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2014年05月28日00:29

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2014-05-25_雁坂みち～西沢渓谷

こだわりがある。本来の意味での「どうでもいいことに執着する」という意味でだ。
例えば、山に登るとしたら、最寄りの駅からバスで登山口まで。という感じだと、その山に登ったという気がしない。
駅から登山口前のバス停までは未踏査だし、もっと言えば自宅から登山口の最寄りの駅までも（別の日でも構わないので）自分の足で走って行きたい。
そういう意味で歩いてみたいんだけど行くのを躊躇していた場所の一つが西沢渓谷だ。
塩山の駅からバスで一時間。距離で20㌔、標高差700㍍ちょっと。自転車でいけば二時間もかからなそう。それなら渓谷の入口まで自転車で行って、現地を歩いて、また自転車で戻ってくればいいんじゃないか。そう思って計画を立てたのは結構前だったが、実行する機会がやっときた。

ロードのSPDペダルに普通の靴で踏めるようになるパーツをはめて登山靴でスタート。オフロード車ではいつも登山靴なのだが、ロードだとちょっと違和感がある。
行きはメインストリートを避けて、なるべく細道を走る。果樹園を抜けた後は雰囲気のいい農村が続く。

雁坂みちは時折、バイクのグループが通りすぎるくらいで思ったほど交通量もなく道も広くて走りやすい。勾配も緩やかで順調に進む。
途中に関所跡があったり、ダム湖があったりと立ち寄りポイントも多い。

道の駅を過ぎると県営の駐車場があり、丁度フェンスがあったので自転車をそこに置いて歩きで西沢渓谷に。最初は歩きやすい遊歩道。人は多い。

今回の目的の一つに、スローシャッターで滝を撮るという事も含まれている。いつも持ち歩いているミラーレス（広角）をたすき掛けにし、三脚に固定した一眼レフを片手にといった格好で歩く。でかい三脚を担いで歩いている人が一杯なのでそれほど目立ってはいない。

結果は上々。なかなかいい写真が撮れた。VelbonCUBEという折りたたみの三脚を持って歩いていたのだが展開・折りたたみが一瞬で出来て軽い優れ物だ。ただ、一眼で使うにはちょっと不安定。

エメラルドグリーンに輝く水面は素晴らしい。もっと涼しいかと思って羽織るものを持っていったが、暑さは麓と大差なかった。

普段は一方通行で周回するコースなのだが、今は雪の影響で道が悪く先が通行止めになっているために戻ってくる人とのすれ違いがあって思うように歩を進められずちょっとストレスがたまる。山歩きに慣れていない様子の家族連れや年配の方も多く静かな山歩きが好きならば平日がいいのかも。

方杖橋から先は通行止めになっているが、向こう側から来る人に聞くと特に危険箇所はないとのこと。自己責任と、先に進む人も多い。前述のような家族連れなどは従ったほうがいいだろうと思う。

五段の滝を眺め、

シャクナゲの群生地を抜けるとピークに。休憩所で昼食を取る。

渓谷の南側は平坦な道が続くが、所々ある橋の床が金網で下が見えてちょっと怖い。

こちら側はトロッコの軌道跡でレールの跡が残っている。展示用かトロッコが置いてあり、説明の看板がある。
西沢渓谷の平均コースタイムは3時間半程というが、写真を撮るのに足を止めたり、混んで人が過ぎるまで待っていたり、昼食休憩をとったりしても3時間弱で歩ききってしまった。歩きだけならちょっとボリューム不足だったので、サイクリングと合わせて丁度いい感じか。
道の駅で休憩後は再び自転車でスタート。