mixiユーザー(id:302056)

2010年02月15日02:05

28 view

最強の定義

 競馬に限らない話で何のスポーツでもそうですが、傑出した存在というのは単にその時代のトップというだけではなく、過去の記録を大きく塗り替え、塗り替えた記録が長らく破られない。そんな存在が傑出した存在だと思います。メジャーリーグのイチローは日米の記録を更新しつづけています。比較対象が現役選手ではなく、戦前や前世紀の選手です。こういう存在は明らかに傑出しています。『こち亀』の作者である秋本治さんは1976年の連載開始以来、一度も休載がないそうです。それで160巻以上もの単行本を刊行。内容の出来はともかく、30年以上も書きつづけられること自体がものすごい。『こち亀』の記録をいつか破るとすれば、『ジョジョ』か『はじめの一歩』あたりかなあ。

 競馬ファンは最強馬論争を好む人が多いですが、単純に現在のレコードホルダーだから最強とは言えないと思います。調教技術や馬場の改良などでスピードが出やすくなっている面もあります。時代からどれだけ抜きんでていたか、そこがポイントと思います。シンボリルドルフは府中2400を3度走っていますが、いずれも2分25秒台さえ出していません。だからサニーブライアンやウイニングチケットよりも弱いと言えばそんなわけはなくて。マルゼンスキーはもっと分かりやすい。1走を除いた7戦はすべて圧勝の8戦8勝、朝日杯のコースレコードは14年後のリンドシェーバーまで破られませんでした。70年代の馬ですが、90年代の能力を持っていた。この時間差こそが強さと思います。

 もっと近年ではクロフネのダートの2戦でしょうか。武蔵野S、JCダートともに圧勝かつ異次元のタイムをたたき出していました。JCダートが府中ダ2100ではなくなったので、クロフネのレコードは何十年も破られないように思います。コース改修されていますが、マイルは今でも武蔵野SやフェブラリーSほかOP戦が多数行なわれています。でも、ダ1600mで1:33.3というのは異常。近5年のフェブラリーSの勝ちタイムは08年を除いて、1分34秒後半です。しかも06年以外の3年は馬場が渋ってスピードも出やすかった。2100はもとより1600のレコードもまだまだ破られなさそうです(^▽^;) 安田記念の勝ちタイムと遜色ないですしね……ダートなのに(笑)
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する