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2014年11月27日18:42

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【映画】 天才スピヴェット 【☆2.9】

※ネタバレ全く自重していませんので、今後観る予定のある方は読まないことをお薦めします。
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【天才スピヴェット】 (Theatre)
2014年
総合評価 3.0 → ☆2.9

「シナリオ」 (1.0) … 2 → 2
「演出全般」 (1.2) … 3 → 3.6
「心理効果」 (1.5) … 2 → 3
「視覚効果」 (1.1) … 4 → 4.4
「音響効果」 (0.9) … 4 → 3.6
「教養/啓発」 (0.8) … 3 → 2.4
「俳優/声優」 (0.7) … 3 → 2.1
「独創性」 (0.8) … 3 → 2.4

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【ストーリー】
早熟で科学に長けた少年が、なんとか賞の受賞スピーチのために不和な家族にバレないように、隠密に旅に出るロードムービー(?)。

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【魅力】
・立体映像

【不満】
・天才の表現が下手
・微妙な笑いと感動

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【少し突っ込んだ感想】
なんだろう、この「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」を観た時に感じたのと同じ印象は。とてもセンスがある演出だってのはわかるんだけど、単純に面白くないので、おそらく好みの問題と言うことになるんでしょう。残念ながら私にはわからなかった次第。展開が駆け足すぎて、感情移入できなかったのかも。

天才って割には、家の座標に詳しかったり、場違いな屁理屈捏ねてるだけで、「こいつスゲー!!」って思わせるような演出が無かったのも、致命的。

立体映像は、オープニングでかなり感動しましたが、これって観てるとだんだん見慣れてくるんですよね…。そのへんが立体映像の限界かもしれません。


【蛇足】
主人公が発明した「磁気車輪」。 個人的に熱力学が好きなので、興味を惹かれました。残念ながら、現実では「永久機関」の作成は法則上不可能ですが、秀逸な失敗作を見るのも面白く、また勉強になるものです。

まず、作中で、主人公がスミソニアン宛の電話で「負のエントロピーの問題はまだ…」と濁していたので、この機関は永久機関ではありませんね。別に磁力の寿命が400年しか無いとかではなく、例え永久だったとしても、エントロピー問題を解決しない限りは、地球上で永久機関を作ることは不可能ですので。

見たところ、車輪が前後にスライドしつつ回転しながら、4隅に配置された鉄板(おそらく磁石)を弾いていたので、磁力に引きつけられて回転する車輪の遠心力で、磁石を弾き飛ばして、磁力を弱めるか、或いは方向を変えるかなどの設定なのかもしれません。もっと深い設定がありそうなら知りたいですね。どちらにせよ永久機関ではありませんが。

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"『採点方式に関して』
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