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2010年01月04日23:29

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視聴率40%をどう評価するか

永ちゃん効果ナシ…“秘密主義”に泣いた紅白舞台裏
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1067840&media_id=43

年末のテレビは、「紅白」と「ダウンタウン」の両方を見ていた。

視聴率40%を維持していること自体、昔と比べなければ、十分に健闘しているといえるのではないか。他にこんな番組はないだろう。
昔は娯楽も乏しくて、対抗できる裏番組もなくて、大衆の音楽的な趣味の幅も今ほどには多様化していなかったから、お化けのような視聴率を叩きだすことができたのであって、そんなことを現代に期待しても到底無理に決まっている。
昔はだいたいテレビは一家に1台だったわけで、老若男女が揃って見ることができる「最大公約数」的な番組が好まれたから、「紅白」のような番組が成立したのであろう。

今のようにテレビが1人1台の時代に、国民の2人に1人が見る番組を作ろうという発想自体がそもそも間違っているんじゃないのか。
「最大公約数」的に誰にでも受け入れられる番組というものは、いい換えれば、「絶大な支持」は誰からもされにくい中途半端な設定にならざるを得ない。
初出場の「嵐」の歌をもっと聴きたいと思うジャニーズ・ファンにとっては、北島三郎や小林幸子は不要である。その逆もまた同じである。

かつての「紅白」のような番組が成立しなくなったということは、日本国民が成熟し、趣味や嗜好が多様化したということであり、前向きに評価してよい。
そうした環境下で往年の夢を追いかけるのはNHKの勝手であるが、昔と今とでは置かれている状況が違うことを忘れてはいけない。

今の時代に視聴率40%以上取れることをもって満足するか、いっそ「紅白」なんかやめてしまって、もっとキメ細かくセグメント化された各視聴者層ごとに「刺さる」番組を提供するか、どちらかを選択するべきであろう。
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