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2015年01月18日03:50

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「放射線を浴びたX年後」を見て


野呂 美加さん より

絶対に覗いてみてくださいm(__)m
原発の近くから避難された方を計測したら針が振りきれて、計器が壊れたと思って計測を辞めた。
まったく同じお話は、チェルノブイリでも聞いた。
なんで、タイミングよく計器が壊れるか?
壊れるわけがないけれどパニクっているから判断できない。
そしてとうとう、除染できないからと、除染の基準を100,000cpmに繰り上げた。
人も牛も。

http://www.autoradiograph.org/info/%E3%80%8C%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E3%82%92%E6%B5%B4%E3%81%B3%E3%81%9Fx%E5%B9%B4%E5%BE%8C%E3%80%8D%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%81%A6/


「放射線を浴びたX年後」を見て

 日テレが日曜の深夜に放送しているNNNドキュメントという番組で、昨年「放射線を浴びたX年後」が連続放送されていたようで、その一部をウェブ上でたまたま見ることができました。1954年アメリカが南太平洋で行った水爆実験で、第五福竜丸以外にも多数の漁船が死の灰を浴び被曝していたことを伝える内容です。元高校教師の山下さんの30年にわたる活動を、南海放送が10年以上取材してきた渾身のドキュメンタリー。
http://vimeo.com/117023291

 その中で、日本に帰ってきた漁船や乗組員やマグロをサーベイメータ* で検査したときの記録が出てきました。この測定値の単位が、私たちが放射線像を撮影する前にサンプルの汚染度合いを簡易的に把握するために用いている測定値と同じcpm(カウント パー ミニット)でした。それで食い入るように見ながら、これまで福島県で採取したサンプルのcpm値と比較すると、現在帰還困難区域で入れなくなっている地域の汚染と60年前の南太平洋の汚染を一つにつなげて解釈することができました。(* 番組の中ではガイガーカウンターとかガイガー検出器とか色々な言い方をしています。)

【今回の原発事故による汚染の強かったサンプル】
ラチェットレンチ(浪江町):5000cpm
くつ下(浪江町):3700cpm
はさみ(浪江町):3000cpm
ヘビ(浪江町):1500cpm
通気口フィルター(つくば市):120cpm
通気口フィルター(南相馬市):2500~2600cpm


【1954年の漁船や乗組員の汚染】
番組のそのシーンをカットして画像で示します。

フォト

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 「放射線を浴びたX年後」や放射線像といった、核や原発に関する情報を断片的ながらも繋ぎ合わせていくことで、その実態に近づいていけると思います。「放射線を浴びたX年後」、素晴らしいドキュメンタリーです。山下さんの30年にわたる活動に最大級の敬意を送らせていただきます。本も出ているようですね。私も読んでみたいと思います。
Amazon:「放射線を浴びたX年後」

(加賀谷 雅道)

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