久々の山田悠介作品〜
これで通算4冊目〜
ってなんでこんなに読んでんだかｗ
ファンか！おのれは！
今回は別の作品を読んでたんだけど、今週中に読み終わりそうになかったのですぐ読めそうなこれをチョイス。
ただそれだけの理由ｗ
デビュー作の「リアル鬼ごっこ」から6年後に書かれた作品ですが相変わらず1ページ目から酷い。
校正（校閲）したいところがいっぱいあったｗ
もうちょっと文章どうにかならないもんかねー
単語と単語の繋がりが下手で読みづらいのは変わらず。
しかし！ この作者の見どころはそこではないのは読んだことのある人は御存じのはず。
今回もいきなりスゴい！
超適当ｗ
あらすじとしては
東南アジアにある小国 A国と戦争状態にある日本で若者2人がA国のテロリストに拉致された。
その2人を盾に日本政府に戦争中止を要請するA国テロリストだったが総理はこれを拒否！
総理はA国とのかつての戦争で父親を殺されており、A国に復讐するために総理にまでなった男だったのだ！
そんな状況で日本政府からも、テロリストからも見捨てられた2人、賢一と光太郎はテロリストから殺されそうになる。
別々の飛行機で移送中だった2人はまず腹を撃たれて意識のない光太郎にパラシュートを背負わせて突き落とし、それにパラシュートを付けていない賢一に追いかけさせて、光太郎のパラシュートを開ければ助かるというものだった！
命がけのダイブに辛くも成功した賢一だったが光太郎は死んでしまった…
降り立ったのは無人島。
今度はサバイバル生活が始まった！
そこに襲い来る総理からの刺客！
賢一の運命はどうなる！？
とこんな感じー
なにこれ？ 超薄いんスけど…
それは極薄のカルピス！
これは酷いねー
圧倒的な酷さ。
上記のあらすじにオチがついただけという。
ぶっちゃけ5ページもあればちゃんとストーリーとして成立させられるレベル。
3行で書くなら
・テロリストの人質に拉致されて飛行機から突き落とされた
・助かって無人島に着陸。
・刺客を（偶然）返り討ちにして日本に帰国して、A国に殴り込み
あっ。ネタバレしちゃったｗ
でも、そんなレベルじゃないからいっか。
しかも、落下のシーンとか刺客から襲われるシーンの描写で引き延ばすんだけど、臨場感がまるでなく無駄感がハンパない！
助かるのがわかりきってるのがどうしようもない。
ハラハラドキドキなんってまったくしないのです。
そんな中、唯一ゾクゾクっと来たシーンは夢で（なぜかやたらと予知夢を見る）光太郎とその恋人が健一を導いてくれるんだけど、その直前にその恋人が総理陣営に拉致されるんだけど、あーやっぱり殺されちゃったのかとなるのです。
そこまでやつのか総理！と。
……でもその恋人、結局死んでねーし！！！
なんじゃそりゃ！！
意味不明すぎる。
それと主人公がDQN設定なのでまったく同情出来ないのもマイナス。
なんでこんな設定にしたのやら…
さらには無人島の設定もかなり酷い。
深い森のある島なのに果物等食べられそうなものはまるでなし。
しかし、野犬の群れやスズメバチの大群はいます！
……こいつら、何食べて生きてるの？
スズメバチはまだしも野犬は意味が分からなかった…
人が入り込んで居る気配がまるでない島なのに野犬って…
あれか？泳いで島に渡ってきた系？
魚でも取って食べてるのか？
しかも、この無人島で水も食料もなく疲弊した賢一は刺客の銃撃まで受けて満身創痍…
しかし、日本に帰ればあーら不思議！ どこも悪くなさそうです！
わけわからん！
途中の飛行機で寝てたのか？
パイロットを見張ってなきゃいけなそうだし、寝るのもムリそうな気が…
またこのパイロットもショボい！
素人のガキに銃突きつけられただけでへーこらするなっての。
とにかく全編こんな感じでしたね…
5点ぐらいかな。
ある意味「リアル鬼ごっこ」よりも酷い。
ほんと、なんなのこれ？
ゴミ極まりなし！
ターゲット層の少年少女はこの作品に一喜一憂出来るの？
わはは子供の頃でもこれはムリわはー
あとA国の設定が明らかに韓国なのに、場所は東南アジアというチキンさが頂けない。
ちゃんとK国って書けYo！
こういう情勢もの書くんだったら、そこらへんは平松先生を見習って欲しいねー
しゃあ！テポドンキック！
山田悠介 2007年7月20日 文芸社（幻冬舎）
ログインしてコメントを確認・投稿する