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2014年01月13日11:47

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放射能をネタに、インチキ写真@心霊写真風を作るペテン師

 昔から、UFO写真は火球等の誤認とでっちあげばかりだ。
詳しくは、こちら↓にその捏造の歴史が語られているのでどうぞ。
◯インチキUFO写真展
http://homepage3.nifty.com/hirorin/ufofakes.htm
  →年代ごとに、捏造の歴史が展開されています。
    時代背景と、映像技術の変遷も伺えます。

 捏造写真といえば、最近一部で話題になっているのが、「放射線視覚化プロジェクト」というもの。札幌でちまちま写真展をしていた時はまるでしられていなかったが、東京進出をねらったPRが功を制して、放射脳インチキ写真であるのが世に知れ渡ってしまった。
 産経新聞が、まんまと引っかかって掲載した記事がこちら。
◯【写真展】 “STIGMA”~烙印~  
 写真家・野口隆史の写真ドキュメントアート  2013.12.17
http://photo.sankei.jp.msn.com/info/data/2013/12/1217noguchi/

 批判が殺到したせいか、途中から一部表現を変更。
タイトル:【写真展】 “STIGMA”~烙印~  写真家・野口隆史が放射能を
      可視化させた写真ドキュメントアート
から、『放射能を可視化させた』を削除、さらに、末尾に『※ 野口氏の仮説に基づく実験的な試みとして紹介しています』との一文が付け加えられている(笑。
  証拠:変更前魚拓:http://j.mp/1bvnLlM



 写真左が、目玉作品の「放射能で燃える二宮金次郎」。
     注:タイトルは日記主がつけたものです。
銀塩写真の経験のあるある程度写真の知識があるものがみれば、すぐにわかる「人為的にかぶり露光をさせた写真」である。
 作者の野口隆史氏は、撮影方法と放射線効果を次のように説明している。
----上記産経紹介記事より---
■どうやって放射線感光させているか?

 福島県内での風景を撮影したフィルムを、絶対に光が差し込むことの無い空き缶の中で、その撮影した地点で採取した土壌や木の実などと一緒に一カ月ほど放射線感光させています。
 例えば福島市内の弁天山から福島市内を一望する風景を撮影したとします。撮影したポイントで放射性物質に汚染された土壌や苔などを採取して、ジップロックなどのビニールに入れます。それを光が漏れることの無い空き缶に入れて、ダークバックの中でフィルムをパトローネからケースから引き出し、空き缶の中にしまいこんで蓋をします。念のために空き缶の蓋のつなぎ目を黒いビニールテープで目張りをして、ひと月ほど時間をかけてフィルムを放射性物質から発せられる放射線に感光させます。その後、再びダークバックの中でフィルムを取り出し作業をして、現像して、フィルムスキャナーで画像を読み込むというプロセスを行っています。(※ 念のために原発事故の影響を受けなかった札幌市内で、赤レンガ庁舎を撮影して上記と同じようなプロセスを行いましたが、多少のフィルム劣化は見られたものも、放射線が発光している様子などはありませんでした。)
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この記事がでるやいなや、おかしいとの声がツイッターで飛び交い、擁護意見は殆どゼロだった。写真やオートラジオグラフィー関係の人々からは鋭い指摘も。
□報道写真家・野口隆史による「原発事故の放射線可視化に挑戦
   "STIGMA" プロジェクト」と称する写真に関する疑惑exclamation & question
http://togetter.com/li/606069
 

mixi内では、こちらの分析が鋭い。
◯ベレッタのナナメ45度視点!
 写真家の「放射線を可視化」したという「ドキュメントアート」が写し出す疑惑
http://mixi.at/ajKHB0d
 
 日記主は、某フィルムメーカーの研究員をしていたこともあって、写真にはかなり詳しい。自画自賛ではあるが、科学的な知識もかなりなものと自負している(笑。
 で、野口隆史の作品は、全て、「原発事故の放射線可視化」というテーマのために作成されたペテン写真だと断言する。
   →「現実の福島の土の放射線による効果」という能書きを外すのならば、
     創作テーマとして「原発事故の放射線可視化」は否定しないし、作品も否定しない。
     下手な作品なので、「現実の福島の土の放射線による効果」というレッテルを外す
     と見向きもされないだろうけど。

 で、告知されていた東京展を観に逝ってきました(笑。
作者とお話しましたが、次のような感じ。
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 山手線内の僻地江戸川橋、とてもこじんまりしたギャラリィ。夕方訪れましたが、30分ほどの滞廊の間に客三人。


1)私は、放射線で感光したと断言していない。
2)私は、科学に通じていないので、指摘されてもわからない。
3)あなたみたいな指摘をする人ははじめだ。
   写真家や専門家は、みなさん、凄いと言っている。
4)科学ですべてを判断してはいけないと思う。
5)私の作品は、芸術であり、科学の裏付けを必要としない。
6)この会場は、私のポケットマネーで借りたプライベート空間だ。
  文句をつけるなら、出て行ってくれ。
    →マスコミを介して展覧会を告知したのだから、
      その言い草は通りませんよと、指摘した、素直になっとく(笑。
      なんか不思議。
7)中学レベルの理科と数学でわかる矛盾点を指摘しても、「分からない」
  試したらこうなったの一点張り。
8)ブローニーフィルムでの撮影トリックを指摘したら、話をごまかそうとする。
  →ダークバックの中で、シャッターを切ったらフレーム枠は写るはず
    が絶対にないのでございます。

 最後に、「あなたのやっていることは、真面目な脱原発派の行動に水をさすものですよ」と『忠告』したら、少しトーンダウン。
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 作者@売り出し中・野口隆史は、下記の記事などからヒントを得て、捏造を始めたのだとおもわれます。
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週刊金曜日 2012 年 6 月 11 日
◯オートラジオグラフで見えた黒い点――可視化される放射性物質
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?tag=%E6%A3%AE%E6%95%8F
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 写真中が、オートラジオグラフによる写真。
 写真右が、野口の初期の作品

作品履歴は、野口のフェィスブックで。
◯放射線視覚化プロジェクト
https://www.facebook.com/VisualizationProject


【撮影者略歴】 野口隆史(札幌市在住、1960年4月15日生まれ)
 駒沢大学法学部政治学科卒
 1986年朝日新聞社に入社。2000年春に早期選択定年退職するまで同社写真部、水戸支局、社会部、北海道報道部で、スポーツから海外の紛争地まで幅広いジャンルで撮影、取材に携わってきた。2000年からはフリーのフォトジャーナリストとして活動。

 北海道に飛ばされて、本社に戻ること無く現地で早期退職していますので、朝日新聞的には無能とみなされていた雰囲気もあります。ぐぐっても、ほとんど引っかからないので、還暦前に一旗あげようと一生懸命なのでしょう。





---リンク元記事:毎日新聞 - 2014年01月12日
UFOか? 山形の小学校長が撮影
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2720518

 山形県川西町玉庭で今月7日、青空に浮かぶ謎の物体が撮影され、「UFO(未確認飛行物体)か?」と話題になっている。

 撮影したのは町立玉庭小学校長、小林孝さん(57)。7日午前11時40分ごろ、校舎から補修工事予定の体育館を撮影したところ、後方の山の上に奇妙な物体が浮かんでいるのが写っていた。

 小林さんは「軒下から撮ったので雨だれかと思ったが、違った。レンズの汚れでもなかった」と振り返る。付近は撮影時は晴天だった。小林さんは写真をインターネット交流サイトのフェイスブックにも投稿した。

 6日夜、ドイツ北部のブレーメン空港に謎の飛行物体が出現し、一部の航空機が欠航する騒ぎがあったばかり。町内では「人工衛星ではないか」「ドイツの空港に現れたUFOが川西に?」と話題になっている。小林さんは「謎というしかありません」と話している。【長南里香】
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問題の画像はこちら。
◯山の上を飛んでいるように見える物体=山形県川西町で2014年1月7日午前11時40分ごろ、小林孝さん撮影(提供写真)
http://mainichi.jp/graph/2014/01/12/20140112k0000e040175000c/image/001.jpg

昔は、偽造写真を撮るのは、それなりに『物理的な小細工』がひつようでしたが、現在のデジタルカメラの時代、パソコンに取り込んでフォトショップで一発です(笑。

 偶然の出来事あるいは、本物であればよいですが、『偽造』だったときは教育者として恥ずかしいですね。
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