子どもの頃の、現実的でない夢
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僕の三歳になる息子、はるちゃんの夢については、日記の中でしつこいくらい書いてきた。
はるちゃんは、大きくなったら電車になりたいらしい。
これは、僕は幼稚園の先生を介して、嫁から報告を受けた。
確かに、はるちゃんは、物心ついた頃から、電車が大好きで、二歳になったころには、僕が買ってきた、"でんしゃだいしゅうごう"という本に乗っている、電車の名前は、全部覚えてしまったというくらいのマニアだ。
そして、しょっちゅう、京都駅に電車を見に行ったり、嫁なんか、携帯サイトでドクターイエローが京都駅に何時来るか登録して、よく見に行ってるらしい。
それくらい電車が好きなので、僕はてっきり、はるちゃんが電車の運転士になりたいのだと、てっきり、思っていた。
が、「電車の運転士とちがう!!電車は、電車。はるちゃん、電車になりたいねん!!」
僕の思惑は、違っていたらしい。はるちゃんは、電車の運転士でなく、電車になりたいのだ。
そういえば、最近は、特に電車になろうとしている。
どこに行くときにも、「ガタンゴトン、ガタンゴトン」と言っている。
通ってるプールでも、ずっと「ガタンゴトン、ガタンゴトン」と言ってるらしい、プールのコーチの証言だ。
そして、雨が降って、顔にかかると、両手を顔の前で左右に拭い、ワイパーができる。
道に線が引いてあれば、はるちゃんにとって、それは線路だ。
先日、はるちゃんと公園に行き、僕が公園のベンチに座っていると、
「パパ!!なんで、座ってるの?もしかして電車待ってるの?」と、はるちゃん。
僕が、うん、と言うと、はるちゃん電車が向こうからやってきた。
ベンチは駅だ。何故か、嫁の実家の最寄り駅、丹波橋駅だ。
はるちゃん電車が駅に着くと、僕は、はるちゃんの後について、一緒に進む。
僕は、はるちゃん電車の後部車輌だ。
目指すは、公園の反対側のベンチ。
何故か、僕の職場の最寄り駅、JR藤森駅。
僕を乗せて、この端から見て、かなり恥ずかしい、はるちゃん電車は進む。
「パパ〜。はるちゃん、大きくなったら、電車になるねん。やから、大きくなったら、バックできひんようになるねん。はるちゃんが電車になったら、ママが運転士さんで、パパとみのりっちは、お客さん。」
はるちゃん電車は、そう言って、JR藤森駅を目指す。
はるちゃんは、大きくなったら電車になりたいらしい。
それも、新幹線や特急でなく、通勤電車に。
はるちゃん電車よ、どこまでも進め!!
目指す夢へ、どこまでも進め!!
夢に向かうのに、バックは必要ない。
パパとママとみのりっちを乗せて
はるちゃん電車よ、夢へ向かって、どこまでも進め!!
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