アニメ『惡の華』クロスレビュー[6.8/10点] 独特の映像に賛否両論 果たしてアニメでやる意味はあったのか?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=85&from=diary&id=2399751
演出としてのロトスコープは面白かった。
脳内にイメージされた(=デフォルメされた)アクションのアニメーションではなく
実際の人物のアクションを切り張りしてアニメーションにした事で
所謂「不気味の谷」感覚を視聴者に与える事には成功していると思う。
反面そこへの意識が強烈過ぎて情報処理不足になってしまい「理解が追い付かない」視聴者も
多く生じてしまっている事が、商業作品としての在り方としてはマイナスなのよね。
問題はここからで、この作品の肝は「コンテ切り」だと思うのね。
実際の俳優に芝居をさせている以上、基本的に「空想補完の嘘」はつけなくなると思うので
(もっとも作画起こしの段階で調整はできるだろうけれど、猛烈なセンスが必要になるので)
コンテ段階でのカメラフレームの指定、演出表現が如何にセンス溢れるものであるか否かで
作品の「承」の求心力がどうなるかが決定してしまう訳で。
そういう意味ではこのアニメのコンテ切りを実相寺監督がされていたら・・・とか妄想の余地も
閑話休題。
十二週大団円になるのか、十二週打ち切りになるのか、興味はなきにしもあらずであったり。
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