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2013年03月18日20:11

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肘内障のはなし

幼児の“少林拳訓練”に猛批判、手や足だけを持ってグルングルン。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=2361973

僕たち夫婦は、過去に一度だけ息子に悪いことをしたと、反省しきりだった出来事がある。

それは、長男のはるちゃんが、一歳半くらいの頃、何処かに遊びに出掛ける時、いつも僕たち夫婦がはるちゃんの左右に立ち、はるちゃんの左右の手を繋いで歩いた。
そして、はるちゃんが喜ぶからと、歩きながら「いち、に、さん、ジャーンプ」と僕たちがはるちゃんの手を引いて、はるちゃんが僕たちと手を繋いだままぶら下がるという遊びをよくしていた。

はるちゃんにしてみれば、浮遊感が面白いから、家族で出掛ける時は、必ず僕たちに「いち、に、さん、ジャーンプやって。」と言ってきたので、僕たちは、はるちゃんのリクエストに応えた。

ところが、ある日、この遊びをやったところ、はるちゃんが右腕を押さえて、酷く痛がった。
まだ、一歳半だったので、泣くばかりで、どう痛いのかが上手く僕たちに伝えられない。
見れば、はるちゃんは右腕が痛くて、肘を軽く曲げ動かそうとしない。

僕たちは、これはおかしいと、すぐに休日診療の病院に駆け込んだ。
診断は、肘を伸ばしたままで腕を強く引っ張った為に、肘の関節が外れる、肘内障だった。

まあ、幸い先生が、はるちゃんの肘をゆっくりと直角に曲げ、手首を外に回すと、外れた関節が入って、はるちゃんの痛みは嘘のように消えた。
だが、それから1年くらいは、ちょっとしたことではるちゃんの右肘の関節は外れやすくなったので、注意が必要になった。

これは、本当に僕たちの不注意というか、不手際で起こってしまったことで、今でも反省している。
幼児の時期は、骨や関節が成長段階にあるから、ちょっとしたことでも外れやすいことを知っていたのに、これくらいなら大丈夫と注意を怠ったのだ。

それ以来、はるちゃんにも、弟のみのりくんにも、あの遊びはやらないようにしている。
だから、この記事にあるように、親が幼児の手首や足首を持って振り回している光景を見てしまうと、怖くてヒヤヒヤしてしまう。

僕から見たら、これは大変危険な行為で、子供が喜んでいるからと、やっても構わないという行為を逸脱している。
もし、先に書いた危険性を知らずにやっているなら、誰かが言って止めさせるべきだ。

また、危険を承知で、もしこの父親がやっているのなら、これは立派な虐待行為だ。
関節が外れるといった事故は、行為の如何に関わらず起こりうることだからだ。

はるちゃんのあの時の痛がり様を思い出すと、とてもあんなことはできない。
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