『アナと雪の女王』

『アナと雪の女王』を観た。

（２０１３年　米　監督：クリス・パック　ジェニファー・リー
声の出演：クリステン・ベル　イディナ・メンゼル　ジョナサン・グロフ　ジョシュ・ギャッド　サンティノ・フォンタナ　アラン・テュディック　キアラン・ハインズ　クリス・ウィリアムズ）

超話題の作品、ということで…。レンタルで字幕版のみを鑑賞。

【エルサとアナは美しき王家の姉妹。しかし、触ったものを凍らせてしまう秘められた力を持つ姉エルサが、真夏の王国を冬の世界に変化させてしまった。行方不明になったエルサと王国を何とかすべく、妹のアナは山男のクリストフ、トナカイのスヴェン、夏に憧れる雪だるまのオラフと一緒に山の奥深くへと入っていく。（シネマトゥデイより）】

思えば…、楽曲先行パターンの作品だわねぇ。映画そのものよりも、「Let It Go」が先に話題になった。初めて聴いた時、けっこうハマったっけ。思わずカラオケで歌いたくなるような…。世界中のエルサの吹き替えの人たちが歌う「れりご〜♪」は繰り返し聴いたものだ。

それにしても、ディズニーアニメを観るのは本当に久しぶり。たぶん『ライオン・キング』を観たのが最後だと思う。（…どんだけ昔やねん…笑）実写映画ならチラホラ観てるんだけど…。



ひゃー、さすがにCG技術は進歩してるなあ。氷や雪の描き方が本当に綺麗。人物の表情も豊かで、特に台詞がなくても表情だけで感情を理解することができる。エルサが氷の城を作りだすシーンなんかは、できればスクリーンで観ておきたいような感じだ。

今回は、ディズニー初のダブルヒロインだそうで…。お姫様に、王子様、よくあるパターンのように見えて、ちょっと違った趣なのね。でも、テーマは真実の愛。小さなお子さんでも分かりやすいように、とても観やすい作品になっている。

…が、私がこの作品に大満足するためには、子ども時代にまでタイムスリップする必要がある。ちょっと年をとり過ぎてしまったようで…（笑）子どものころに観ていたら、絶対ハマってると思う。もう劇場で「れりご〜♪」状態だろうなあ。

なんというか…、一つ一つのエピソードがあっさりしすぎで、さながらスライドショーのような印象を受けてしまうのだ。唐突に人を好きになり、唐突に氷の城が出来上がる…みたいな。

でも、そこはやっぱりディズニーなのよね。抑えるところはしっかり抑えてるんじゃないかな〜。オラフのキャラクターなんかはとても効果的だし、グッズがちょっと欲しくなっちゃう感じ（笑）それに、ちゃんと画面から温度が伝わってきて、そこはとっても良かったと思う。雪や氷のシーンでは寒く凍えるような感じがするし、一歩暖かい部屋に入ったら暖かさを感じる…。単純な、当たり前のことだけど、これってけっこう伝わってこないことがあるのよね。

うーん、久しぶりのディズニーアニメ、思ったよりもドキドキ感やワクワク感が少なかったような。やっぱり年を重ねすぎてしまったのかしら…（汗）

でも、たまにはこういうのを観るのもいいかも。他の作品も何か観てみようかしら。