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2012年02月12日06:49

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沖縄の海兵隊

 4日各紙。在沖縄海兵隊のグアム移転を、グアムではなくハワイ他、アジア太平洋の別地域に振り向けることを米側と協議に入った。普天間移設とは分離する可能性もある。なお、読売夕刊によれば普天間の移設自体は堅持する。

 中国軍の想定以上の軍拡・近代化で、在沖縄海兵隊を先制攻撃で全滅しないよう、中国から離す必要が予想以上に早くやって来た、と言うことでしょう。北朝鮮問題が解決し、台湾情勢の安定が続けば、沖縄に海兵隊の常駐は無くなる可能性が大だけど、それが早まるかも。




 5日各紙。在沖縄米海兵隊、普天間移設を待たず、グアム移転を一部先行させることで日米はほぼ合意。近く正式表明する。移転人員は以前の計画の8000名から4700名に下げグアムの負担と米財政負担を軽減。残りは豪やフィリピンなどに移す。アジア太平洋で巡回させることで、抑止力は維持する。日本政府は、移転規模縮小に伴い、グアム移転への財政支援規模縮小を米国と交渉する。

 辺野古への移設が近い将来はほぼ無理となったこと、米国の財政上グアムに大人数移動させることは難しいこと、の2点が要因か。「普天間基地の県内移設方針は変わらず」と米・国防総省は声明を出したけど、ほぼタテマエでしょう。普天間で万一事故が起きた場合「米国は悪くないモン、移設しようと言ったモン。悪いのは移設出来なかった日本政府だモン」とイイワケするためのアリバイ作り。

 各紙とも懸念しているとおり、これで普天間移設せず、準固定化の懸念が強まった。そういや、政府の様子を見ていても、パー防衛大臣が2代続いたことを見ても、辺野古を事実上諦めたようにしか見えないしね。アリバイ作りをしているのは、米政府だけでなく、日本政府もか。




 6日東京。日米関係筋によると、米政府高官は1月末「普天間固定化もやむなし」と日本側に伝達していたとか。非公式にならとてもありそうな話。同日夕刊各紙によると、総理は国会で「固定化回避に全力」と言ったらしいけど、、、うーん海兵隊の常駐がある間(10〜30年)は、沖縄のどこかに常駐するのは必須。辺野古移転か嘉手納統合でもしない限り、無理だと思う。で、辺野古もほぼ無理だし...




 7日web各紙。米国は日本政府に、海兵隊ローテーションに岩国基地を組み込みたい旨要請(1500人と言う人数から言って、司令部機能では?という説もあり)。日本側は拒否。米側はさらに普天間改修費の負担を日本に要請、日本はグアム移転費の日本負担の削減を求めた。
   http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120206-OYT1T01284.htm?from=main2

 外交防衛担当の長島補佐官(この人、英語で言うと virtual minister for Defense じゃないかしらん)が報道によると昨日岩国入りしていたけど、これの協議に行ったのかしら。同日午前は沖縄にも入っていたし、国会答弁以外は、防衛は長島が仕切っていそう。

 ちなみに各紙夕刊によると「岩国への移転について、日米間で協議はしていない」と総理は述べたそうな。まだ打診だけで、協議は未、と言うことね。




 8日毎日。日米審議官級協議で、日本側は嘉手納以南の5施設の先行返還を要請。米側も前向き。




 9日各紙。日米両政府は、米軍再編見直しについて発表。内容は既報どおり。辺野古埋め立て申請は先送りになる見通し。



 沖縄海兵隊問題、動き出した... オバマが業を煮やしたのと、野田の意向がジワジワ現れたのと、2つが要因かしらん。
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