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2012年09月07日20:49

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遊宙舞ヴィラ・ロボスのアリア圧符労努

ヴィラ・ロボスのアリア(カンティレーナ)をやっとYouTubeにアップロードできた。

ブラジル風バッハ第5番の第1曲。メランコリックな名曲。

8台のチェロ伴奏版のほうではなくギター伴奏版を参考にした。
原曲のイ短調をニ短調に移調。ちょっと低いので1カポにする。
したがって変ホ短調 or 嬰ニ短調?

でもカザのリュートはバロックピッチA=415なので
半音高いモダンピッチA=440と思えばニ短調である。

ソプラノの歌なので男が歌ってはヘンなのかと思っていたら
訳詩をみてみるとそんなことはナイ。
始めから日本語でやると決めて取り掛かった。

たそがれの空にただよう雲は
鮮やかな紅(くれない)に染まり
おもむろに月は現れ
夢見る乙女のように
美しく艶(あで)やかに
いそいそと我が身を飾る
人知れぬ天の原の営み
鳥たちの群れは羽を休め
海は錫色(すずいろ)の月を映し
優しいその光は
ゆらゆらと水面(みなも)に揺れる
    
  (岡沢道彦 訳詩)

日本語で歌ったのはカザだけ

ではなく、あとで知ったのだが本田美奈子が「時」というアルバムの中で歌っている。

真夜中 流れる雲は薔薇色
澄み渡る夜空にかかる月の色 あくまで蒼く
窓辺にたたずむ乙女は
恋知りそめたとまどいに
時の経つのも もどかしく
寝もやらず 胸こがす
ひたすら ただ一度(ひとたび)交わしただけの
くちづけのときめき 恋しく
身もだえる 今宵も独り
やさしくも むごい その恋
   (青井陽治 詩)

こりゃカザには歌えないな。日本語ならなおさら。
乙女の人にはよろしいんでは・・・

キャスリーン・バトルのアルバムに載っている対訳は

夕暮れ 美しく夢見る空間に
透きとおったバラ色の雲が ゆったりと浮く!
無限の中に 月がやさしく夕暮れを飾る
夢みがちに綺麗な化粧をする
情けのふかい乙女のように。
美しくなりたいと 心から希いながら
空と 大地へ ありとあらゆる自然が叫ぶ!
その哀しい愁訴に 鳥たちの群も黙り
海はその富のすべてを映す
優しい月の光はいま目覚めさす
笑いそして泣く 胸かきむしる郷愁を。
    (浜田滋郎 訳)

ヴィラ・ロボス / アリア  カザのリュート弾き語りです。
  




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