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日記一覧

2021/10/30
2021年10月31日07:15

私の仕事は肉体労働的な要素が大きいのだけれど、寒いこの季節になっても身体を動かしていると身体は熱を帯びて温まってくる。今日も身体は温まった。この熱こそが仕事をしているという実感をもたらすものではないかと思った。当たり前の話をするが、ただ座っ

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2021/10/29
2021年10月30日07:04

今日の読書は吉田健一『時間』を読んだ。吉田健一はこの本で、私たちの生活に密着している時間そのものについて真剣に考察している。大げさな感想になるのだが、私はこの本を書くことで吉田健一は私たちの世界を救いたかったのではないかと思ってしまった。そ

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2021/10/28
2021年10月29日06:49

堀江敏幸『河岸忘日抄』をようやく読む。断章というか断片の集積によって書かれた小説で、筋らしい筋はない。それはさながら主人公が住む、停泊している船のようだ。どこにも進まない。主人公はチェーホフを読み、思索に耽る。だが、「退屈」ではない。私には

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2021/10/27
2021年10月28日06:18

今日の読書は『日野啓三短篇選集』上下巻を読んだ。日野啓三の作風を表現するのは難しいけれど、サイエンス・フィクション的な要素を持つ文学でありJ・G・バラードの作風に近いと言えば伝わるだろうか。どの作品も面白く、拒食症を見据えた作品や奇想が展開さ

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2021/10/26
2021年10月27日05:58

今日は英会話教室の日だった。先生はハワイ出身の方で、ハワイの面白い話題を教えてもらった(『ジュラシック・パーク』はハワイで撮影されたというような話だ)。私も自己紹介をしたのだけれど、自己紹介は「2つの真実と1つの嘘」を語るというゲームになって

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2021/10/25
2021年10月26日06:51

堀江敏幸『河岸忘日抄』を読み進めた。作中で、主人公が『チェーホフ全集』を読むくだりがある。チェーホフはきちんと読んだことがなかったが、この箇所を読んで読みたくさせられたので図書館で予約をした。『チェーホフ短編集』は持っていたはずだが今手元に

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2021/10/24
2021年10月25日05:31

図書館に行き、池澤夏樹『海図と航海日誌』を借りる。この本は私が大学生だった頃に読んだことがある。今から25年ほど前のことになろうか。そんなに長い付き合いをしている本はそうそうない。池澤夏樹は、私は小説はそんなに好きではないがエッセイや評論は好

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2021/10/23
2021年10月24日05:16

池澤夏樹の本を読み返したくなり、『海図と航海日誌』を図書館で借りることにした。その池澤夏樹が詩集を翻訳したことがあるというリチャード・ブローティガンの小説である『西瓜糖の日々』を読み返して、それから全然本が頭に入らなくなったので今日は読書を

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2021/10/22
2021年10月23日06:19

図書館で出久根達郎『漱石先生の手紙』という本を借りた。そのタイトルの通り、夏目漱石の書簡を紹介した本である。読みながら、手紙とはいいものだなと思った。出久根達郎は「手紙を書くことで、人は誰でも良き教師になれる」と書いている。面白い指摘だ。思

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2021/10/21
2021年10月22日06:17

精神科医の中井久夫がかつて、なぜ人を殺してはいけないのかという質問に対して「それは一個の宇宙を消滅させるからだ」と答えていたのを思い出す。この答えが殺人を禁じる決め手になるかどうかはわからない。だが、人の中に無限の思念があり、無限の世界があ

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2021/10/20
2021年10月21日06:07

フェルナンド・ペソア『不安の書』を読み返している。ペソアのように書いてみたい、という欲望を感じる。読みながら、レディオヘッドというロックバンドが「もしきみが怯えているなら、怯えていてもいいんだよ」と歌っているのを思い出す。ペソアは自身が感じ

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2021/10/19
2021年10月20日06:41

エリック・ホッファー『波止場日記』の読書が終わった。この本は日記なので、ひとつの考えを深く掘り下げて論じられると言うよりもその日その日に生まれたアイデアを書き留めた1冊として読める。だからホッファーという人がどんな思索を展開させたかは他の本

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2021/10/18
2021年10月19日05:00

2021/10/18朝、clubhouseで「あなたは月に何冊本を読んでいるんですか」と訊かれた。自分の読書について語るのは恥ずかしい。私は決して勤勉な読書家ではないからだ。ストイックに勉強のために読むのではなく、暇をつぶすために読んでいるというのが正直なと

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2021/10/17
2021年10月18日05:07

今日は発達障害を考えるミーティングがあった。コロナ禍はまだまだ続くと見てオンラインで集まったのだけれど、発達障害について学べる楽しいひと時となった。今日特に強く思ったのは、参加するメンバーが個性がバラバラなので色んな意見を色んな立場から聞け

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2021/10/16
2021年10月17日03:55

なぜ自殺はいけないのかについて考えている。とはいえ、思いつめているわけではない(本当だ)。たまたま、ニルヴァーナのフロントマンでありカリスマでもあったカート・コバーンのことを考えることがあったからだ。知られるように彼は自殺したわけだが、改め

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2021/10/15
2021年10月16日04:49

ダイソーに行き、3インチ×5インチのインデックスカードを買った。それに早速、片岡義男を意識して自分の思ったことをメモしてみた……とは言うものの、実際に書いてみたら片岡とは似ても似つかないものになってしまった。今思っていることをそのまま書いてみ

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2021/10/14
2021年10月15日05:20

ジョニ・ミッチェルの曲のことを考えた。「青春の光と影」という邦訳で知られている曲だ。例えば雲は一方では空に浮かぶアイスクリームのようで素敵な外見を持つ存在であり、もう一方では私たちの生活を邪魔する雨を降らせる存在である。そうした二面性を備え

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2021/10/13
2021年10月14日03:26

今日は休みだった。午前中、夏目漱石のエッセイを読み返す。『思い出す事など』と『硝子戸の中』だ。漱石という人は非常に感じやすい人であり、かつ真摯に物事を考える人だったのだなと思わされた。ある女性が自分の悲恋の記憶、辛くても充実した生を過ごした

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2021/10/12
2021年10月13日05:24

女性たちについて書いてみたい、と改めて思った。小学生の頃、あるいは中学生の頃。私はずっと女の子たちに嫌われて、笑われてすごしていた。愛されるということ、好かれるということを知らないですごした。後になって「自分から愛しない人が愛されるわけがな

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2021/10/11
2021年10月12日06:15

前に書いたインドネシアのジュディスさんが、新しいイラストを送って下さった。非常に有難いと思った。それだけではなくて、Discordでも私の日記は他の方に読まれているという。「あなたは人々に影響を与えている。知らないだけだ」と言われた。もちろん書い

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2021/10/10
2021年10月11日07:27

ふと、女性について書きたくなった。それは小説になるかもしれない、と思った。昔、私はとある女性に恋をして苦しい思いをしていた時に、それを小説にすることを薦められてその通りに書いてみたことがあったのだった。それは果たして変な小説になってしまった

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2021/10/09
2021年10月10日06:35

今日は早番だった。昼にWeChatを使って中国人の友だちと話をする。その友だちの内のひとりが「あなたはナイスな人だ」と言ってくれたのが印象に残った。その後WhatsAppでも私のことを「ナイスだ」と言われたので、昔のことを思い出した。昔……私のことをみん

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2021/10/08
2021年10月09日07:00

今日は遅番だった。なので昼は時間があった。片岡義男『日本語の外へ』を読み進める。アメリカとはどういう国なのかについて念入りに考察が施される。前にも書いたのだけど、湾岸戦争は私が世界政治について、あるいは愛と平和について考えるためのよいきっか

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2021/10/06
2021年10月07日06:29

今日は午前中、散髪をしてもらった。午後に食事を採った後昼寝をして、clubhouseで話をする。「言語の壁」について。言葉を学ぶ上で壁にぶち当たった経験について話し合うというのが骨子だった。私自身は、話をする時にいつも「壁」を体験する。聞き取れない

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2021/10/05
2021年10月06日05:49

Facebookで日記を書いていることをインドネシアの知人にclubhouseで教えたところ、「どうして日記を書いているの?」と言われた。理由はない。いつの頃からか私はこの作業を始めて、ただ続けているだけだ。それが他の人から興味を持たれたり好評で迎えられた

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2021/10/04
2021年10月05日05:25

昨日夏目漱石の本と一緒に借りたリービ英雄『アイデンティティーズ』を読み始めた。リービ英雄の名は島田雅彦のエッセイなどを読んで知っていたのだけれど、読まず嫌いで終わってしまっていた。なのでここ最近になって虚心に読んでいるのだけれど、彼のストイ

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2021/10/03
2021年10月04日06:58

今日はオフだった。午前中、ホン・サンスの映画『それから』を観る。ホン・サンスという人はロマンティストなのかな、と思った。だからこそ、この映画の中でも人は苦悩するしそれを赤裸々に語る。神を信じるかどうか、人を愛せるかどうか……それはそれこそ夏

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2021/10/02
2021年10月03日05:55

昼休み、食事を採った後ぼんやり考えた。私は結局ビッグになりたかったけれど、なれなかった。それはそれで仕方がない。ただ、確かな力を手に入れたとは思った。仕事をする上でも私生活でも役に立っている、「真実を見抜く」という力だ。おかしいことをおかし

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2021/10/01
2021年10月02日07:53

図書館に行き、ジュンパ・ラヒリという作家の『べつの言葉で』というエッセイ集を借りる。この作家は『停電の夜に』という短編集が日本でも有名だが、私は不勉強にして読んだことがなかった。このエッセイ集は彼女が英語ではなくイタリア語を使って創作を始め

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2021/09/30
2021年10月01日09:16

誘われていたので、オンラインサロンに出席する。朝6時。朝が弱い人間なので、起きられるかどうかわからなかったのだけれど無事目を覚ますことができた。朝から濃い話をする。「今日を人生最高の日にする」というのが趣旨だったのだけれど、考えてみればそん

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