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2013年03月21日19:39

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七代目月亭文都襲名披露公演

 月亭八天さんが七代目月亭文都を襲名されると聞いたのは一昨年の年末の柳原yebisu亭での独演会だったでしょうか。「がしんじょ長屋」などの創作落語では弾けるものの、古典落語ではきっちりしすぎて面白くないことも多い八天さん、なんだかんだで結構観ていますね。というわけで晴れての襲名披露公演に行ってきました。会場はなんばグランド花月、立見も出る満員。

 口上は、月亭八方、桂文枝、桂ざこば、桂文珍、桂南光、笑福亭仁鶴の順番でした。師匠の八方さんからは入門した経緯や一昨年の芸歴25周年の25連続公演が地味だった話など。ざこばさんからはざこばさんに習いに行かず、ざこばさんが教えた吉朝さんに稽古をつけてもらった話、文珍さんや南光さんからは実は師匠より自分らを尊敬していた話などをバラされ、「なにかの間違いでございます」と弁明する姿も。最後は仁鶴さんの大阪締め。

 トリでは短めのマクラから「鷺とり」をきっちりと。いつもより緊張されているようでしたが、安定して心地好い口跡はさすが。でも、八方さんが言うとおり地味で、笑うところが少なかったです。「がしんじょ長屋」のような振り切れた動きも見たかったです。

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 開口一番?は弟弟子の八光さん、口上の司会で声を飛ばしてしまったそうで、そんな声でした。内弟子時代の真面目な文都に関するマクラから、「動物園」は2分と超ダイジェスト版。

 八方さんも短めのマクラから「稽古屋」を真ん中をすっ飛ばしたかんじで。

 文珍さんは「世帯念仏」に独自のクスグリに変えた「新・世帯念仏」で、この日の秀逸でした。面白かった!

 ざこばさんは娘が連れてくる孫の憎らしさのマクラでほぼ持ち時間を使いり、「愛宕山」の出だし15秒くらいで仲入り。

 南光さんは、文都さんが南光さんの内弟子になるために半年間、楽屋の出待ちをしていてという思い出を中心に。本題がないのがいっそ潔くて好感が持てました。

 文枝さんは自作の「ぼやき酒屋」で、酒屋の店主にぼやくおっさんの姿をリアルに感じました。

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平成25年3月19日(火)
七代目月亭文都襲名披露公演@なんばグランド花月
演目:
1.月亭八光「動物園」
2.月亭八方「稽古屋」
3.桂文珍「新・世帯念仏」
4.桂ざこば「愛宕山」
仲入り
5.襲名披露口上
6.桂南光
7.桂文枝「ぼやき酒屋」(文枝作)
8.月亭文都「鷺とり」
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