50年代のアメコミ「Rex The Wonder Dog」は、馬に乗って人を助ける(!)というスーパードッグが主人公だった。ケルンの老舗レーベル、KOMPAKTを舞台にエレクトロ風味のポップなダンス・トラックを多数手がける謎のユニット、レックス・ザ・ドッグは、アー写ならぬアー絵に描かれたキュートな犬、レックス君が曲を作っているなどという噂もあるが、実のところは、90年代初頭から活躍するイギリス人プロデューサー、ジェイク・ウィリアムスがその音(とすべてのイラスト+アニメ)を作っているようだ。ジェイクはJX名義で、アッパーなハウス・ヒットを多数生んだレーベルHooj Choonsを舞台に活躍(なんと最初のシングル当時は16歳という早熟!)。全英トップ5に入るヒット”There’s Nothing I Won’t Do”含む、5枚のシングルをすべてトップ20に送り込む。 2004年頃からはオールドシンセ(コルグの700SやカシオのCZ230-S、ローランドJUNO106、ARP2600など)趣味を全開にした、ロマンティックでエレクトロなプロジェクト、レックス・ザ・ドッグに移行。KOMPAKTだけでは飽きたらず、自らのレーベルHundehaus、さらにはフランスのKitsuneからもシングルをリリース。そしてついに8月にデビュー・アルバムとなる『The Rex The Dog Show』をリリースする。作品数こそ少ない彼らだが、業界にはファンが多く、これまでDepeche Mode、Soulwax、Mylo、The Prodigy、Royksoppなど錚々たるメンツのリミックスを手がけている。
▲DJ TASAKA
1974年、東京都生まれ。中学生の頃にデフジャム、ネイティヴタングスといったヒップホップに出会い、ターンテーブルとミキサーを手に入れる。18歳になってから本格的にクラブDJをはじめ、その頃ダンスミュージックとしてのテクノに多大な衝撃を受け一気にテクノへ傾倒。ヒップホップ仕込みのスクラッチを多様した抜群のテクニックで、ディスコ、ミニマル、エレクトロからヒップホップまで、 あらゆるジャンルを自由自在にミックスするその独自のプレイスタイルには定評があり、あくまでも現場にこだわりながら精力的な活動を続ける。2001年に初のDJ MIX CD『LOOPA MIX mixed by DJ TASAKA』をリリース。同年、ドイツのドルトムンドで行われた屋内レイヴ”MAYDAY”に出演。2002年にはファーストミニアルバム『PASSPORT FOR DISCO』をリリース。その他に数々のリミックスとプロデュースを手掛けるなど幅広く活躍。2005年夏には、全て自身のオリジナルトラックを使ってLIVE MIXした初のフルアルバムを『GO DJ』(Ki/oon Records)をリリース。9月から11月までは、このアルバムのリリースツアーを全国各地で行った。その他、DJ・プロデュース活動以外に、ヒップホッフグループ、アルファとのユニット<アルファ&DJ TASAKA> (2006年4月12日に東芝EMIよりアルバム『ホットカプセル』リリース)や、KAGAMIとのユニット<DISCO TWINS>としての活動も精力的に行っている。2006年8月には、吉川晃司、ギターウルフのセイジ、ライムスターの宇多丸、ポラリスのオオヤユウスケなどをフィーチャーした”DISCO TWINS” 初のオリジナルアルバム『TWINS DISCO』(キューンレコード)をリリース。9月には、アルバムでフィーチャリングした吉川晃司とともに結成したユニット”DISCO K2 TWINS”名義でマキシシングル「JUICY JUNGLE」(東芝EMI)をリリースし、10月1日に行われた吉川晃司の日本武道館公演〈KOJI KIKKAWA LIVE 2006 ROLLOVER THE DISCOTHEQUE! FROM CLUB JUNGLE〉にも出演。2009年7月22日には4年振りのアルバム「Soul Clap」をリリース。