11日、神戸市立博物館に観に行ってきた。最終日前日の日曜日というだけあってか、
かなり混んでいて当日券買うのに10分ほど並んだ。
ハトシェプスト女王とトトメス3世の共同統治治世(紀元前1473年〜前1458年頃)を中心に、
メトロポリタン美術館の様々なエジプト出土収蔵物が展示されていた。
祭具や装飾品などに使われていた、凍石やファイアンス(陶器)といった素材、
シストラムという楽器、
紀元前26世紀〜前11世紀頃のバベルマンデブ海峡周辺にあったとされるプント国の存在、
現ソマリア領内の独立勢力「プントランド」の元ネタになった国名も初めて知った。
プント国
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%B3%E3%83%88%E5%9B%BD
遺跡内の壁画を模写した絵、FC時代のDQにでも出てきそうなディール・エル・
バハリのハトシェプスト女王葬祭殿の模型、骨でできたネズミ型や犬型の化粧皿、
ファイアンスと木でできたゲーム盤、
刃の部分が銅製であることを除けば現代のものとほとんど変わらないノミ、
手斧といった大工道具、鎮壇具(奉納品)として造られた、
刃にギザギザのないノコギリなども展示されていた。
古代エジプトでも大規模な建物を建てる際「縄張り」と呼ばれる、
建造予定地の重要な地点を結んで縄を張り、地面に平面図を描き、角に当たる地点や中心線、
出入り口に穴を掘り、道具や建築材料、儀式用の道具、食べ物、
奉納物といった鎮壇具を入れた後、砂で埋める…といった、
日本の地鎮祭のような儀式を行っていたのは面白かった。
http://met-egypt2014.jp/
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