郎と豊永貫一郎の命を受けた高崎藩・安中藩・吉井藩兵により捕縛され、取り調べもされぬまま、烏川の水沼河原に３人の家臣（渡辺太三郎・大井礒十郎・荒川祐蔵）と共に引き出され、斬首されました。翌日、養子小栗又一と３人の家臣（塚本真彦・沓掛藤五郎・多田金之助）が高崎藩牢屋敷処刑場で斬首されました。また、小栗忠順は勘定奉行であった事から「小栗忠順が幕府の金を持って逃げた」といった流言が飛び、更には「利根川を遡って来た船から誰かが何かを赤城山中へ運び込むのを見た」と証言する者まで現れました。加えて小栗忠順が江戸城開城に伴う幕府側の処分者の中で唯一命に関わる刑罰（斬首）となった事も重なり、「幕府の隠し金が赤城山に埋められている事は事実である」と信じた人々が赤城山の各所で発掘を試みました。
そして、以下のような徳川埋蔵金伝説が出来ました。
・幕府の将来を憂慮した大老・井伊直弼により莫大な金を赤城山麓に埋蔵する事が企画された。
・井伊直弼が横死した後、軍学者・林�徇造砲茲辰橡簑△�実施された。
・埋蔵された額はおよそ３６０万〜４００万両。この額の根拠は、勝海舟の日記に「軍用金として３６０万両有るが、これは常備兵を養う為の金で使うわけにいかない。」との記述が元になる。
・埋蔵に際しては中国の兵法の１つである「八門遁甲」が施され、各所に偽計が張り巡らされている。
・山中にある双永寺は埋蔵時、見張り所とされていた。
・小栗忠順は機を見て埋蔵金を掘り返し、幕府再興を画策する役を負っていた。
そのまた次に、戊辰戦争：幕臣・松濤権之丞暗殺です。１８６２年１月、幕府は外国奉行・水野忠徳を小笠原諸島に派遣し、日本領である事を宣言しました。松濤権之丞はこれに随行し、「咸臨丸」で渡島して調査に当たりました。水野忠徳の帰府後も、八丈島からの移民とともに残って島を管理しました。松濤権之丞は、中浜万次郎、林和一郎らと鳥島に上陸し、松濤権之丞の筆による「日本属島鳥島」の標柱を立てました。そして、松濤権之丞は「ホーツン事件（日本人が初めて外国人を逮捕した事件）」の罪人を連行して小笠原島を出帆し、横浜に着船しました。１８６４年２月６日、横浜鎖港談判のための遣仏使節の随員として、松濤権之丞は定役格同心という身分で、フランス艦「ル・モンジュ号」に乗り込み、横浜港を出航しました。一行は途中エジプトに寄り、スフィンクスの前で記念写真を撮影しました。１８６４年６月２０日にパリを出発し、８月１９日にピ・オ汽船会社の「ガンジス号」で横浜港に帰国しました。フランスから帰国した後の松濤権之丞は、富士見御宝蔵番格・騎兵差図役下役、同砲兵差図役並勤方を経て、小十人格・軍艦役並となり、古屋佐久左衛門とともに海軍伝習所通弁掛になりました。やがて、勝海舟配下の軍事方の一人になり、幕府内部の恭順工作を担当するようになりました。五兵衛新田（現・東京都足立区）に大久保大和（新選組局長・近藤勇）を訪ねたのも、新政府軍に捕縛された近藤勇宛に書簡を送ったのもそのためでした。１８６８年に勝海舟より、江戸の小石川茗荷谷の窪地にあった松濤権之丞の屋敷に使いが来ました。「館山にいる榎本武揚たちを説得したいので手伝って欲しい」との事でした。松濤権之丞は馬に飛び乗って、館山へ向かいました。その帰りの５月２７日、上総・姉ヶ崎で撒兵隊と交渉中に、撒兵隊頭取並・松田や組頭らに二心あるとの疑いによって、斬殺されました。享年３４でした。
そのまた次の次に、日露戦争：日本海海戦です。この海戦は日本海軍の連合艦隊とロシア海軍の第２・第３太平洋艦隊との間で戦われました。日本海軍連合艦隊は司令長官・東郷平八郎の指揮下で、ロシア海軍両艦隊を撃滅し戦力の大半を失わせましたが、日本海軍連合艦隊の損失は軽微という海戦史上まれな一方的勝利となりました。当時、世界最大の軍事力を有していたロシア帝国の敗北は世界を驚愕させました。日本海軍の連合艦隊は、「黄海海戦」でロシア太平洋艦隊主力の旅順艦隊に勝利し、「蔚山沖海戦」でウラジオストク艦隊にも勝利した事で極東海域の制海権を確保していました。「旅順要塞の陥落（旅順艦隊の壊滅）」の後、バルチック艦隊の迎撃に専念できるようになりました。しかし、バルチック艦隊をどこで迎撃するかが問題でした。対馬海峡経由、津軽海峡経由、宗谷海峡経由の３箇所が考えられました。連合艦隊司令長官・東郷平八郎大将はバルチック艦隊は対馬海峡を通過すると予測し、主力艦隊を配置するとともに周辺海域に警戒網を敷きました。艦長・成川揆大佐指揮の連合艦隊特務艦隊仮装巡洋艦「信濃丸」が汽船（バルチック艦隊の病院船「オリョール」）の灯火を夜の海上に視認しました。これを無線電信で通報しました。これが有名な「敵艦見ユ」です。連合艦隊に「直ちに出港用意」が下令されました。ここで大本営に向けて「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」と打電しました。海が荒れて計画していた「連繋水雷作戦」が行えないので、砲戦主体による戦闘を行うとの説明です。司令長官・東郷平八郎と参謀・秋山真之は「黄海海戦」の教訓と試行錯誤の末、「敵艦隊の先頭を我が艦隊が押さえなければ、逃げる敵との砲撃戦は成立しない」と結論しました。そして考案されたのが「連携水雷作戦」でした。しかし当日は荒天となり、その使用は不可能となりました。そこで次善の策として「敵前逐次回頭」を行いました。しかし海戦の常識から見れば、敵前での回頭は艦を危険に晒す暴挙でした。戦艦「三笠」は「敵前逐次回頭（トーゴー・ターン）」を行います。２分を費やして１６０度の回頭を終えた「三笠」は一斉砲撃を開始しました。敵の集中攻撃に晒された「三笠」は４８発の被弾を受けました。砲撃戦が展開されて大海戦となりました。この海戦でバルチック艦隊は戦艦２１隻沈没、被拿捕６隻、戦死４８３０名を出し降伏しました。史上稀に見る一方的勝利となりました。これをきっかけに「ポーツマス条約」が調印され「日露戦争」が終了する事になります。
さらに次に、第二次世界大戦：戦艦・ビスマルク沈没です。「ビスマルク」はドイツ海軍最大・最新鋭の戦艦です。艦名はドイツ統一の立役者の鉄血宰相「オットー・フォン・ビスマルク」にちなんで付けられました。「デンマーク海峡海戦」で「フッド」を沈められたイギリス海軍は「ビスマルク」に対する復讐心を燃やし、動かせる大型艦のほぼすべてを注ぎ込んでの迎撃を計画しました。Ｈ部隊の巡洋戦艦「レナウン」と空母「アーク・ロイヤル」を呼び寄せて、先に撤退した「プリンス・オブ・ウェールズ」を重巡洋艦「ノーフォーク」、「サフォーク」と組ませて追撃を開始しました。一方、「ビスマルク」は僚艦「プリンツ・オイゲン」と別れ、別のルートでフランスに向かう事となりました。５月２７日朝に「ビスマルク」は、戦艦「キング・ジョージ５世」と「ロドニー」、重巡洋艦「ノーフォーク」、「ドーセットシャー」に補足されました。午前８時４７分、距離２２ｋｍで砲撃戦が始まりました。午前９時頃「ビスマルク」は前部に着弾した「ロドニー」の１発の砲弾によって１番主砲と２番主砲が使用不能となりました。また、「ノーフォーク」から発射された１弾により、前部艦橋の光学測距儀も破壊されました。「キング・ジョージ５世」は装備されたばかりの探索用レーダーを射撃用に転用して砲撃を行い、９時頃に「ビスマルク」の第３主砲搭に命中弾を与えました。「ビスマルク」の残る４番砲塔も９時３０分頃に「ロドニー」からの砲弾によって砲塔バーベット部分が貫通されて火災が発生し、沈黙しました。「ビスマルク」は戦闘能力を失い、接近した英国艦艇から至近距離で砲撃を浴びる事となりました。８８分間の戦闘で、「ビスマルク」は約４００発の砲弾を受けました。艦の至る所で火災が発生し、ビスマルクは黒煙に包まれました。午前１０時頃、副艦長・エールス中佐が「ビスマルク」の自沈を命じました。右舷と中央の機関区ではキングストン弁が開かれ、復水機には爆薬が設置されました。また艦内の全ポンプが排水操作から注水操作に切り替えられました。エールス副長はその後、砲撃によって戦死しました。午前１０時１５分頃から、ビスマルクの乗員が脱出を始めました。また英戦艦も燃料が残り少なくなったため、戦場からの離脱を開始しました。午前１０時２０分頃より、自沈用に設置された爆薬が艦底で起爆しました。同じ頃、ビスマルクへの魚雷攻撃を命じられた「ドーセットシャー」から２度に分けて３本の魚雷が発射されました。魚雷は右舷艦橋下と右舷機械室、左舷司令塔下に命中しました。魚雷命中の衝撃で「ビスマルク」の艦尾が切断して脱落しました。ビスマルクは急速に沈下して左舷への傾斜を増し、艦首を持ち上げて午前１０時４０分に沈没しました。２２０６名の乗組員のうち、救助されたのは１１５名でした。エルンスト・リンデマン艦長は甲板に残り、「ビスマルク」と運命を共にしました。
さらに次の次に、エンスラポイド作戦：ラインハルト・ハイドリヒ暗殺です。ラインハルト・ハイドリヒはドイツの政治警察権力を一手に掌握し、ハインリヒ・ヒムラーに次ぐ親衛隊の実力者でした。イギリスは「エンスラポイド作戦」を発動しました。イギリスのチェコスロバキア亡命軍から選抜された７人の兵士はパラシュートで降下し、プラハでラインハルト・ハイドリヒを襲撃して暗殺しました。ヒトラーは、ラインハルト・ハイドリヒを殺した人間を探し出し「血の報復」をする事を命令しました。これにより、１万３千人の人々が殺害されました。
最後に、坂井泉水（ＺＡＲＤ）急逝です。神奈川県平塚市に生まれ、同市と同県秦野市（小学校４年より）で育ちました。秦野市立西小学校、秦野市立西中学校、神奈川県立伊志田高等学校卒業。中学時代は陸上部で活動をする傍ら、ギタークラブでも活動していました。高校時代は硬式テニス部に所属。松蔭女子短期大学（現松蔭大学）を卒業後、不動産会社にてＯＬとして約２年間勤務しました。街頭でスカウトされてスターダストプロモーションに所属し、モデル活動を行いました。１９８９年、山下直美とともに「東映カラオケクイーン」となりました。ＷＩＮＫや中森明菜、永井真理子、薬師丸ひろ子、やしきたかじんのカラオケビデオに出演しました。１９９０年、日清カップヌードルレーシングチーム（２輪）のレースクイーン、岡本夏生とは同期です。Ｂ．Ｂ．クイーンズの音楽コーラス隊（後のＭｉ−Ｋｅ）のオーディションを受けましたが落選しました。しかし、ここでビーイング（Ｂｅｉｎｇ）社長・長戸大幸に才能を認められ、音楽ユニット「ＺＡＲＤ」結成の準備に入りました。１９９１年、シングル「Good-bye My Loneliness」でデビューしました。以降、「負けないで」、「揺れる想い」、「マイ フレンド」のシングル３曲とアルバム９作でミリオンヒットを記録しました。１９９０年代に女性ボーカルとして最も多くのＣＤ売上げ枚数を記録しました。アルバム９作連続ミリオンは史上最多記録です。メディア露出が極端に少なく、ビーイングに特徴的な「テレビ等に出演しない」というスタイルを貫いた先駆者でもありました。２０００年以降、子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮内膜症と次々に病気を患い、通院の日々が続きました。２００６年４月、仕事中に体調が悪化したため、病院で検査をうけたところ子宮頸癌が発見されました。６月１日に慶應義塾大学病院で病巣の摘出手術を受けて、７月に退院しました。しかし、２００７年４月に肺への転移が見つかり再入院しました。入院中は抗がん剤による治療を受け、治療後の復帰に向けて作詞を行っていました。そして、５月２６日朝５時５０分頃、入院先の病院内の階段から、散歩の帰りに３メートル下に転落し、駐車場で仰向けに倒れているところを通行人に発見されました（その階段は坂井泉水が入院中、散歩の際によく休憩に立ち寄っていた場所）。集中治療室で緊急処置を受けましたが、翌５月２７日午後３時１０分、後頭部強打による脳挫傷で急逝しました。
以下がＺＡＲＤの残した記録です。
・アーティスト・トータル・セールス（ＣＤ総売上枚数）：３７４３万枚（歴代７位）
・シングル・セールス：１７６８万枚（女性ボーカルアーティスト歴代２位）
・アルバム・セールス：１９７１万枚（女性ボーカルアーティスト歴代４位）
・シングルＴＯＰ１０獲得数：４３作（歴代５位タイ)（女性ボーカルアーティスト歴代２位）
・９０年代アーティスト・トータル・セールス：３位（女性ボーカルアーティスト１位）
・シングル１位獲得数：１２作（女性ボーカルアーティスト歴代４位）
・シングルＴＯＰ１００チャートイン数：４５作（９０年代デビューアーティスト歴代２位）
・アルバムミリオン獲得数：９作（歴代４位）
・アルバム連続ミリオン獲得数：９作（歴代１位）
・アルバム１位獲得数：１１作（女性ボーカルグループ１位）
今日の誕生日：大河内正質、中曽根康弘（第７１〜７３代内閣総理大臣）、植田まさし、内藤剛志、相本久美子、いっこく堂、三又又三（元ジョーダンズ）、石川よしひろ、つの丸、本田理沙、飯塚悟志（東京０３）、赤松芳朋（ＳＯＰＨＩＡ）、ＭＡＴＳＵ（ＥＸＩＬＥ）、山根良顕（アンガールズ）、柳沢敦、小向美奈子、石田安奈(ＳＫＥ４８)、ノーザンダンサー、スーパークリーク、田畑小穂（コボちゃん）、藤崎詩織
今日の記念日：日本海海戦記念式典／海軍記念日、小松菜の日、百人一首の日
今日の「今日訓」：本日は、日本海海戦の大勝利を記念して「海軍記念日」、１２３５年のこの日、藤原定家によって「小倉百人一首」が完成されました。藤原定家の「明月記」の文暦２年５月２７日の項に、親友の宇都宮入道頼綱の求めに応じて書写した和歌百首が、嵯峨の小倉山荘(嵯峨中院山荘)の障子に貼られたとの記述があり、この記事が「小倉百人一首」の初出である事から「百人一首の日」、「こ（５）まつ（２）な（７）」の語呂合わせで「小松菜の日」となりました。
今日は、安元の大火（太郎焼亡）です。安元の大火（太郎焼亡）は、「平安京」内で起こった大火災です。亥の刻（午後１０時頃）、樋口富小路付近で発生した火は南東からの強風にあおられて北西方向へ燃え広がり、西は朱雀大路を越えて右京にあった藤原俊盛邸が焼失し、北は大内裏にまで達しました。皇居だった閑院にも火が迫ったため、高倉天皇と中宮・平徳子は正親町東洞院にある藤原邦綱邸に避難しました。この火事で京の三分の一が灰燼に帰しました。大内裏の大極殿の焼亡は三度目で、以後は再建されませんでした。
次に、奥の細道：松尾芭蕉が光明寺に到着です。奥の細道で松尾芭蕉が光明寺に到着しました。光明寺には役の行者のものと伝えられる下駄が安置されていました。芭蕉は、その下駄を拝む事で遥かな奥州への旅の無事を祈りました。ここでこの句を詠みました。「夏山に 足駄を拝む 首途哉」：光明寺
その次に、勝井騒動です。勝井騒動は、１８６４年から１８６５年にかけて発生した対馬藩の内紛です。対馬藩では「ロシア軍艦対馬占領事件」以後、藩内の内紛が激化しました。藩主・宗義達の後見人となっていた母方の伯父・勝井員周（五八郎）と家老・大浦和礼（教之助）が激しく争っていました。勝井五八郎は、ロシアなどの外国勢力から対馬を守るために江戸幕府を頼る方針を採り、佐幕派勢力の支持を受けました。一方、大浦教之助は宗氏の縁戚である長州藩の支援を受けて、「攘夷」を断行すべきであるとして尊攘派勢力の支持を受けました。尊攘派は軽卒出身の勝井五八郎に対して反発する藩士を巻き込んで藩校「日新館」を拠点として勢力を広げましたが、その一方で藩主・宗義達を一時周防国（長州藩領）に退避させる構想を出した事から、尊攘派に対する反感がありました。藩主・宗義達は次第に藩内の大勢に従って尊攘派に接近するようになりましたが、「八月一八日の政変」以後、長州藩は苦境に立つようになりました。これに危機感をもった勝井五八郎は、１８６４年５月２８日に大浦教之助の嫡男で勘定奉行を務めていた申禄（作兵衛）を暗殺し、飛領のあった肥前国田代（現・佐賀県鳥栖市）に出張名目に逃亡しました。しかし、田代に入った勝井五八郎は大浦教之助が病気で倒れたと知り、政権奪還の好機とみると同地の代官・平田達弘（大江）とともに挙兵を謀りました。平田大江は尊攘派でしたが、大浦教之助に代わる尊攘派の指導者の地位を望んでこれを了承しました。１８６４年１１月１２日、平田大江の支援で兵を集めた勝井五八郎は、対馬の藩主邸を占拠しました。勝井五八郎は家老に任じられて政権を掌握すると、藩主・宗義達の周防移転の中止を宣言しました。１１月２４日に、幽閉されて抗議の絶食をしていた大浦教之助が死去すると、勝井五八郎は「日新館」関係者など尊攘派を処刑あるいは自害させました（勝井の獄）。その数は、大浦教之助を含めて１０７名に達しました。「勝井の獄」で処刑された主な人物は以下です。
大浦亨（大浦作兵衛の子）、大浦毅次郎（大浦作兵衛の子）、多田外衛（対馬藩家老）、多田作次郎（多田外衛の子）、牟田隆伯（対馬藩藩医）、牟田清太郎（牟田隆伯の子）、田中寛治（対馬藩士）、田中久米輔（対馬藩士）
ところが、田代に残っていた平田大江は突如、長州藩や福岡藩など尊攘派諸藩に対して対馬藩の危機を伝えると、勝井打倒を訴えました。一方で、田代に亡命してきた「日新館」関係者ら尊攘派や勝井五八郎による粛清策に失望して離れた人々などを受け入れて、「尽義隊」を結成して反勝井を宣言しました。長州藩や三条実美などから派遣された詰問の使者や藩内に広がる反勝井の動きに動揺した藩主・宗義達は、翌１８６５年５月２７日に勝井五八郎を討ちました。これを見た平田大江は３０日に「尽義隊」を率いて対馬に帰還しましたが、大浦教之助と勝井五八郎の共倒れが平田大江の策動と知られると引退を余儀なくされ、１２月２８日に斬罪となりました。
その次の次に、小栗忠順斬首です。江戸幕府陸軍奉行と勘定奉行を兼任した小栗上野介忠順が斬首されました。将軍・徳川慶喜が朝廷に大政を奉還、「鳥羽・伏見の戦い」が勃発して「戊辰戦争」が始まりました。小栗忠順は榎本武揚、大鳥圭介、水野忠徳等と徹底抗戦を主張しました。この時、小栗忠順は「新政府軍が箱根関内に入ったところを陸軍で迎撃、同時に榎本武揚が率いる幕府艦隊を駿河湾に突入させて後続部隊を艦砲射撃で足止めし、箱根の敵軍を孤立化させて殲滅する」という挟撃策を提案しました。後にこの策を聞いた新政府軍の軍師・大村益次郎は「その策が実行されていたら今頃我々の首はなかったであろう」と言いました。徳川慶喜はこの策を採用せず恭順論を受け入れ、江戸城を無血開城しました。渋沢成一郎から彰義隊隊長に推されましたが、「徳川慶喜に薩長と戦う意思が無い以上、無名の師で有り、大義名分の無い戦いはしない」とこれを拒絶しました。こうして小栗忠順は上野国群馬郡権田村（現在の群馬県高崎市倉渕町権田）に隠棲し、一家揃って移り住みました。その後、小栗忠順は東山道鎮撫総督府軍監副巡察使の原保太郎と豊永貫一郎の命を受けた高崎藩・安中藩・吉井藩兵により捕縛され、取り調べもされぬまま、烏川の水沼河原に３人の家臣（渡辺太三郎・大井礒十郎・荒川祐蔵）と共に引き出され、斬首されました。翌日、養子小栗又一と３人の家臣（塚本真彦・沓掛藤五郎・多田金之助）が高崎藩牢屋敷処刑場で斬首されました。また、小栗忠順は勘定奉行であった事から「小栗忠順が幕府の金を持って逃げた」といった流言が飛び、更には「利根川を遡って来た船から誰かが何かを赤城山中へ運び込むのを見た」と証言する者まで現れました。加えて小栗忠順が江戸城開城に伴う幕府側の処分者の中で唯一命に関わる刑罰（斬首）となった事も重なり、「幕府の隠し金が赤城山に埋められている事は事実である」と信じた人々が赤城山の各所で発掘を試みました。
そして、以下のような徳川埋蔵金伝説が出来ました。
・幕府の将来を憂慮した大老・井伊直弼により莫大な金を赤城山麓に埋蔵する事が企画された。
・井伊直弼が横死した後、軍学者・林�徇造砲茲辰橡簑△�実施された。
・埋蔵された額はおよそ３６０万〜４００万両。この額の根拠は、勝海舟の日記に「軍用金として３６０万両有るが、これは常備兵を養う為の金で使うわけにいかない。」との記述が元になる。
・埋蔵に際しては中国の兵法の１つである「八門遁甲」が施され、各所に偽計が張り巡らされている。
・山中にある双永寺は埋蔵時、見張り所とされていた。
・小栗忠順は機を見て埋蔵金を掘り返し、幕府再興を画策する役を負っていた。
そのまた次に、戊辰戦争：幕臣・松濤権之丞暗殺です。１８６２年１月、幕府は外国奉行・水野忠徳を小笠原諸島に派遣し、日本領である事を宣言しました。松濤権之丞はこれに随行し、「咸臨丸」で渡島して調査に当たりました。水野忠徳の帰府後も、八丈島からの移民とともに残って島を管理しました。松濤権之丞は、中浜万次郎、林和一郎らと鳥島に上陸し、松濤権之丞の筆による「日本属島鳥島」の標柱を立てました。そして、松濤権之丞は「ホーツン事件（日本人が初めて外国人を逮捕した事件）」の罪人を連行して小笠原島を出帆し、横浜に着船しました。１８６４年２月６日、横浜鎖港談判のための遣仏使節の随員として、松濤権之丞は定役格同心という身分で、フランス艦「ル・モンジュ号」に乗り込み、横浜港を出航しました。一行は途中エジプトに寄り、スフィンクスの前で記念写真を撮影しました。１８６４年６月２０日にパリを出発し、８月１９日にピ・オ汽船会社の「ガンジス号」で横浜港に帰国しました。フランスから帰国した後の松濤権之丞は、富士見御宝蔵番格・騎兵差図役下役、同砲兵差図役並勤方を経て、小十人格・軍艦役並となり、古屋佐久左衛門とともに海軍伝習所通弁掛になりました。やがて、勝海舟配下の軍事方の一人になり、幕府内部の恭順工作を担当するようになりました。五兵衛新田（現・東京都足立区）に大久保大和（新選組局長・近藤勇）を訪ねたのも、新政府軍に捕縛された近藤勇宛に書簡を送ったのもそのためでした。１８６８年に勝海舟より、江戸の小石川茗荷谷の窪地にあった松濤権之丞の屋敷に使いが来ました。「館山にいる榎本武揚たちを説得したいので手伝って欲しい」との事でした。松濤権之丞は馬に飛び乗って、館山へ向かいました。その帰りの５月２７日、上総・姉ヶ崎で撒兵隊と交渉中に、撒兵隊頭取並・松田や組頭らに二心あるとの疑いによって、斬殺されました。享年３４でした。
そのまた次の次に、日露戦争：日本海海戦です。この海戦は日本海軍の連合艦隊とロシア海軍の第２・第３太平洋艦隊との間で戦われました。日本海軍連合艦隊は司令長官・東郷平八郎の指揮下で、ロシア海軍両艦隊を撃滅し戦力の大半を失わせましたが、日本海軍連合艦隊の損失は軽微という海戦史上まれな一方的勝利となりました。当時、世界最大の軍事力を有していたロシア帝国の敗北は世界を驚愕させました。日本海軍の連合艦隊は、「黄海海戦」でロシア太平洋艦隊主力の旅順艦隊に勝利し、「蔚山沖海戦」でウラジオストク艦隊にも勝利した事で極東海域の制海権を確保していました。「旅順要塞の陥落（旅順艦隊の壊滅）」の後、バルチック艦隊の迎撃に専念できるようになりました。しかし、バルチック艦隊をどこで迎撃するかが問題でした。対馬海峡経由、津軽海峡経由、宗谷海峡経由の３箇所が考えられました。連合艦隊司令長官・東郷平八郎大将はバルチック艦隊は対馬海峡を通過すると予測し、主力艦隊を配置するとともに周辺海域に警戒網を敷きました。艦長・成川揆大佐指揮の連合艦隊特務艦隊仮装巡洋艦「信濃丸」が汽船（バルチック艦隊の病院船「オリョール」）の灯火を夜の海上に視認しました。これを無線電信で通報しました。これが有名な「敵艦見ユ」です。連合艦隊に「直ちに出港用意」が下令されました。ここで大本営に向けて「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」と打電しました。海が荒れて計画していた「連繋水雷作戦」が行えないので、砲戦主体による戦闘を行うとの説明です。司令長官・東郷平八郎と参謀・秋山真之は「黄海海戦」の教訓と試行錯誤の末、「敵艦隊の先頭を我が艦隊が押さえなければ、逃げる敵との砲撃戦は成立しない」と結論しました。そして考案されたのが「連携水雷作戦」でした。しかし当日は荒天となり、その使用は不可能となりました。そこで次善の策として「敵前逐次回頭」を行いました。しかし海戦の常識から見れば、敵前での回頭は艦を危険に晒す暴挙でした。戦艦「三笠」は「敵前逐次回頭（トーゴー・ターン）」を行います。２分を費やして１６０度の回頭を終えた「三笠」は一斉砲撃を開始しました。敵の集中攻撃に晒された「三笠」は４８発の被弾を受けました。砲撃戦が展開されて大海戦となりました。この海戦でバルチック艦隊は戦艦２１隻沈没、被拿捕６隻、戦死４８３０名を出し降伏しました。史上稀に見る一方的勝利となりました。これをきっかけに「ポーツマス条約」が調印され「日露戦争」が終了する事になります。
さらに次に、第二次世界大戦：戦艦・ビスマルク沈没です。「ビスマルク」はドイツ海軍最大・最新鋭の戦艦です。艦名はドイツ統一の立役者の鉄血宰相「オットー・フォン・ビスマルク」にちなんで付けられました。「デンマーク海峡海戦」で「フッド」を沈められたイギリス海軍は「ビスマルク」に対する復讐心を燃やし、動かせる大型艦のほぼすべてを注ぎ込んでの迎撃を計画しました。Ｈ部隊の巡洋戦艦「レナウン」と空母「アーク・ロイヤル」を呼び寄せて、先に撤退した「プリンス・オブ・ウェールズ」を重巡洋艦「ノーフォーク」、「サフォーク」と組ませて追撃を開始しました。一方、「ビスマルク」は僚艦「プリンツ・オイゲン」と別れ、別のルートでフランスに向かう事となりました。５月２７日朝に「ビスマルク」は、戦艦「キング・ジョージ５世」と「ロドニー」、重巡洋艦「ノーフォーク」、「ドーセットシャー」に補足されました。午前８時４７分、距離２２ｋｍで砲撃戦が始まりました。午前９時頃「ビスマルク」は前部に着弾した「ロドニー」の１発の砲弾によって１番主砲と２番主砲が使用不能となりました。また、「ノーフォーク」から発射された１弾により、前部艦橋の光学測距儀も破壊されました。「キング・ジョージ５世」は装備されたばかりの探索用レーダーを射撃用に転用して砲撃を行い、９時頃に「ビスマルク」の第３主砲搭に命中弾を与えました。「ビスマルク」の残る４番砲塔も９時３０分頃に「ロドニー」からの砲弾によって砲塔バーベット部分が貫通されて火災が発生し、沈黙しました。「ビスマルク」は戦闘能力を失い、接近した英国艦艇から至近距離で砲撃を浴びる事となりました。８８分間の戦闘で、「ビスマルク」は約４００発の砲弾を受けました。艦の至る所で火災が発生し、ビスマルクは黒煙に包まれました。午前１０時頃、副艦長・エールス中佐が「ビスマルク」の自沈を命じました。右舷と中央の機関区ではキングストン弁が開かれ、復水機には爆薬が設置されました。また艦内の全ポンプが排水操作から注水操作に切り替えられました。エールス副長はその後、砲撃によって戦死しました。午前１０時１５分頃から、ビスマルクの乗員が脱出を始めました。また英戦艦も燃料が残り少なくなったため、戦場からの離脱を開始しました。午前１０時２０分頃より、自沈用に設置された爆薬が艦底で起爆しました。同じ頃、ビスマルクへの魚雷攻撃を命じられた「ドーセットシャー」から２度に分けて３本の魚雷が発射されました。魚雷は右舷艦橋下と右舷機械室、左舷司令塔下に命中しました。魚雷命中の衝撃で「ビスマルク」の艦尾が切断して脱落しました。ビスマルクは急速に沈下して左舷への傾斜を増し、艦首を持ち上げて午前１０時４０分に沈没しました。２２０６名の乗組員のうち、救助されたのは１１５名でした。エルンスト・リンデマン艦長は甲板に残り、「ビスマルク」と運命を共にしました。
さらに次の次に、エンスラポイド作戦：ラインハルト・ハイドリヒ暗殺です。ラインハルト・ハイドリヒはドイツの政治警察権力を一手に掌握し、ハインリヒ・ヒムラーに次ぐ親衛隊の実力者でした。イギリスは「エンスラポイド作戦」を発動しました。イギリスのチェコスロバキア亡命軍から選抜された７人の兵士はパラシュートで降下し、プラハでラインハルト・ハイドリヒを襲撃して暗殺しました。ヒトラーは、ラインハルト・ハイドリヒを殺した人間を探し出し「血の報復」をする事を命令しました。これにより、１万３千人の人々が殺害されました。
最後に、坂井泉水（ＺＡＲＤ）急逝です。神奈川県平塚市に生まれ、同市と同県秦野市（小学校４年より）で育ちました。秦野市立西小学校、秦野市立西中学校、神奈川県立伊志田高等学校卒業。中学時代は陸上部で活動をする傍ら、ギタークラブでも活動していました。高校時代は硬式テニス部に所属。松蔭女子短期大学（現松蔭大学）を卒業後、不動産会社にてＯＬとして約２年間勤務しました。街頭でスカウトされてスターダストプロモーションに所属し、モデル活動を行いました。１９８９年、山下直美とともに「東映カラオケクイーン」となりました。ＷＩＮＫや中森明菜、永井真理子、薬師丸ひろ子、やしきたかじんのカラオケビデオに出演しました。１９９０年、日清カップヌードルレーシングチーム（２輪）のレースクイーン、岡本夏生とは同期です。Ｂ．Ｂ．クイーンズの音楽コーラス隊（後のＭｉ−Ｋｅ）のオーディションを受けましたが落選しました。しかし、ここでビーイング（Ｂｅｉｎｇ）社長・長戸大幸に才能を認められ、音楽ユニット「ＺＡＲＤ」結成の準備に入りました。１９９１年、シングル「Good-bye My Loneliness」でデビューしました。以降、「負けないで」、「揺れる想い」、「マイ フレンド」のシングル３曲とアルバム９作でミリオンヒットを記録しました。１９９０年代に女性ボーカルとして最も多くのＣＤ売上げ枚数を記録しました。アルバム９作連続ミリオンは史上最多記録です。メディア露出が極端に少なく、ビーイングに特徴的な「テレビ等に出演しない」というスタイルを貫いた先駆者でもありました。２０００年以降、子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮内膜症と次々に病気を患い、通院の日々が続きました。２００６年４月、仕事中に体調が悪化したため、病院で検査をうけたところ子宮頸癌が発見されました。６月１日に慶應義塾大学病院で病巣の摘出手術を受けて、７月に退院しました。しかし、２００７年４月に肺への転移が見つかり再入院しました。入院中は抗がん剤による治療を受け、治療後の復帰に向けて作詞を行っていました。そして、５月２６日朝５時５０分頃、入院先の病院内の階段から、散歩の帰りに３メートル下に転落し、駐車場で仰向けに倒れているところを通行人に発見されました（その階段は坂井泉水が入院中、散歩の際によく休憩に立ち寄っていた場所）。集中治療室で緊急処置を受けましたが、翌５月２７日午後３時１０分、後頭部強打による脳挫傷で急逝しました。
以下がＺＡＲＤの残した記録です。
・アーティスト・トータル・セールス（ＣＤ総売上枚数）：３７４３万枚（歴代７位）
・シングル・セールス：１７６８万枚（女性ボーカルアーティスト歴代２位）
・アルバム・セールス：１９７１万枚（女性ボーカルアーティスト歴代４位）
・シングルＴＯＰ１０獲得数：４３作（歴代５位タイ)（女性ボーカルアーティスト歴代２位）
・９０年代アーティスト・トータル・セールス：３位（女性ボーカルアーティスト１位）
・シングル１位獲得数：１２作（女性ボーカルアーティスト歴代４位）
・シングルＴＯＰ１００チャートイン数：４５作（９０年代デビューアーティスト歴代２位）
・アルバムミリオン獲得数：９作（歴代４位）
・アルバム連続ミリオン獲得数：９作（歴代１位）
・アルバム１位獲得数：１１作（女性ボーカルグループ１位）
今日の誕生日：大河内正質、中曽根康弘（第７１〜７３代内閣総理大臣）、植田まさし、内藤剛志、相本久美子、いっこく堂、三又又三（元ジョーダンズ）、石川よしひろ、つの丸、本田理沙、飯塚悟志（東京０３）、赤松芳朋（ＳＯＰＨＩＡ）、ＭＡＴＳＵ（ＥＸＩＬＥ）、山根良顕（アンガールズ）、柳沢敦、小向美奈子、石田安奈(ＳＫＥ４８)、ノーザンダンサー、スーパークリーク、田畑小穂（コボちゃん）、藤崎詩織
今日の記念日：日本海海戦記念式典／海軍記念日、小松菜の日、百人一首の日
今日の「今日訓」：本日は、日本海海戦の大勝利を記念して「海軍記念日」、１２３５年のこの日、藤原定家によって「小倉百人一首」が完成されました。藤原定家の「明月記」の文暦２年５月２７日の項に、親友の宇都宮入道頼綱の求めに応じて書写した和歌百首が、嵯峨の小倉山荘(嵯峨中院山荘)の障子に貼られたとの記述があり、この記事が「小倉百人一首」の初出である事から「百人一首の日」、「こ（５）まつ（２）な（７）」の語呂合わせで「小松菜の日」となりました。
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