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2013年06月21日21:44

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一刀リョウ断

どうも。連日の暑さでロクシタンのシアバター(もらい物)が液状化した葉桜です。

暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

私の方はですね、学生時代の友人の紹介で男性と知り合いまして。
2こ上の男性で、名前をリョウさん(仮名)とします。
普通の会社員の方で、友人に「まぁ会うだけ会ってみてよ」とお見合いババアのようなことを言われ、紹介されました。
まぁ、本当に会うだけになりましたけど。

ま、今回その話を読んでやってください。


その日はお茶とか飲みながらお話とかしていました。


リョウ「タカハラさん(私の名前)は休みの日には何してるの?」

私「買い物とか、家にいるときには(お笑い)DVDとかスマホいじってます」

リョウ「あ、そういえば、mixiやってるんだっけ?(友人から聞いたらしい)mixiネーム何だったっけ?待って、言わないで、思い出せる…」


少々頭をかかえるリョウさん。


リョウ「わかった!『ハザクレ』!」



惜しいっ!!

っていうか何ちゅー間違い方。
なんとなく、しゃくれっぽいじゃないか。
どうも、ハザクレです。


まぁ、そこから、メールしたり電話したりするようにはなったが、こちらから特に好意を持つようなことにはならず、リョウさんの方も「出会いがほしいな〜。葉桜さん、誰か紹介してくんない?」とか言ってくるようになったので、相互共に交際対象から外れたようである。
まぁ年上の男友達ができたのだ。もったいぶった言い方で、たいした話じゃなくてすみません。


とか書いていると「また高望みか、自分の年齢を考えろ」「待っていても、再び妖怪が現れることはないんだぞ」などと某友人に言われそうなのだが。


これはまだ季節が冬。寒い夜のことだった。
リョウさんから電話があり、仕事の話や映画の話なんかを小1時間ほど話していた。


リョウ「おぉ、もうこんな時間じゃないか。ごめんごめん、すっかり話し込んじゃったね」

私「いえいえ、全然大丈夫です」

リョウ「じゃあ、おやすみ、葉桜さん」

私「はい、おやすみなさ…」





リョウ「あったかくして寝ろよ」





突如、四肢にセサミン豊富な白ゴマのタトゥーが浮かび上がった。
鳥肌だと数秒後に気がついた。

彼の言葉は、おそらく私の体調を気遣って発せられたものではない。
その証拠に「おやすみ」より前のセリフと比べ、まったく違う声色になっている。

彼の顔は見えないが、恐らく目を細めたに違いない。

凄まじく格好をつけているではないか。


私は別にカッコつけた人や、カッコつけた言葉が嫌いではない。


しかし、「寒い日に『あったかくして寝ろよ』」というシチュエーション。
古(いにしえ)より使い古された感満載だ。
「あったかくしろ」と言われたそばから寒気を感じる。
昔の男性誌の「モテる!テクニック」みたいな特集に載っていそうだが、彼はそれを読んで「使える」と思ったのであろうか。

とりあえず、私は彼のことを心の中で『Mr.メンズノンノ』と呼ぶことにしている。


余談だが、職場の人に「葉桜さん、こないだ、友達に男の子紹介してもらったって言ってたじゃないですか?どんな人でした?」と聞かれた際、「Mr.メンズノンノ」と答えたら、
「ミス東大」みたいな感じで「メンズノンノの表紙に載るような美形」と勘違いされた。
ごめん、違う。そういう意味じゃないんだ。


さて、ここで話は一段落。
したかに思えた。

最近、院長、ヨメ子の話が多くなり、それにともなって彼女の話をする機会が減りつつあった。
私の母である。


ある日。私と母は春から1人暮らしをしている妹のアパートへ行く途中だった。


母「葉桜、アンタ最近、よく電話してるね」

私「う、うん」

母「誰と電話しているの?」


できれば言いたくなかった。

昔、初めて男の子からラブレターをもらったとき、母は私に2時間に及ぶ説教を与えたことがある。

ちょっと待て、と。
100歩譲って、私が誰かにラブレターを渡したときに説教されるなら分かる。
しかしラブレターをもらう側は言うなれば不可抗力ではないか。

しかし当時の私にそのような発言権はなかったため、みっちり2時間「よいか、葉桜。男女の交際と言うものは…」という説教を延々と聞かされていた。


「世話好きの友人から男性を紹介され、たびたび電話をしております」などとバカ正直に答えては、説教14時間コースの幕開けである。

しかし下手に嘘を答え、後にその嘘がバレたりしたら説教どころか火あぶりだ。

ここは努めて爽やかに、何でもないことのように伝えよう。


私「あのさぁ、○○ちゃんっているじゃん?」

母「○○ちゃん?」
私「覚えてない?学生時代の友達で、世話好きな子なんだけど」

母「あぁ、わかった、あの子ね」

私「そう。で、その子がさぁ、いいっつってんのにさぁ、『葉桜、彼氏作りなよ。1人彼女いない男の子知ってるから紹介したげる!』って言ってさぁ、まぁ『会うだけでいいから』っつって聞かないからさぁ、会ってみたのね?けど向こうも、その気ないみたいだし?ときどき電話するけど友達?みたいな?」


無理やり語尾を上げまくって、イマドキの若者気取ってみたのだのだが。


母「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


母はまっすぐ前だけを向き、無言になってしまった。


それから数分間。


母「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

母「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

母「・・・・・・・・・・・・・・・・・」


沈黙の車内。


何だ。
何なんだ。
私が何をしたというのだ。


しかし私もこの沈黙を破る術もなく、ただ助手席のドアのあたりをカリカリ引っ掻いて時が過ぎるのを待った。


母「・・・・・・・・・葉桜」


ようやく母が口を開いた。


私「はい…」


母「道を間違えた…」


私「・・・・・・・・・・・ええぇっ!!?」


通いなれたはずの妹へのアパートの道を間違えるか。
どれだけ動揺しているんだ、母よ。
そして今までどれだけ異性と縁のない日々を過ごしていたのだ、葉桜よ。

ということで、私は今日も非モティング(現在進行形)でございます。チャオ♪

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