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2014年12月11日09:02

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行政代執行。

<京都市>景観保護で行政代執行…伝統建造物群地区で全国初
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=3178900&media_id=2&from=news_search

条例違反時の姿を見ていないので、何とも言えませんが、まあ確かに違反の例外を認めると、歯止めがきかなくなる、っていう理屈はわかります。
(憲法については、違反の例外を認めて、気付いたら歯止めがきかなくなってる、ってことになりかねない状況ですが…。)

景観の保存に関しては難しいですね…。
本当のあるべき姿は、現在進行形で生活が営まれる姿を保つ動態保存が望ましいのでしょうが、中身が死んでしまって、面の皮だけ保存、っていうやむなきケースも多々あります。

今回は、このエリアが面の皮だけ保存エリアとは思えないのが、ちょっと難しいところですね。もっとも針金細工販売店がこのエリアの現在進行形の姿に合っていたのかどうかも微妙に思えますが…。

伝建地区の古い町並みに、外から中が見える大きな窓がないわけでもありません。祇園新橋伝建地区で、白川ごしに店内をオープンに見せる事例などはそうのはずです。

今回は狭い道の前の建物だけに、一般論として、中を見せるよりも隠すほうが景観的落ち着きは得られやすそうな気がしますが、この線引きはどこで行うかというのも難しい問題です。

まあ動態保存はなかなか難しいものですから、何らかの多少無理矢理な力を加えて、景観は保存されるものかもしれません。
その無理矢理な力というのは、行政代執行のみを指すのではなく、エリアの存続にどんな生業が入るかというソフトの問題も指すのだと思います。
これが抜け落ちると、長期的視点から見ると、エリアの衰退につながりかねないのでは…??
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