mixiユーザー(id:3701419)

2014年05月30日17:40

39 view

『きっと、うまくいく』

映画『きっと、うまくいく』を観た。

(2009年 インド 監督:ラジクマール・ヒラニ
出演:アーミル・カーン カリーナ・カブール R・マドハヴァン シャルマン・ジョン
オミ・ヴァイディア ボーマン・イラニ)

劇場にて、アンコール上映で観賞。

【行方不明だったランチョー(アーミル・カーン)が街に戻ってくると聞き、ファルハーン(R・マド
ハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)は母校に向かう。10年前、三人は名門大学の学生
だった。真っすぐなランチョーは異議があれば学長にすら物申し、好きなことに打ち込んでいた。
しかし、ランチョーと学長の娘・ピア(カリーナー・カプール)が接近したことから、3人は卒業目前
で退学を言い渡されてしまう。(シネマトゥデイより)】

私には珍しいことではないのだが、劇場に行くまで何の作品を観るのかさっぱり把握していない
ことがある。この作品もそうで、旦那に連れられて、内容もよく知らないままに鑑賞。

ん!?なんか、えらく人が多い。 何?この作品ってこんなに人気なの? 
アンコール上映されるくらいなのだから、そりゃ評判いいんだろうなあ。。。

一応インド映画ってことだけは知ってたんだけど…生粋のボリウッド映画じゃん!

こんな感じで観始めた。いやいやいや〜、ボリウッドをなめてはいけない。
とにかく、勢いがハンパない。高度成長期のインドの今を物語っているような、前向きで
キラキラした勢いなのだ。

フォト


原題の『3 IDIOTS』(3バカトリオ)が示す通り、エリート大学の寮で同室になった3人が巻き
起こす騒動を、時にはおバカに、時にはドラマチックに描き出す。そこにはインド社会の
様々な問題点がさりげなく散りばめられてて、ああ、インドってこういう国なのねっていうのが
なんとなく理解できるから面白い。

なんといっても、他の学生とはどこか違った「自由人」のランチョーの魅力が凄い。
学校内の競争に明け暮れることもなく、マイペース。その癖、手近なもので何でも作れる
器用さと利口さがあるようだ。演じるアーミル・カーンはインドの大スターなのだそうで、
甘いマスクで日本でいうなら、さながら堺雅人のよう。ビックリなのが、撮影してた次点で
40歳を超えていたそうだ。20代の若者に、しっかり見えたもんねぇ。。。

物語は、大学を卒業して10年経って再開したファルハーンとラージューたちが、卒業後
消息を絶っていたランチョーに会いに行く過程をベースに、学生時代の様子が同時進行で
描かれている。ランチョーが本当はどういう人物かが徐々に分かるにつれて、魅力は
深まっていくばかり。

フォト


そんな中、突然踊り出し歌い出すボリウッドスタイルがうざいけれどもけっこう楽しくて、
ま、いっかーとなっちゃうのだ。話の筋もバッチリ予測がつく。でも、そんなのいいのよ。
笑って、泣いて、長いと感じさせない至極の170分。 

親のいいなりになるのではなく、自分の行きたい道を歩め。自分勝手にそれを行うのでは
なく、ちゃんと感謝と愛情を親に示しながらそれは実現できる。きっと、うまくいく。
学ぶってこういうことなんだなあと、基本に立ち返ることができた気がするなあ。

ラストシーンのロケーションが素晴らしい。インドって美しい国なんだなって思ったわ。
爽やかな気持ちになれる、いい作品よね〜。アンコール上映も、納得、納得!


3 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する