細音啓 先生が贈る王道ファンタジー。第3巻は世界録が在る地の封印を解く鍵を得るため
天界へ足を踏み入れる“レン”が世界を揺るがす兆しにまた1つ触れることになります。
(イラスト:ふゆの春秋 先生)
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http://www.mediafactory.co.jp/bunkoj/book_detail/1284 】
天界を軸にした話ですので必然的に“フィア”の機微を描くのととその周辺が出番多め。
それにしても女神“レスフレーゼ”はイイ、実にイイ。しかし、天界と言えども安全では
ないことが今回示されて益々激動の最中に“レン”たちがいることが浮き彫りになります。
“エルライン”がひた隠しにした「終焉戦争の真実」。それを見据える聖女“エリエス”
との出会いが“レン”を一回りも二回りも成長させる展開がたまりません。五大災が一人
“魅亞”だけでなく突如現れた正体不明の光の怪物でさえも退けてしまうのですから。
「再来の騎士の登場」と「精霊たちが怯え始めた」時期の一致が気になると指摘した聖女
とは別の人物、剣聖“シオン”。彼が“レン”と会うこと、更に外法騎士“カサディン”
が示した覇都“エルメキア”に向かうことでどんな物語が生まれるのか期待しておきます。
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