アジアをふらふらしてた頃、
タイで仲良くなった旅行会社のおねーちゃんが、日本語を習ってると言ってて。
先生にこんな歌を教えてもらったの、とサビの部分を歌ってくれた。
「さくら〜さくら〜」
またなんか古い歌を
と思いつつ、
「知ってる?」
と聞く彼女に、「うん」と答える。
でもなんかメロディーが変だなあ…
と、思ってたんだけど、
まあ外国人だしちょっとおかしくなっちゃうのかな程度に思ってた。
ちなみにオレが思ってたのは、「さくら〜さくら〜やよいのなんちゃら〜」っていう、いかにもにっぽん的な、文部省唱歌的なやつだ。
やっぱ日本語教えるのに、こういう日本の伝統的な歌を紹介するんだなあって。
が、しかし。
日本に帰って初めてわかった。
それは森山直太朗の「さくら」だった。
しばらく日本にいなかったオレの知らないうちに、日本で流行ってたらしい。
ふと思い出す「さくら」の思い出だ。
ちなみにオレにとって、いちばんの桜は、
うちの近くの土手の桜だ。
べつにイベント的なお花見がないならないでかまわない。
春の晴れた日に、ちょっとだけ、この土手に来れたらそれでいい
そんな桜も、もう散ろうとしてる。
すっかり春だ。
東京の桜はもう葉桜になってるらしい。
ここらの桜は今、きれいな桜吹雪を舞い散らせてる。
東北の被災地の桜はこれから満開になっていくのだろう。
そういえば、昔住んでた北海道の北の離島は、GWにもまだ雪が降ってたなあ。
桜は咲いてたっけかなあ…
オレのとっても好きな歌に、さだまさしの「風に立つライオン」っていう歌がある。
その中に、「故郷ではなく、東京の桜が恋しいということが、自分でもおかしいくらいです」と、
遠い国から、大切な人に宛てた手紙に、昔一緒に見た東京の千鳥ヶ淵の夜桜を思い出して、それを懐かしんで書いてるっていう歌詞があって、
好きな歌だから、オレもその感覚を理解できてそう言えたらかっこよかったんだけど、
結局、近所の桜がいちばん恋しいのがちょっと残念だったりもしつつ、
でも、なんてゆーか、よーするに、「どこで見た」じゃなくて、「どんな気持ちで」とか「誰と」なんだろうなあ…
てこと、
なのかな
造幣局や吉野山、円山公園や河津桜、弘前、上野公園etc...いろんな場所で桜を見たけど、
やっぱ近所の土手の桜がいちばん。
実家自体が引っ越してるから、生まれたわけでも育ったわけでもないこの土地を、故郷と呼ぶには違和感もあるし、それほど愛着があるわけでもないかもだけど、
もしいつか、どこか遠くの地で春を迎えることがあっても、
やっぱりこの桜が恋しくなるんだと思う。
今、オレにとっての故郷は、この土手の桜並木なのかもしれない…
ちなみに写真は違う場所…
仕事途中に現場で撮った
なんじゃそりゃ
あ。
顔に花びらついてんのは土手で撮った
て、言われても…
どんなとこだかわからんっつーに
な、人は、
来年、うちに遊びにおいで〜
そんなこんなで今、昼休み
お昼ご飯はスーパーカップ
さ。そろそろまただらんだらんとお仕事しまひょ
世間の人たちには今日は少し肌寒いのかもだけど、
現場作業にはちょーどいいんだよ
肩はあいかわらず痛いし、体はだるいし、眠気もとれないし、頭も心も疲れて、すっきりなんてしてないけど、
なにはともあれ、
今日もまたなんとかのりきろう…
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