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2015年02月26日11:55

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静かな感想文

2月26日(木)雨
おうちカレーがゲキテキに旨くなるという「カレーの恩返し」を使ってカレーを作る。
フォト
ワタクシ、自慢じゃないが、常に安定してフツーのカレーを作ることが出来る。
「とろけるカレー」でも「こくまろ」でも「2段熟カレー」でも、大体特売で100円位で買えるルーを使うと、どれでも安定して同じ味のカレーになる。
中辛でも辛口でも同じ気がする・・・
牛肉でも豚肉でも鶏肉でも同じ気がする。
朝ドラ「ごちそうさん」でおいしそうだった「スジカレー」も、やはり同じ味だった。
その昔、兄と同居していた学生時代、ええカッコしいの兄が「カレーはディナーカレーに限る!」と言っており、よく作っていたカレーはワタクシの作るものより美味しかった記憶。
で、清水の舞台から飛び降りる覚悟で200円くらいするディナーカレーのルーを買って作ってみるも、やはり同じ味に落ち着く。
何がいけないのか?いや、いけなくはない。そこそこ美味しいのだから。
今回も、フツーに、豚肉のカレーを作る。
最後の仕上げの煮込み前に、「カレーの恩返し」を軽く炒めてから投入する。
100円の特売のルーの半量4皿分に30gくらいの「カレーの恩返し」
スパイシーな香りが漂い、ちょっとテンションがあがる。
そうだ!先日娘と行ったシモキタのカフェで食べたカレーっぽくしてみましょう。
どんなカレーだったかと言いますと・・・
フォト
ぱっと見、よく似せたでしょ、ワタクシ。チャービル?イタリアンパセリ?は、ないけど。
では、いただきま〜す。
夫もワタクシも、それほど味覚が上等ではない。
その二人が、静かに感想を語り合う。
夫「スパイシーだね。」
妻「好き嫌いはおいといて、ゲキテキに味がかわることは確かだね。」
夫「オレは好きだな。」
妻「ワタクシも嫌いではないわ。」
いやまぢ初めてワタクシ、いつもとは違う、フツーではないカレーを作ったことを実感いたしました。

シモキタの話で思い出しました。
娘が、とあるオシャレ本屋さんへ行きたいと申しますので行きますと・・・
確かにオシャレ。
よくある町の本屋さんとは一線を画しております。
娘のバイト仲間の人が掛け持ちでバイトしてるとのことで「いいよね〜こういうオシャレな本屋さんでばいとできるなんて!」と娘はうっとり。
しかし、段々母は居心地の悪さを感じ始めます。
どうやらその本屋さんはちょっとしたカフェも兼ねているし、イベントもやったりする複合本屋さんらしい。
で、その日は某有名女流作家さんのイベントがもうすぐ始まるという時間だったようで、本屋さんのお客そっちのけで会場設営に大わらわ。
椅子をあっちにこっちに移動し、バタバタされておる。
いっそ、本屋さんは閉めて準備したらいいのに。
舌打ちこそ聞こえないものの、会場設営のおにいちゃんの、「ちっ、邪魔だなあこいつら。」っていう心の声が聞こえてきそうな雰囲気だ。
やな感じぃ〜〜〜
入ったカフェでランチを食べながら母が言うと、娘のその雰囲気は感じていたらしく「・・・確かに・・・」
調子に乗った母はまだ語ります。
そもそも母は、そういうオシャレな複合的な、あれもこれもってのが嫌いなのよ。
ぢつは、そのカフェは、音楽との複合カフェ。
ワタクシ達の後ろでは、バンドの子とレコード会社の人が語っている。
レコード会社「どういうところで歌ってるの?」
バンドの子「埼玉で・・・」
レコード会社「埼玉?なんで埼玉?」
ってな会話が聞こえてくる。
こういうところがシモキタなのか?
でも、世の中は、そういうふうになってきているのかもね。

そういうシモキタ風な感じ満載なのが、ほぼ日。(・・・話がもどってきた!)
少し前に娘が買った「知ろうとすること」を、やっと先日読了。どんな本かと申しますと・・・
   
   福島第一原発の事故後、情報が錯綜する中で、ただ事実を分析し、
   発信し続けた物理学者・早野龍五。
   以来、学校給食の陰膳(がげぜん)調査や子どもたちの
   内部被ばく測定装置開発など、
   誠実な計測と分析を重ね、国内外に発表。その姿勢を尊敬し、
   自らの指針とした糸井重里が、
   放射線の影響や「科学的に考える力の大切さ」を早野と語る。
   未来に求められる「こころのありよう」とは。文庫オリジナル。                               (新潮社HPより)

これまた、つぃった〜で、ものすごく大声で「良かった」と叫んでいる声を聞きつつ、しかし対談というワタクシの苦手とする形式でもあり読むのに時間がかかったが、
これまた静かに「良かったよ、読んで。」という感想。
今思えばワタクシは、原発の事故の時、早野先生とは真逆の見解の先生達の発言で右往左往していたように思う。
そういうことを思い出したりしながら、自分にその知識はなかったとしても、そういう知識や確かな見解を持った人を見きわめる力を持つ大事さを感じた。
いつもはぎゃーぎゃー声高に意見を言うワタクシであるが、この、じわりじわりと染み込むような二つの感想は静かに語るとします。
スパイスは主役ではないけど、主役を引き立て、がらりと変えてしまう勢いもあるのね。
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