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2012年08月06日00:40

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おおかみこどもの雨と雪 から、2シーンだけ。

ネタバレなので、観てない人は読まないでください。
というか、観た人向けに書いてます。


おおかみこどもの雨と雪を2回鑑賞しました。
2回観て2回泣きました。
なぜかと言うと、自分とリンクする部分が多かったからです。特に、雨が。
俺はそういう人間ですので・・・。

書き出したら何十行にもなるので
この日記では、2つの場面の補足だけ書きます。
(しつこいけど、観てない人は絶対に読まないでください。)



ひとつ。

難しそうな顔をしながらも、進んで、何かと花たちの世話を焼いてくれた韮崎のおじいさん。
そして花。
夕暮れの中、この2人が会話する場面がとても印象的でした。

花の「畑を大きくする理由がわかりました」という言葉。
あの言葉には
「山から下りてきた動物たちに掘り返されたときのため」
という意味もあったのかもしれません。
でも、それ以上に
「近所付き合いが大切になってくるんですね」
という気持ちが、はっきりと込められていました。

そのあと、花は笑います。
おじいさんは「笑うな、何がおかしい」と言い返しますが、
それでも花は笑い続けます。嬉しそうに。
あの笑顔の意味は・・・いちいち書かなくてもわかるかな。


ひとつ。

雪と雨が大げんかをする場面です。
結果は、途中で雪が逃げて、雨が勝ちました。
雨のほうが男の子なんだから、そうなってもおかしくないな、
と思うかもしれません。

でも、雪と雨の幼少期を思い出してみると、
その頃の2人の強さは、まるで逆だったことに気付くはずです。

なぜ、けんかで雨が雪に勝てたのか。
それは、
雪と雨がそれぞれ別の道を歩み始めていたからです。
それぞれどんな道を歩み始めていたかを考えれば、
あのけんかの勝敗は火を見るよりも明らかだったと言えるわけです。

そして、けんかの最後に雪は泣きました。
自分より弱かったはずの雨に負けて、悔しかったのかもしれません。
でもそれ以上に、あのときの雪の感情には、
心の底から湧いてくる、止めようのない悲しみがあったはずです。
「あぁ、きっと雨は、私と違う道を選ぶんだ」と。
おそらくあのときにはもう、雪は気付いていたんだろうと思います。
だって、雨のお姉ちゃんなんだから。


おおかみこどもの雨と雪に出会えて、そしてお母さんの花に出会えて、
本当に良かったです。
またひとつ、自分にとって大切に思えるアニメ作品に、出会うことができました。
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