『マイラティマ』126分。韓国文化院主催「コリアンシネマウィーク」の1作。今年は無料。
タイから韓国・浦項まで知的障害者の嫁として貰われてきた主人公、マイラティマ。当然?半ば出稼ぎなのだが、避妊することを条件に貰えるはずのお金も、舅は最近くれない。堪りかね文句を言うが、逆にセクハラされる始末。
ある日、ビザの更新に行ったところ、舅に殴られる。見かねて、通りがかりの男・水泳(スヨン)に助けられる。マイは最初迷惑がっていたが、しだいにほだされ、二人でソウルに逃げる。スヨンも事情で住民登録を抹消され、居場所が無かったのだ。
帰る場所も泊まる場所も就職先もなく世の中から孤立した2人は、しだいに惹かれあう。が、マイは浦項の夫の子を妊娠していることに気付く。
そんな頃、スヨンは何とか見つけた職場で世話になった女性に惹かれ、マイはマイでスヨンの作ってくれた準備金で就職しようとしたところ、アブナイ職場だったため、逃げ、身を隠すが。。。
有名な俳優・ユ・ジテの初長編映画監督作(スヨン役で出演もしている)。
→ やたら冗長で、そのくせ繋がりがとても分かり難い。私だけではなく、周囲の人もまったく分かっていなかった(次の作品を観るため列に並んでいたら、あちこちでそういう感想を聞いた)。ラストもよく分からない。浦項にマイは戻ったのかなぁ。。あの描き方は。
社会問題を扱いつつ、底辺であえぐ人たち同士の恋愛を描く、という狙いは分かるんだけど。うーん。告発物でもないし、恋愛としても中途半端なような気が。マイが浦項に戻るんだったら、その動機に踏み込んでいないし。うーん。
私は星2つ評価。
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