椎田十三 先生の「第21回電撃小説大賞・銀賞」受賞作。クリスマス・イヴに恋愛反対と
演説する少女とその活動を手伝うことになる少年の機微を描くアンチラブコメの登場です。
(イラスト/憂姫はぐれ 先生)
【
http://dengekibunko.dengeki.com/newreleases/978-4-04-869270-0/ 】
憂姫はぐれ 先生がライトノベルの仕事をされるのは今回が初めてだというので驚いてます。
格好良い場面も、ラッキースケベなシーンも、SDキャラだって描けるのですから重宝する
こと受けあいでしょう。本作との相性も良かったですし今後のご活躍に期待が掛かります。
さて、本編は「反恋愛主義青年同盟部」を名乗る少女“領家”に感化された“高砂”がその
活動を手助けする一方、「大性欲賛会」なる組織を立ち上げた人物が彼女を危険視する故に
「彼女と恋人関係になってほしい」と唆されて板挟みになる、というのが本筋になります。
付き合っている、というカモフラージュも満更ではない2人。なぜそんな活動をするように
なったのか、という彼女の背景を知った上で彼が選んだ道にぜひご注目を。同志となる面々
も普通の恋愛に対して思うところがあって面白いです。シリーズ化希望、ということで是非。
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