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2012年09月20日10:43

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人権侵害の定義とは?

■人権委法案を閣議決定=臨時国会提出目指す
(時事通信社 - 09月19日 13:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2159091&media_id=4

このニュースについて、これから書くエピソードを交えて書くのは、正直悩んだ。
だが事実として、この法案の怖さを知る上で大事なことだと思うので、書いてみたいと思う。

今から20年以上前の話。
僕の母親の友達でママさんバレーをされている方がいた。

その方が、ある晴れた日、グラウンドで他のママさんバレー仲間と一緒に練習をしていたのだが、休憩中、グラウンドの向こうに見えた風景を指差して、こう言ったらしい。

「あそこの景色、キレイやなぁ。あそこは、なんて言う場所なんやろ?」

その方の指差した先には、キレイな山並みと集落が見えていた。
だが、その集落は、運悪く所謂被差別部落だったのだ。
そして、もっと運の悪いことに、ママさんバレーのメンバーの中に、その集落出身の方がいたらしい。

断っておくが、その母親の友達は、指差した先が、被差別部落に当たることを本当に知らなかったし、本当に山並みの風景がキレイだからそう言った。
本人が言うには、差別する気持ちなんて、これっぽっちもなかったらしい。

だが、ママさんバレーのメンバーの方は、そう捉えなかった。
そこが被差別部落で、自分が被差別部落出身であることを知っていて、わざわざそう尋ねたのだ。
そう捉えたのだ。

後日、その友達の元に人権団体を名乗る人が電話があり、とある場所に呼び出された。
その方が行くと、先ほどの被差別部落の方が多数いて、激しく糾弾されたらしい。
最終的には、差別発言を認めさせられ、土下座して謝らされたらしい。
そうしないと、糾弾は終わりそうになかった、ということだった。

これは事実を書いた。
だが、母親の友達の発言の真意は、僕にはわからない。
もしかしたら、被差別部落と知っていて発言したかも知れないし、本当に知らなかったかも知れない。
性格からして、嘘を言うような人じゃないので、僕は本当に知らなかったのだろうと思う。

だが、差別発言というのは、結局のところ、受け手の判断なのだ。
この場合もママさんバレーのメンバーの中に、集落出身の方が居て、その方が差別発言と捉えたら、それは差別発言になってしまう。

人権委員会とは、そうした被差別側の立場に立って設置される独立機関で、しかも大変な権限を持っている。
だから、被差別側の人が差別と感じたら、言った人は本意でなくても、加害者として捜査されることになる。

人権侵害の定義が曖昧で、差別の定義が一方的になってしまうこの現状で、はたして人権委員会は、正しい判断ができるのだろうか?
そして、拡大解釈され、差別をネタに恐喝する人は、出てこないのだろうか?
そして、加害者とされた人の人権は?

閣議決定は、内閣全員の賛成がないと可決しない。
これまでにこの法案が、何度も否決されてきたのはその為だ。
だが、この法案に反対していた松下金融担当大臣が自殺、松原国家公安委員長が外遊中。まさに、狙ってたかのようなタイミングでの異例の可決だ。
民主党は、そうまでしてこの法案を国会提出したかったのか。

その真意は何か?
自ずと見えてくるものが、必ずあるはずだ。
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