mixiユーザー(id:3701419)

2014年07月10日16:29

45 view

『おおかみこどもの雨と雪』

映画『おおかみこどもの雨と雪』を観た。

(2012年 日本 監督:細田守
声の出演:宮崎あおい 大沢たかお 黒木華 西井幸人 大野百花 加部亜門 林原めぐみ
中村正 大木民夫 片岡富枝 平岡拓真 染谷将太 谷村美月 麻生久美子 菅原文太)

久しぶりのアニメ。たまに観たくなるのよね。

【19歳の大学生花(声・宮崎あおい)は、あるときおおかみおとこ(声・大沢たかお)と運命的な
恋に落ち、やがて雪と雨という姉弟が誕生する。彼らは、人間とおおかみの両方の血を引く
おおかみこどもとしてこの世に生まれたのだが、そのことは誰にも知られてはならなかった。
人目を忍びながらも家族四人で仲良く都会の一角で暮らしていたが、ある日、一家を不幸が
襲い…。(シネマトゥデイより)】

2Dアニメって落ち着くのよね〜。やっぱりそう思うのは年代かしら(笑)
それにしても自然の描写が素晴らしい。水の描き方とか、野に咲く花の瑞々しさとか…。
実写とはまた違った美しさ。その自然のなかで転げ回る幼い雪と雨がかわいい。

母親が「花」、こどもたちが「雪」と「雨」。 自然を意識したような設定、好きだな。

フォト


好きになった人が、たまたま「おおかみおとこ」だった…。

アニメだと、こんなあり得ない設定でもそんなに違和感を感じない。ただ、ファンタジーだと
わかっていても、時折突っ込みたくなってしまうのは性分かしらねぇ(笑)

花という女性は、状況把握のできる賢い女性だと思う。普通の人間じゃない人を愛したという
自分の運命と状況をちゃんと全身で受け止めているからこそ、前を向いて生きていける。
そして、自分の産んだこどもたちが、「おおかみこども」であることも…。

街の中での暮らしに限界を感じ、田舎に引っ越す花たち。雪と雨は確かに普通ではなかったが
突然田舎で暮らすことになると、誰でも花と同じような状況になるんじゃないかな。
近所づきあいも、畑を耕すことも、何もかも初めての体験で花も最初は心細かっただろうけど
やっぱり母は強いのね。健気に頑張る花の姿を見て、近所の人々も彼女と親しくするように
なってくる…。

フォト


雪と雨はおおかみこどもだけれど、彼らにも成長過程において選択の時は来るわけで…。
それは、人間のこどもと変わらない。…と同時に、親もまた少しずつ子離れをしなくちゃね。
花は、こどもたちを心から信頼し、また、彼らにおおかみの血が流れているということを
とても尊重している。すべては、雪と雨の思うがままに…。

花って、すごく素敵な母親であり、おおかみおとこのことを本当に愛しているんだなと思う。
ちょっとうらやましいような…。また、宮崎あおいと大沢たかおの声がいいのよねぇ。

声といえば、菅原文太の韮崎じいちゃん、いいキャラだったな。
怖いけど、ほんとは誰よりもやさしいタイプ。

ファンタジーと現実が入り混じった美しい画は必見。
一人の人を愛し、こどもを育て、家族を愛するということの大切さと尊さを見せてもらった
気がするな〜。



2 11

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する