最初に見たタイトルは、「ロバート山本 TKO勝利に怒号」というもの。
「怒号」というのは、読んで字のごとく「怒」+「号」、つまり「怒って大声を上げること」である。
(「号」は「号令」という言葉からも分かる通り、「叫ぶ」「大声をあげる」という意味)
「ロバート山本のTKO勝利」に対して「怒号」が湧いたというのだから、会場にいた人達の多くがロバート山本の勝利を不快に感じたり怒ったりしたのかと思ったわけだ。
ところが記事を見てみると、記事のタイトルはむしろロバート山本の側に立って書かれている。
記事中で使われている表現は、「怒号のような歓声が上がった」である。
「怒号のような歓声」って…。^_^;
「歓声」は、これまた読んで字のごとく、「歓び」の「声」である。
「怒号の様な歓声が上がった」という表現は、「翻訳」すると、「怒って叫んでいるような歓びの声が上がった」となる。
いやいやいや…。^_^;
「歓声」に対して、「怒号のような」という修飾語を付けると云うのは、そりゃどうなのよ。^_^;
喜んでいるのか、怒っているのか、どっちかにしなさい!^_^;
正しくはどう書けば良かったかというと、そりゃ「歓声が上がった」だけで良かったのよ。^_^;
「歓声」の「声」には、大きな声、小さな声、女性のキャーっという声、男性のウオーっという声、全てが含まれているのだから、これで良いのである。
「一瞬怒っているのかと勘違いするような、ウオーっという低い叫び声が上がり、やがてそれが歓声に変わって行った」と言いたいのだったら、そう書けばいいのである。
いくらなんでも「怒号のような歓声」はやめて欲しい。(笑)
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ロバート・山本博、ボクシングデビュー戦4回TKO勝ち「楽しかったっす!」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=3158924
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