絶賛引きこもり中である“ヒデオ”のその後の生き様を描く 林トモアキ 先生のシリーズ
完結巻は、“マックル”を止めるべく戦禍が拡大するメガフロントを彼が駆け抜けます。
(イラスト:上田夢人 先生)
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http://www.sneakerbunko.jp/bookdetails/index.php?pcd=321311000093 】
ラスト激アツですな! 「ザ・スニーカー」連載からここまでようやく辿り着いたという
印象が読み手としても感じるところで。「天界クロニクル」として話を続けていくことで
「林トモアキ」ワールドを広げるも良し、新作に手を出すのも良し、って所ですかね。
本編は“ノアレ”に随分と条件をつけられた“ヒデオ”が“マックル”との対峙を余儀
なくされる展開。その過程で「組織」側の意外な動きが明らかになったり、何とも頑なで
議論の余地もない彼女の気持ちに触れたり、と彼にとっては散々と言うしかありません。
決裂するかに見えた“ヒデオ”が“マックル”のやりとりも、彼が信じる世界の姿、未来
の在り様に揺り動かされた彼女の負け、という事でこの場面も胸に響くものがありました。
本作を経て更に吹っ切れた彼にはどんどん突き抜けていってほしいと願うばかりです。
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