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2015年04月05日00:01

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「さくらの家」

さくらが咲きました。

やまねこがいつも歩いている坂道のさくら並木にも、咲きました。

フォト


若葉が出て、逆光、木漏れ陽、紅葉、また逆光、シルエット、つぼみ。
ほとんど一年中写真を撮り続けてますが、
さくらが咲いてる期間は、一年のうちほんの少しです。ものの10日間くらいかも。

待ちわびた、さくら。

もう高揚しまくってしまって、はりきって写真UPしたのですが、
やまねこ本人勝手に期待してるほどの反響がありません。
冬の朝日なんかの写真のほうが、かえってたくさんコメントいただけてた気がします。
比べてみれば同じくらいなのかもしれないのだけど、
本人が盛り上がっちゃってるぶん、物足りなく感じるだけなのかもしれません。

ちょっと考えてみて、「そうだよなー」と思うのです。
だって、みんなもっときれいなさくらの写真上げてるもの。
場所だって時間だって状況だって、いいとこ選んでるものなー。
それはいい写真になりますよ。腕だってあるし。

やまねこが定点観測してるさくらの木に、みんなやまねこほどの思い入れはないのだし。
…あるよね、そういうこと。
ふだんずーっと、地道にこつこつがんばってきて、
いちばん目立つとこは、脇からさっとさらわれちゃうこと。
なんだかかわいそうな、坂道のさくら。
でもそういうところが、いとおしかったりするのです。
かえってやまねこっぽくていいのかもしれません。

逆にいえば、常に目立つとこだけ持ってく人もいるわけで、
音楽やってる人なんて、そういう人のがずっと多いのかもしれないけど、
たぶんそうであったほうがいいのもたしか。
「人前に出るのが苦手」というのが完全に治ることはないのかもしれないけど、
まだまだ「自分はこうなんだ」って決めつけずに、がんばっていかなきゃね。
人前に出ることを選んだ以上は。

フォト




今日は久しぶりに詞を載せようと思います。
「しずめのさくら」よりだいぶ前につくった、さくらの歌です。



「さくらの家」


あの橋を渡ればいつもの街
いくつかの思いを重ねた街
華やいだ空気に目をそらして
見慣れたあの角を逆に曲がる

  川面を照らすあかりが 白く白く眩しくて
  窓越しに見た笑顔のよう

 音もなく降り注ぐ光のシャワーの中で
 さくらの家に君は育つよ


西風が吹いたら 空をごらん
舞い散るはなびらを肩に受けて
季節は何度でも巡るけれど
同じ春は二度とやってこない

  祈りひとつ頼りなく 揺れる川面に浮かんで
  白い光を浴びて滲む

 音もなく降り注ぐ光のシャワーの中で
 さくらの家に君は育つよ


  急ぎすぎたあの日々に追い立てられたみたいに
  ぼくは知らない場所へ急ぐ

 音もなく降り注ぐ光のシャワーの中で
 さくらの家に君は育つよ

 音もなく降り注ぐ光のシャワーの中で
 さくらの家に君は育つよ



夜桜の歌です。
会いたくても、会えないひとがいて。
じぶんにとってのこの場所も、その人も、なんとなくわかるのですが、
たぶん誰にでもそういう人がいると思います。そんなことを歌いました。
さくらははなやかだけどはかなくて、
どことなく悲しくなりますね。

フォト




次のLIVE決まりました!
5/2(Sat.)
高田馬場 四谷天窓.comfort → http://www.otonami.com/comfort/news/
Open 12:30 Start 13:00
Charge \2,000+1drink(\600~)

もっともっと、さくらの季節に歌いたい、という気持ちはあったのですが、
今年はできなかったです。残念だけど、そういう年もあります。
大型連休初日。旅行に出られるかたも多いかとおもいますが、
お出かけ気分が似合う歌、お出かけ前に聴きたい歌、選んでみようかな。
お会いできるとうれしいです☆
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