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2015年05月18日17:39

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夜勤について

 今日は冗談ばっかり言う主任さんとの夜勤。でも、やるべき事はしっかりやるし、職員からも患者さんからも人望が厚く、私が目指したいと思える人でもある。

 毎朝早くからずっと前に退院した患者さん(私は面識がない)から電話があり、いつも主任さんが対応する。情緒不安定になって入院するのを防ぐため、主任が「俺が毎日話を聞くから、何かあったら電話で相談しろよ」と言ったらしい。それからほとんど毎日のように何があるでもなく、電話をして話をしている。

 「全く毎日毎日電話しやがって。でも、これで入院しないで済むなら、安いもんだよな。メンドクセー奴だけど、最後にちゃんとありがとうって言うんだよ」と主任は話す。

 昔から勤めている人だから、昔の精神病院の話も色々してくれて、ヤクザが多く、夜になるとタバコを賭けて賭博場ができるなど普通の病院ではあり得ないエピソードも沢山してくれた。とにかく一昔前までは大変な世界だったらしい。



 日勤帯で他の病棟から状態が悪くなって転科してきた患者さんがいたんだけど、朝方ステってしまった。水中毒と言う話だったんだけど、その割には尿量が多くなく、全身のむくみもひどかったのでおそらく心臓に水が溜まって(正確には心臓と心膜の間に水が溜まる)心タンポナーデになったと思えるが・・・

 私が勤め始めてステルベンが発生したのはこれで2人目。夜勤で亡くなったのは初めてだけど・・・やっぱり憑いているのか、私の時にステルベンが発生する確率は非常に高い。滅多にないステルベン2件とも私がいたのだから。

 夜勤が嫌いな理由の1つ。精神科ではそうそうステる事がないと思っていたのに・・・その場面に遭遇する度、自分の看護に対して何が足りなかったのか悩み、自信を失う。もっと早くに何か対処できなかったのか・・・

 一度失った人生で、生きていく目的として、何かしら人の役に立つ事を優先しようと決心していたのに、私が関わる事で命を落とす人が出てしまったら、何のために生きているのか・・・答えのない道をずっと歩いている感覚。。それでも生きていかなければならない。それが業だ。
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