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2015年03月06日08:49

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3月6日(金) #854 時代を映してきた特撮たち��

おはようございます。木下藤吉郎です。


今から10年前の2005年(平成17年)の今日、日本初の磁気浮上式鉄道路線として、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)が藤が丘駅〜万博八草駅(現 八草駅)間で開業しました。

※ 愛知高速交通東部丘陵線 - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E7%9F%A5%E9%AB%98%E9%80%9F%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%9D%B1%E9%83%A8%E4%B8%98%E9%99%B5%E7%B7%9A


また、今から53年前の1962年(昭和37年)の今日は、俳優で元コメディアンの、柳沢慎吾(やなぎさわ しんご)さんの生まれた日です。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E6%B2%A2%E6%85%8E%E5%90%BE
















3月6日 金曜日

今週も「花金」を迎えました。そしてきょうは二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。冬眠していた昆虫たちが土の中からだんだん現れてくる頃、とされています。きょうは寒の戻りと放射冷却で冷えている所が多いですが、スギ花粉の飛散がピークを迎え、梅も見頃、じわりじわりと植物も生えてくるのを見ますと、昆虫が現れてきても不思議ではない感じも致しますo(^_^)o

※ 啓蟄 - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%95%93%E8%9F%84


さて、一方でこの「朝の歳時記風日記」では先週よりスーパー戦隊シリーズの歴史を紐解き、当時の世相もちょっと当てはめながら書いております。

昨日紹介しました「科学戦隊ダイナマン」の次作品であります「超電子バイオマン」は、電子戦隊デンジマン以降ずっと使われていた「○○戦隊」という呼称がタイトルからなくなった事、ヒーロー、ヒロインのコードネームも「バイオレッド、バイオグリーン、…」といったものではなく「レッドワン、グリーンツー、…」といった「色＋ナンバー」というものに変わった事、さらにメンバーもデンジマン以来となる緑が復活し黒がなくなった事、女性の人数が1人から2人になった事と、表向きにも抜本的な改革が行われた作品となりました。

女性2人体制が登場した裏には、公式なコラム等によれば「メンバー編成の変更はかねてから議論されており、当初は5人全員を男性にする意見もあった。しかし男性5人ではドラマの展開が難しくなる事から見送られ、代わって出た意見が女性2人。従来の女性1人では女性メンバーが飾り物のようになってしまうが、女性2人にすることで女性メンバー同士の会話というドラマ造りが可能になる」といったものだそうです。

当時はまだ男尊女卑の思考が根強くあった時代で、主に男子をターゲットに制作されている戦隊シリーズでの女性メンバーは軽く見られがちであり、女性メンバーの割合を上げる事には反対意見もあったようですが、実際に放送してみれば大好評となり、次作品「電撃戦隊チェンジマン」でも女性2人体制が採用されたばかりか、「女性5人でもよいのでは」という意見さえ出てきたほどだったとか。

さすがに女性5人の作品はスーパー戦隊シリーズでは一度も制作されていませんが、後に「美少女戦士セーラームーン」や、「プリキュアシリーズ」に女性5人の戦隊が組まれるものが登場しており、ここにその名残が表れているといえるでしょう。

ただ、超電子バイオマンが制作された1984年は、女性差別撤廃条約が日本で批准される前年であり、女性の社会進出が促されていた時期ともいえ、そういった意味ではこのメンバー改正は世相を反映したものといえるでしょう。

また、バイオマンの敵となる組織は、初めて大ボスがそもそも人間だったという設定であり、自身をサイボーグ化できるほど機械分野におけるすぐれた技術者でしたが、逆にそのために「機械こそすべて。機械こそ人間を超える存在。人間は機械に比べて醜い」という思想を持ち、半人半機の「メカ人間」を大量に作り出して世界を制圧しようと目論むようになった、そんなキャラクターだったそうです。

そして敵の幹部の中でも、そんなボスの姿勢に疑問を持ち、反乱を起こそうとしますが失敗に終わり、ボスに絶対服従するように記憶を操作されてしまう描写もあったのだそうです。

なんだかこの構図、まさに今の大企業(特に派遣社員を進んで取り入れようとする所)にきわめて近いように感じるのは、私だけでしょうか？

※ 働く女性 - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%83%8D%E3%81%8F%E5%A5%B3%E6%80%A7

※ 超電子バイオマン - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%9B%BB%E5%AD%90%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%9E%E3%83%B3
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