mixiユーザー(id:11399914)

2014年03月08日05:07

21 view

ハイヒールの音が聞こえてくる(駄犬コラム)

■「女性議員の割合増やせ」 野田聖子氏ら超党派が集会
(朝日新聞デジタル - 03月08日 01:36)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=2794117

「女性にモテるためには女性の気持ちを先読みして、発言し行動するべきだ」と元ホストの友人は語っていた。そんな彼はモテすぎて、最後は女性に包丁で刺されそうになった。五人の女性と同時交際すれば、そうもなろう。

そんな冗談はさておき、女性の気持ちというのは男性には中々理解しがたいということはよく言われる。しかし、女性なら女性の気持ちを理解できるかというと、必ずしもそうではあるまい。いや別の人格を完璧に理解することなど、親子、家族の間でさえ不可能だろう。同性だろうと異性だろうとこれは同じだ。だから、政治家が男性だから男性の立場を代表することも、女性だから女性の立場を代表するということも傲慢な話に思える。

しかし、現実的な政策を立案するだけなら、女性だろうと男性だろうと関係ない。能力さえあればできる。たとえば女性のための政策を男性が立案できないなどということはあるまい。女性の気持ちというのが、男性には中々理解しがたいものであったとしても、女性に直接アンケートをとるなり、識者に意見を聞くなり、統計データを取るなりすれば解決できる。その逆でもそうだろう。

そう考えると、あえて女性議員の比率を単純に民意ではなく、「クオータ制」によって定めるという事は不要であるように思える。優秀でさえあれば、男女どちらでも良いのだ。女性である必然性が見えてこないのである。またそもそも「クオータ制」支持者というのは国会議員が男女それぞれの代表ではなく、国民の代表であることを忘れている。議員たる者、男女どちらの立場も考えて、行動せねばならないのである。

もちろん、各政党が公認候補者を決定するに当たって、「クオータ制」を導入することは自由であろう。しかし、法制度として、導入するなら、憲法44条但し書きの壁にぶつかるはずだ。44条但し書きは議員資格について「人種、信条、性別、社会的身分、門地、教育、財産又は収入によつて差別してはならない。 」としているからである。福島社民党代表は9条の問題の時には改正反対のシュピレヒコールを上げていたのに、こういった場合には憲法を無視しているように見えるから怖い。軍靴の音もといハイヒールの音が聞こえてくるようだ。
4 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する