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2014年08月23日13:22

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8/30アニサマへのお誘い

 8/30 さいたまスーパーアリーナで開催される「Animelo Summer Live 2014」 通称 アニサマ
 私は、この日のステージを今から楽しみにしています。
 楽しみにしている、というのは正確ではないかもしれません。
 楽しみにしている以上に緊張して、不安に思っています。
 このアニサマは、去年に参戦して以来ずっと待ち続けてきたライブだからです。

 去年の夏、私はアニメロサマーライブに参戦しました。
 はじめは行く予定がなかったのを、友人が急に行けなくなったのでチケットを引き取ったのです。ももクロの出演はありましたが、それ以外のアニソンにも声優にも興味はありませんでした。ももクロが出ると言ってもほんの2、3曲のことだと予想され、あとの五時間は知らない歌、知らない歌手。そのために高額なチケット代を払うのはためらわれました。友人からチケットを譲り受けなければ、私はおそらく昨年のアニサマに参戦していないでしょう。そして今年のアニサマも干していたかもしれません。

 昨年の話。
 会場には、いつものももクロ現場で見る顔がいましたが、その数は少ない。
 けやき広場にはたくさんのアニメファン。ももクロのファンはほんの一部だけです。
 このアニサマというイベントはアニメソングのファンにとっては一大イベントで、大変な人気なのです。その証拠に、たとえばガガ様のライブではヤフオクのチケットは大幅に値段が割れていましたが、アニサマのチケットは一週間前となった今でも定価を下回ることはありません。多くが定価よりも2〜3千円高い値段でやり取りされています。
 フェス系ではよく、「観客の動員が苦しいからももクロを呼んで動員を伸ばしている」と思える場合がありますが、このアニサマに関しては違います。
 もともと、大人気のイベントなのです。さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョン、現段階ではももクロがまだ経験していないSSAを、アニサマはラクに埋めることができます。それだけの人気、それだけの熱気を持つイベントです。そして、その熱気はももクロが作り出すものではなく、アニメファンが作り出す部分は多くを占める、というわけです。

 そもそも、このアニサマにももクロが出演したのは2011年がはじめです。
 その年のももクリは、ももクロにとって始めてのさいたまスーパーアリーナ。アリーナモードでの開催でしたが、当時のももクロにとっては最大規模の会場です。そのSSAでのももクリを前に、会場の空気を知っておくための出演したアニサマで、彼女らは石川ゆみ先生からダメ出しをもらうことになります。

 ↓ その様子はこちらで
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20669010

「もう悔しくって本当に・・・」
 そう言ってメンバーにダメ出しをするゆみ先生と、
「まだまだ上を目指していきましょう」
 そう言って誓いを立てるメンバーの姿。

 この映像を見ていたので、個人的には彼女らのリベンジを見届けたいという思いで向かったのが、去年のアニサマでした。

 アニサマは完全アウェーの現場でした。
 客席について周りを見回してみると、自分の周りにももクロファンの姿はひとりも見えません。ペンライトとTシャツを注意して見ましたが、一人もいませんでした。
 別の席の友人は周りに多少モノノフいたようですが、比率でいうと圧倒的にアニメファン、声優ファン。
 少ないモノノフの姿は、広いSSAの3万人の観客にまぎれてちりぢりばらばらです。
 隣の席の人に挨拶してみると、右隣はμsのファンだという名古屋から来たお兄ちゃん、左隣は中東出身で今は仙台に住んでいるという外人さん。
「アラブにはアニメの文化ありません。日本のアニメすばらしい」
 という言葉に、「あなたの情熱もすばらしいよね」と思いつつ、このアニサマの人気を改めて実感したりして。

 去年、ももクロの出番は一番手でした。
 こっちがのん気にかまえていたら、いきなり来たoverture。
 自分の「あーー!」の声も薄く響きます。
 いつもだと周りの大音量のコールに埋もれている自分のコールが、声量のなさを露呈したまま、薄く響く。
「あー! よっしゃももクロ〜! れに! かなこ! ももか! しおりん! あーりん! 行くぜももいろクローバー!」
 精一杯の大声で叫んでも、周りの歓声にかき消されて響かない。
 始まる前に「ボクがウリャ!って言いますから、オイ!ってお願いします」とお願いしておいたので、隣の兄ちゃんは「オイ!」を返してくれましたが、基本的には周囲の雑多な歓声にまぎれてウリャも響かず。
 あんなさびしいコールをしたのは、後にも先にもアニサマだけです。

 とにかく、アウェー感が半端ない。
 今のももクロ現場でここまでアウェーなのはアニサマだけでしょう。
 氣志團万博でもサマソニでも、モノノフが大挙して押し寄せアウェーをホームに変えてしまう勢いがあります。先日のレディーガガでも、ガガ様ファンが好意的な対応をみせてくれたり、「モノノフすごい」とつぶやいてくれたり。
 でも、アニサマではそんなことは一切ありません。なぜならモノノフのスタイルは珍しくもなんともないからです。

 オズフェストもアウェーだったとききますが、ロックフェスやメタルフェスなどとの大きな違いは、観客のスタイルです。
 ロックフェスにあって、ももクロファンの『ペンライト持ってコールして』というスタイルは目立って、「楽しそうだね」「その光る棒どこで売ってんの?」なんて声をかけられることもあります。
 でも、アニソンファンも『ペンライト持ってコールして』なのです。
 ももクロと同じ応援スタイルなので、場内のモノノフが目立つこともありません。数でいうと圧倒的に少ないモノノフは埋もれてしまい、声も響きません。
 その後の声優さんの番になると、圧倒的多数の声が盛大に鳴り響き、ペンライトはそれぞれの色にあわせて統一されて変えられて、推しジャン、オタ芸、PPPH、なんでもありです。
『ペンライト持ってコールしてジャンプしてフフー言って一斉のペンライトの色変えて』
 彼らの熱量はすばらしく、しかもそれが似たスタイルであるだけに、比較をしてしまう。
 

 私は、「もっと声量つけないとダメだ」「コールも周りに甘えてテキトーに覚えてる部分ある。ちゃんと覚えよう」と反省しました。
 個人的には、敗北感をおぼえての帰路でした。
 珍しくその日まっすぐ家に帰ったくらいです。
 おれがライブ後にまっすぐ帰るなんて、あとにも先にもこのときだけですよ。

 今年のアニサマは、8/30に開催されます。
 去年のアニサマでのアウェー経験は、私にとって大きな経験でした。
 去年ほどのアウェー感が今年もあるのかはわかりませんが、他では味わうことの出来ない現場になるのは間違いありません。
 周りに、ももクロのファンはほとんどいません。自分の声がすべてです。
「自分が応援しなければ!」という気持ちを強く持つ現場です。自分がやらなければ、周りは誰もやってくれません。

 ももクロがまだ今のように広い人気を獲得する前は、こうだったのかな、という姿がそこにあります。

 8/30 参戦が可能であるならば、彼女らを応援するためにさいたまスーパーアリーナにぜひ足を運んでください。
 私も、精一杯声を張り上げて、腕を突き上げて、
 五人のステージにコールを届けてきます。

 8/30 けやき広場でお会いしましょう!
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