mixiユーザー(id:13658569)

2015年02月25日22:44

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有効策はある。。

はい。
わたくし、まさにこの当事者でございますげっそり

北海道に生まれ育つことン十年、幼少の頃からスキーに勤しみ、
数々の無謀とも言える、雪遊びや行動を積み重ね、
成人の域を超えてくる中、雪国の人間が転んで怪我をする、
とりわけ骨折するなど、どんだけ無能なのか・・・

な〜んていう、どこか上から目線的感覚でおりましたわけですが・・

かれこれもう10年ぐらい前、朝の通勤時、マンション前の交差点を渡り、
ほんの僅かな傾斜に足を乗せた途端、あっという間に真横に転倒。
ポケットに手を突っ込んでたこともあり、手を出す間もなく右肩から地面に落ち・・

猛烈な痛さでクルマのハンドルを握るのすらままならず、
利き手である右手でペンを持つのすらままならず・・
結果的に、鎖骨骨折が判明。

勿論、骨折自体初めての体験だったわけですが・・
骨折という事実を前に、いつか有り得ることとは思いつつ、
まさか雪国で生まれ育った自分が、雪道で転倒し骨折するとは
微塵も思ってなかったのでありますあせあせ(飛び散る汗)


いやぁねえ、この問題。
今や、旅行者等による外部からの方の危険とかいう話じゃなく、
雪に散々慣れている人すら危険という、それほど今の道路事情はかなり問題なわけです。

これ、原因ははっきりしていて、いわゆるスパイク禁止条例以降の、
スタッドレス化によってもたらされた、長年解消されない問題なんですよね。

全面ゴムであるスタッドレスでみんなで踏み固め、更に発進・停車時を中心に
空転させるような状態により、路面を磨き上げることによるもので、特に交差点付近は顕著。
当然交差点付近を渡る歩行者が怪我をするという、最もポピュラーな場所。

この問題を前に、行政は慌てて融雪剤散布の強化や砂の散布、
傾斜のある路面を中心にしたロードヒーティングの新設など経て来たのですが、
全ての箇所を一律に改善出来るはずもなく、そればかりか、行政赤字によって
その対応箇所は減り、ロードヒーティングも稼働を停止する箇所が続出するという始末。

環境問題に端を発したスパイク禁止も、蓋を開ければ融雪剤、砂の大量散布、
ロードヒーティングによる電源、排気増加。
何よりも、車両事故への危険増加や歩行者の怪我人増加と、
デメリットの方が遥かに大きく、しかもスタッドレス化から20年以上経過した今、
殆ど改善されずに来ているという・・。

行政の見切り発車、不十分な検証による結果の事態に、
何らの有効策を打てないのが今の現状というわけですが。

これ、実は割と簡単に解消、もしくは大きな軽減策があるんですよね。
それが、『スパイクタイヤの一部使用』。

振り返ると条例施行当時・・。
スタッドレス移行への暫定期間が3年与えられたわけですが、
その最終年における、行政発表のスタッドレス装着率が70〜80%でした。
その最終年にはまだ、今のようなツルツル路面は殆ど発生してませんでした。

ところが、いよいよ罰則化が始まったスタッドレス元年になった途端、
いきなりミラーバーンが大発生。あちこちで大混乱となったのです。
因みにこの当時、この現象について行政は何と言ったかというと、
「たまたま今年は気象条件が悪かったからだ」と。

おいおい、それ以後毎年ずっと、今もなお条件が悪いというのか・・!? と。

それはそれとして。

ここから何が読み取れるのか・・。
裏返すと、20〜30%の車両がスパイク装着していれば、
ツルツル路面は大幅に軽減される、ということですね。
7割〜8割はスタッドレスでよい、と。

この割合、車両の分類上どう振り分ければぴったり収まるかは、
登録車両の実態を正確に割り出さねばなりませんが、
例えばスタッドレスだと走行や停止に支障が出やすい大型車両や特殊車両、
とりわけ交通インフラの要でもあるバス、トラック、緊急車両らを集めた上で、
この2〜3割に該当してくるのだと仮定すれば、これらの車両には
スパイク装着を認めて良いのではないか・・と。

これだとスパイク時代にあった、いわゆる粉塵公害もそれほど大きくはならず、
同時に融雪剤散布やロードヒーティング稼働における経費的問題もかなり軽減される、と。

実のところ、これに関するデータというのは北欧で存在するとのことです。
北欧のある国では、このデータの裏付けを取り、実施している国があるのだとか。

一方、日本でもツルツル路面問題が発生以来、行政法人による研究がされていたのですが、
何故か途中で立ち消えとなったのです。
この理由ははっきりしませんが、恐らくは見切り発車した行政側が、
自らの失態を露呈してしまうことと、粉塵公害への執着により何らかの横ヤリが入り、
結局フェードアウトしてしまったと観ています。

行政はスタッドレスの性能向上や啓蒙、暫定的な防止対策で今や事故は軽減されている・・
という認識を崩そうとしませんが、結果を見れば一目瞭然、
危険箇所は何ら減ってはなく、記事にあるように怪我人も減ってはいません。

そのことを考えれば、他に決定的手段がないことを考えれば、
スパイク一部緩和策はむしろ積極的に導入すべきだろうと思います。。


ツルツル路面 札幌のけが人は
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3290926
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