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2015年01月27日11:16

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今度は海自がタイムスリップで

今回見たのは映画じゃなくて、TVアニメの『ジパング』全26話。
かわぐちかいじ作のコミックが原作。
彼の作品は、『沈黙の艦隊』をコミックで読んでます。
『沈黙の艦隊』では、秘密裡に建造された国産初の原子力潜水艦が脱走し、追撃する米海軍と戦うというもので、通常あまり知られていない潜水艦というものがどういうものなのかを教えてくれた(真偽のほどはわからないのだけれど)とても魅力ある漫画でした。

で、今回の作品の主役はイージス艦。
最新鋭の海自のイージス艦がアメリカとの合同軍事演習に向かう途中、嵐にあい、あけてみたらミッドウェー海戦前夜に出現してしまったという…ベタな設定です。
自衛隊、どれだけタイムスリップすれば気が済むの?みたいな?

往年の『戦国自衛隊』の2作では、近代兵器をもって過去に行きながら、それを充分に活かせていないのが歯がゆかったですが、今回もまったく同じで、まずは戸惑い、疑い、それから歴史を変えたくないという慎重論に終治し、そしてなるべく死者を出さないという方向で戦っていくという流れ。
コイツら、『戦国自衛隊』見て無かったんかい?!とツッコミたくなる決断。
結果、自分たちが全滅していくという…ね。
もう過去にタイムスリップした時点で歴史は変わってるっちゅうの。

戦闘の方も、40機のプロペラ爆撃機ドーントレスの攻撃で5名戦死、船は小破と、何とも体たらく。
いくら警告したって、最前線の兵士が(上官の命令に背いて)戦闘を止めるなんてことが有得ないのを自衛隊員がわからないハズは無いと思うのだが。
それから大和と出会うシーンもオカシイ。
大和の停船命令を無視して船速を生かして逃げるのだけど、潜水艦じゃないんだから、その前に撃たれてるって。

じゃぁどうしたら良かったのか?
これはもうミッドウェー海戦の日本軍に味方して何とか加賀、赤城、蒼龍の沈没を防ぎ、次に敵の旗艦を撃沈、とにかくなるべくその場の敵のトップを叩き、最後にはアメリカ本土を攻撃して太平洋戦争の早期講和を目指すのが良いかと。
せっかくイージスで行ってんだからその性能を最大限に活かさなきゃスッキリしないよね。

尚、アニメでは原作の途中、舞台が満州に移るところでブッチリ終わってるし、全体的に人間ドラマになっている部分が多すぎる。
気になるのが、逡巡?や思考中?の時に登場人物達が目を瞑っている描写。
これスキだらけに見えてハラハラしちゃう。
オイ、今そんな油断している場合か!と。
原作でもどういういきさつかは知らないけど、結局イージス艦「みらい」は撃沈されてしまうのだそう。
カンベンしてくらーさい。
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