黄泉路を飾る花

【菜の花】
学名：BRASSICA CAMPESTRIS VAR. CAMPESTRIS
分類：アブラナ科アブラナ属
別名：花菜・油菜（アブラナ）・菜種（ナタネ）・ナズナ
外国名：rape blossoms


そして、我が千葉県の県花、菜の花（正式なものじゃ無いらしいですが）。ちなみに千葉県の小学生は、「菜の花体操」なる奇怪な器械体操をさせられます。や、小生はやった記憶がないのですが、周りの千葉ニストは７割が経験者。


まぁ、（非公式）県花だから、ってワケでもないんですが、春の訪れを告げる花、ってこともあって、小生は菜の花が結構好きです。花の名前や種別は全く分からない人なのですが、これはさすがに分かります。


そんな菜の花が、浜離宮で満開、との情報を、-笛吹き-あさこ殿の日記で知りまして。さらにちょうど翌日の電車の中吊り広告で、23日〜25日は特別夜間開園＆菜の花畑ライトアップがされていることを知りまして。


昨日は東京は汐留エリアにございます“浜離宮恩賜庭園”にちょっくら行ってまいりました。


庭園スキーの小生にとって、ここは元々ソウルフルポイント（←なんじゃそりゃ）。たまに独りでプラッと来ては、贅を盛り込んだ庭園をそぞろ歩き、池に浮かぶ茶屋で水上を疾る風を眺めながら抹茶と団子をいただくのが、ちょっとした気分転換だったりします。


夜の帳に浮かび上がる黄色い絨毯（上左写真）は、なんとも幻想的な風景。百の言葉より、写真を見て貰った方が良いですね（←文章書き志望としてそれは如何か）。mixiアルバムにも入れてありますが、



果てしなく黄色



園内の橋も寂寞



ビルの谷間から東京タワーも見えれば



隣には、電通本社ビル＆コンラッドホテル


そう、ホントにここは、都会のただ中のエアポケットのような空間。周りの高層ビル群と、ただフラットなこの緑の庭園のコントラストたるや、絶妙な違和感があります。


黄色い花、って、“黄泉”という字に“黄”という漢字が使われているせいか、かつてハマったゲームで死を暗示させる“弟切草”という花が黄色かったせいか、小生の中では、すごい死をイメージさせる花です。


死というより、彼岸花とは全然違った意味で、死を境にした『彼方』（かなた）と『此方』（こなた）を感じさせる、とでも言うか。まぁ小生は、死に暗いイメージを抱いていないので、別に悪い意味で捉えている訳じゃ無いです。


暗闇に浮かび上がる黄色い絨毯に黄泉路を見てしまった小生は、でもやっぱり、ちょっと疲れているのかもしれませんね。


ちなみにこのライトアップ、今夜までやってます（20時30分閉園、20時最終入園）。さらに、昨夜＆今夜はjajaなるジャズグループの演奏があります（上右写真）。まぁ、日本庭園に響きわたるジャズ、ってのも一興、ってことでｗ。諸々ご興味の方は、是非に。



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一年前の日記
●東ハトオール
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秘密の隠し味。