前回の日記で紹介した滝ノ上温泉のもう一つの宿が滝観荘。
名前が一文字しか違わないので間違えそうになりますが
こちらは滝峡荘に比べてかなり大きめの旅館になっています。
この温泉峡は、山肌から温泉の蒸気が噴き出しており
秋田ふけの湯を遠くから眺めているような錯覚に陥ります。
滝ノ上トンネルの手前に、この温泉旅館の看板がありました。
滝観荘も中に入ると優しく迎えてくれ、広間の窓から
温泉の蒸気が吹き上げる光景を見ることが出来ます。
浴槽は内湯が一つだけのシンプルな作り。
青いタイルが外からの光を受けて眩しく見えます。
無色透明のお湯は、軽くゆで卵のような硫黄臭に
酢酸をミックスした風味。お湯は滝峡荘ほど熱くはないものの
ホースが浴槽に入っており加水されております。(源泉温度が熱いため)
窓も2方向に開放的で大きく、山から蒸気が噴き出す光景を
眺めながらの入浴もまたリラックスできていいもの。
浴槽もコの字型に腰掛けられるようになっており
半身浴を容易に行うことが出来ます。
滝ノ上温泉 滝観荘(りゅうかんそう)
源泉名 滝の上温泉めぐみの湯
源泉温度 67・9度 湧出量 毎分108リットル
泉質 単純温泉(低張性弱酸性高温泉)ph4・4
成分総計 78mg/1kg
効能 慢性皮膚病 慢性婦人病 高血圧 糖尿病
源泉かけ流しです(加水あり)
料金500円 9時から午後5時まで 冬期間休業
住所 岩手県雫石町西根高倉山国有林159−ロ4林小班内
電話 019−693−3037
周囲には2軒の宿の跡が残されており
現存する2か所の温泉宿はこれからも訪れては
大切にしてゆきたいと思わずにはいられませんでした。
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