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2014年10月01日18:29

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子供の声を騒音測定器で測るということ

子どもの声は騒音か?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=3076546

前にも一度日記に書いたこともあったのだが、僕はスッカリ忘れていた。

何日か前に、朝起きて、リビングのシャッターを開けたら、嫁に怒られた。
そんな朝早くにシャッターを開けたら、近所迷惑なんだと。

そうだった。
以前、観覧版が回ってきたのだった。

ウチの自治会の中の近所の方が、最近、犬の鳴き声やシャッターの音がウルサイと自治会長さんに苦情を入れていたのだった。

だから、朝早くにシャッターを開けるのは控えるよう、嫁に言われていたのをスッカリ忘れていた。

僕にしてみれば、ウチの町内は本当に静かだと思う。
周りには、僕たちと同じく小さなお子さんがいらっしゃる家庭が多いのだが、子供の声なんて殆ど聴こえてこない。
まあ、夏場は窓を開けていると、そりゃあ、たまに子供のはしゃぐ声や泣き声が聴こえてくることもあるし、犬の鳴き声も聞こえてくることはある。

でも、それは生活の音として、充分に許容できる音だ。

僕が子供の頃は、窓を開けていると、しょっちゅう、隣の畳屋のおっちゃんが酒を飲んで、阪神の試合に一喜一憂して叫んでいる声や、兄弟喧嘩の声、夫婦喧嘩の声、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたもんだったし、あの頃の騒々しさと比べたら、今は本当に静かなもんだ。
それでも昔は生活の音として、許容していた。

だが、そんな今の生活の音でも、騒音と感じる人はいる。
以前に自治会長さんに、その件について話をする機会があったのだが、苦情を入れた人は、自治会や自治会の行事にも参加しない方だし、近所付き合いも嫌う人らしい。

そんな人だから、きっとコミュニティの中の家庭という観念がないのだろう。
一個の家として、そこに住んでいるから、周りの生活の音すべてが騒音に聞こえるのだろう。

この記事を読んで、まず違和感を感じたのは、子供の騒音という言葉が存在するということだ。
それは東京都のように、これまで条例で子供の声を騒音として規定していたということで、子供の騒音なんていう言葉を使うようになったのだろう。

それにしても、騒音測定器を持って、子供の声を測定し、ここの子供の声は何dBだとか、何dBだから、ここの子供の出す声は一般的な騒音基準からいって騒音に当たるから、ここの子供の声は騒音だとか、あそこの子供の声は騒音だから規制する必要があるだとか、そんな世の中は、なんとも世知辛い、子育てのし難い世の中なんだろう。

思うのは、それだけ今は、それぞれの家庭が独立していて、コミュニティの中で生活している、という意識が薄くなっているのだろう。
お互い様という言葉があるが、これは、お互いのコミュニケーションが取れていなければ成り立つ言葉ではない。

子供の声を生活の音として許容するためには、それぞれの家庭が近所付き合いというコミュニティの中で生活している、という意識がなければ、それは生活の音ではなく騒音になってしまう。
個人として生活すれば、自分の出す音以外の周りの音は、すべて騒音になってしまう。

もちろんそれぞれがそれぞれの立場で気配りをする必要はあるのだが、もう少し今の家庭環境の在り方を見つめ直す必要はあるように思う。
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