mixiユーザー(id:2039217)

2013年07月06日23:59

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不確定

ミクロの世界で成立する、粒子の位置と運動量を ”同時に” 精密に測定することができない。という不確定性原理は、量子力学の基礎ですが、同時に「なんでやねん!」と突っ込みたくなる部分でもあります。
だってその理由として説明されるのが、位置もしくは運動量を測定するために、その粒子に何かを当ててその散乱を観測するわけですが、どんなに弱いエネルギーのものを当てても、それでちょっとズレるでしょ?みたいなことなわけです。

まあ、そりゃそうだけどそれは観測することでしか粒子を捉えられない人間の都合であって、観測しなくてもその粒子が持ってる位置と運動量はそれぞれあるでしょ?って思いますよね。
なのに、観測したらズレるからって「だから粒子は確率的にしか存在しない!!(ドーーン)」とかぶちあげられても「ハァ?」ってなるし、だから粒子はコップから染み出す(トンネル効果)とか、光は粒子と波の二つの性質を同時に持っているとか、生と死の重ね合わせ(シュレディンガーの猫)とか、前提が腑に落ちてないのでなんかいまいちピンときませんでした。

しかし!
今日ついに、ワタシは腑に落ちました!!



同時に二つの値を正確に測定できないのは、その二つの物理量が互いに影響し合っているからなんです。そして、もし不確定でない、相互に独立して明確に値を持っていれば、影響し合うことができないので、位置を運動量に変えることができない、つまり、「リンゴが落ちない!」ってことなんです。

なんかこの、(ミクロの世界で)不確定性原理がなければ(マクロで)リンゴが落ちないっていうのが、そう言われれば確かにこれまでも何度か聞いたような気もしないでもない、物理学を学んだ人間ならとっくに知ってなきゃいけないことなのかもしれないんですが、今日ようやくワタシの脳みそでミクロとマクロが繋がったわけです。


なんかこういう、
世界が(ちょっとだけ)分かった!!っていう瞬間は、まあ大袈裟ですが、「このために生きてきた!」というか、アルキメデスが風呂に入った感じ?(笑)
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