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2015年05月21日09:19

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民主的に社会を変える方法

社会を変えなければならないと言う声が高まっています。しかし変える方法では大きく分かれています。一つは議員へ付託する今の選挙制度で変えられると言う考えです。だが、この方法で社会が改革された例を知りません。
もう一方は、後進国で起きている政変です。多くの場合、暴動(武力)によって国が変わっています。だが、この武力政変の後では新しい権力(暴力)による支配が始まります。どちらもうまくいかないのです。

二つ共、主権を生かすことができないのです。一方は選挙で主権を議員に付託すると言う方法です。だが主権が議員に渡った途端に主権は死にます。付託しても保証がないのです。戦後世界の70年間の事実が証明しています。
他方、後進国などでは国民の怒りが高まって暴力で政権が変わります。一時的には国民の怒りが生かされることもあります。だが、しばらくすると、権力を奪った一部の者が支配するようになっています。

20世紀はこの失敗の繰り返しでした。国民の声(主権)を生かす方法は無いのか?見つけなければなりません。1960年代の日本では機能していました。国民の声が組合を通じて出されていました。こうした声を労組などから選出された議員が国会の中で法律として反映させていたのです。
単に付託するのではないのです。国民の声を無視すると組合を使って抗議します。人間は生活物資を作り、届けてくれる人たちがいるから生活できます。組合は「作らない」「届けない」と言うストライキをする権利を持っています。

どの社会も分業の相互関係で成り立っています。分業して働く場に直接民主組織を持つことが主権を生かす方法だと思います。国民が生活(仕事)の場に話し合う組織を持たないから民主主義が機能しないのだと思います。
この民主組織はその産業を動かしている人の全てを含んだ産別組織にすべきだと思います。大手の経営者も中小企業の親方も労働者も同じ立場の者が組織を作って、産業内の問題を話し合って解決していく考えです。
最近、書棚にあったマルクス・エンゲルス選集を本気で読みました。そして自分の考えとしてまとめたものです。


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