タイトルは、現在小田急が展開している
新型ロマンスカーの広告コピー「きょう、ロマンスカーで。」の一部中国語訳。小田急新宿駅で「ロマンスカー」が「浪漫特快」であることをはじめて知りました(上写真)。
はい、というわけで28日、29日と、会社の人数人でこじんまり、箱根一泊二日の旅に行ってまいりました。まぁなんかいろいろテーマがあっての旅なのですが、メインは「
最新型ロマンスカーVSE50000系に乗りたい」……同行者のひとり、「てつ(鉄道マニア)」を毛嫌いしている女史から白眼視されたのはやむを得ないことです。
えぇと、写真が多く長文の旅記ですので、読み流し推奨です。写真は、そこそこ写りのいいものと日記ネタ用を何枚か、
mixiアルバムに入れておきました。最近明らかに、構図がヘタクソになってます(涙
▼浪漫特快
新型ロマンスカーVSE50000系
カッコいい……と、うっとり見ては堪能して、いざ、車中へ。箱根までの往路は、この新型ロマンスカーの後方展望部分、前から3列目です。席に段差がついて無いので広視界は望めませんが、新車の匂いを楽しむぞー!……楽しんだのは、
センベイ臭でした。周りはオバサマばかりで、皆示し合わせたかのようにセンベイの袋を破ってパリャパリャ食べます。あぁん。
箱根湯本までは約80分。匂いとお喋り騒ぎ以外は快適な(どこが快適なんだ?)新型ロマンスカーの旅はアッという間に終わってしまいます。座席が意外に薄かったのに驚きですが、アテンダントは注文を聞いて席まで持ってきてくれるシステムだったり、うん、これは席周辺環境さえ良ければかなり楽しい鉄道路です。
箱根湯本からも、“てつ”っぷりを忘れません。箱根登山鉄道には、箱根湯本から強羅の間に三つの“
スイッチバック”
(詳しくはリンク先参照)と呼ばれる運行箇所があり、それを楽しむのです。……「それを楽しむ」って、“非てつ”の方からしたらキチガイじみた行動だろうなぁ……
とまぁ、箱根登山鉄道に乗る前に、まずは腹ごしらえと、駅前にある「
丸嶋本店」というまんじゅう屋さんで温泉まんじゅう。ここは、出来立てをばら売りしてくれ、味もコシアンがどっしりしていて、美味です。そのまま、早川沿いにある「
はつ花そば」で、せいろそばを食します。水を使わずに打ったというそばはコシがあり、玉子を落としたとろろのツユと絡み合い、そばながら腹にズッシリときます。
はつ花そばのせいろそば
▼スイッチバック
行楽日和の週末、3両編成に混雑しあう箱根登山鉄道に乗り、まずは大平台駅へ。ここは、駅自体がスイッチバックになっています。湯元からこの駅に進入してきた列車は、進行方向を変えて、強羅方面へ、すぐ上にある次のスイッチバックに向けて、勢いつけて登ります。
古い塗装の車両が、スイッチバックを駆け降りる
写真は、湯元に向かう列車ですが、急な勾配をお分かりいただけるでしょうか? ちなみに、この駅のスイッチバックは、
楽天トラベルでも紹介されています。“てつ”以外で誰が行くんだ、そんなの。
この駅で途中下車をし、街中を歩きながら、次のスイッチバック場所を探します。本格的に“てつ”です。マズイです。山中を分け入って、駅ではない、「信号所」と呼ばれる、スイッチバックや、単線で上下線の入れ替えをする場所を見つけます。
上大平台信号所
上写真で伸びる線路の、左側が山の上へ、右側が山の麓へ向かう線です。急勾配を登る列車を、下写真のようなところでいったん止めて、勢いをつけてさらに上を目指すのです。……実はここは立ち入り禁止だったらしく、写っている電車の運転手に注意されてしまいました。一旦木の陰に隠れて盗撮。何故そこまでするかな。
▼新緑の湯浴み
大平台駅に戻って、次の宮ノ下駅を目指します。ここでの目的は日帰り温泉。有名な富士屋ホテルもこのあたりですが、この日は幾つかある日帰り入浴施設のうち、「
楽遊壽林自然館」というところに行ってみました。
楽遊壽林の男湯風景。ちょっとアレなところはモザイク。
ここ、入浴代は2500円とかなり高額ですが、売りの露天風呂の気持ちよさは他に類を見ません。小生の入ってきた露天風呂の中でも、TOP5に入る気持ちよさでした。いや、そもそもそんなに温泉とかこだわり無いから、たいして指標にはなりませんが……。まぁそれはさておき、ひたすら新緑の中に埋もれた露天風呂は、小生好みの温めで、ついつい長湯をし、その後休憩所で仮眠まで取ってました。
まぁ、
@niftyの口コミでは、評価は極端に分かれているので、ご来訪の前にご参照をば。あと、
こちらのサイトで写真がいっぱい載ってます。
▼山田ん家の風呂
宮ノ下から再び登山鉄道に乗り、終点強羅を目指します。ちょっとつまむ程度に駅売店のまんじゅうなどを食しつつ、箱根登山ケーブルカーに乗って、その終点、早雲山駅へ。本日の宿泊先、「
白湯の宿 山田家」に入ります。
いわゆる温泉旅館な宿ですが、まぁ若干お値段が張るだけあって、小奇麗な内装と、広い客室と、そこそこ美味しい夕食と、眺めの良いお風呂が楽しめました。
仁兵衛の湯。暗すぎて分からん。
特にお風呂は、メインの浴場が二つあって時間によって男女が入れ替わるのですが、特に4階にあった「仁兵衛の湯」は素晴らしかった。露天で、壁には箱根名物の寄木細工模様をほどこして、そこに樽風呂と岩風呂があります。夜の帳も降りきってから入ったのですが、眼下には、たいして明かりも無い強羅の街並みが広がり、明かりのなさがむしろ風情となって夜を際立たせます。箱根の山々は、真っ暗な中に山向こうの明かりが当たり、その稜線を薄ぼんやりと際立たせています。そんな風景を見ながら温泉に浸かってると、これまた長湯をしてしまいます。こちらは、小生の入ってきた露天の中でもTOP10位くらいには入りそうです。いや、そもそもそんなに温泉とかこだわりないk(以下略)
美味い飯とそこそこの酒と心地良いお風呂を堪能し、早めの床に就きました。翌日の旅記は、明日付けの更新にて。
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