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開催終了【NIKKEINET】日経WagaMagaに掲載中

詳細

2008年09月12日 03:13 更新

「NIKKEI NET」内にある「日経WagaMaga」(国内最大級のニュースサイト)に、ぼくへの取材記事が全5回に分けた連載形式で月曜〜金曜まで、インタビューと指揮者形態模写の写真が載っています。
きのうまでに4回分はもうアップされています。
掲載は9月8日から5日間に分けて5回分。
以下のサイトからご覧いただければ幸いです。

http://waga.nikkei.co.jp/hobby/hobby.aspx?i=MMWAi2000004092008

この記事はバックナンバーとしてずっと載せていただけるそうです。
大きな扱いでありがたいし、うれしいです。

コメント(5)

  • [1] mixiユーザー

    2009年04月18日 16:49

    「NIKKEI NET」内にある「日経WagaMaga」(国内最大級のニュースサイト)に、ぼくの取材記事が2008年9月8日から5日間、5回に分けた連載形式でインタビューと指揮者形態模写の写真が載りました。
    NETニュースですから、いつ掲載が削除されるかわかりませんので、ここに記事を載せておきます。

    「日経WagaMaga」に載せていただいた記事は以下のサイトです。合わせてご覧いただければ幸いです。
    http://waga.nikkei.co.jp/hobby/hobby.aspx?i=MMWAi2000004092008

    名指揮者をデフォルメものまね(好田タクト)

     世界の著名な指揮者の形態模写で知られるのが、クラシックお笑い芸人の好田タクトさんだ。東京都認定のヘブンアーティストでもある好田さんは寄席やテレビなどへの出演に加え、海外でも出張パフォーマンスを披露している。著書『世界一楽しいタクトのクラシック音楽館』(実業之日本社刊)でその形態模写を公開した好田さんに、得意とする指揮者について語ってもらった。

    ◇   ◇   ◇

    第1回 焼きそばを混ぜるように「朝比奈隆」

     私は小学生のころから指揮者のまねをして、みんなを笑わせるのが好きでした。当時よくまねをしたのは、「帝王」と呼ばれたヘルベルト・フォン・カラヤン。箸を片手に、目をつぶって格好よく振り、一人悦に入ったものでした。

     しかし、次第にそうした格好よさよりも、メリハリがあって大御所の風格をたたえた指揮者に魅力を感じ始めます。やがて、レオポルド・ストコフスキーやカール・ベームのようなげんこつで指揮する人を好むようになりました。

     ところが、1981年にベームが亡くなったんです。彼に代わる現役の巨匠を探していたころに、ちょうどブレークし始めたのが朝比奈隆さんでした。彼は私の地元、大阪フィルハーモニー交響楽団の音楽監督でしたから、演奏会に何度も通いました。そのうちにどんどん好きになっていったんです。朝比奈さんが年を重ねるにつれ、風格を増してゆく姿にも感動しました。

     朝比奈さんのまねをするときに一番困ったのは、彼の白髪に似たカツラがなかなか見つからなかったことです。それで、NHKの番組「あしたもげんきくん」に出演していたころに知り合った老舗のカツラ屋さんのもとへ、番組出演終了後、働きに行くようになったんです。そこで朝比奈さんの写真を見せたところ、ぴったりのカツラをプレゼントしてくれました。

     カツラの素材がいいと、物まねの雰囲気も自然と映えるものです。このカツラは毛を1本ずつ植えて、色も細かく丁寧につけてあります。かぶるだけでお年寄りに化けられるほど見事な出来です。もう15年以上愛用していて、もし、盗まれでもしたら、私は明日から仕事ができないくらい大切な相棒ですね。

     朝比奈さんをまねるポイントは、焼きそばをかき混ぜるような円運動でタクトを振るところです。よく使う曲は、晩年の彼が得意としたベートーベンやブラームスの重厚な作品ですね。彼の演奏終了後の儀式だった「スタンディングオベーション」と「ブラボーの嵐」が起こりやすい選曲と芸を心掛けています。最初は穏やかに登場して、指揮まねのクライマックスではいつ倒れてもいいくらいの情熱を注いで、朝比奈さんになりきっているんです。

  • [2] mixiユーザー

    2009年04月18日 16:52

    第2回 あこがれの指揮者「チェリビダッケ」

    ◇   ◇   ◇

     ドイツで活躍した、ルーマニア出身のセルジュ・チェリビダッケは、私にとって「神様」とも言うべきあこがれの指揮者でした。彼と出会ったのは、クラシックに思いっきりのめり込んでいて、ブラスバンド部にも入っていた高校時代です。最初に見たのは、テレビで流れていた来日公演の演奏でした。曲はムソルグスキーの「展覧会の絵」。その時、自分のそれまでの想像範囲を超える、衝撃的な解釈の数々に打ちのめされました。

     念願のチェリビダッケの演奏を実際に聴くことができたのは1996年。彼が最後に出会ったという名楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地ガスタイクでの定期演奏会です。彼が登場しただけで、満場の聴衆はスタンディングオベーション。その時の光景は今でもはっきりと覚えています。

     この日の後半に演奏された、ベートーベンの「交響曲第2番」第2楽章の途中では、私の隣にいたご婦人が突然泣き始め、会場のあちらこちらからも聴衆のすすり泣きが聞こえてくるほどでした。それでもチェリビダッケは、感情を全く乱さず、終始穏やかに音楽をコントロールしていました。演奏が終わると、会場は興奮のるつぼで、百戦錬磨の演奏家たちも放心状態でしたね。

     演奏を終えたチェリビダッケは、いつものように禅のスタイルで合掌をしていました。禅に傾倒し、輪廻転生も信じていたと言われる彼はこの時、誰に手を合わせていたのでしょうね。私は「もう一度来るぞ」と心に誓い、同年に再びガスタイクを訪れましたが、私の神様は既に亡くなった後。あの日が最後の演奏会になりました。

     彼のまねのポイントは、いつも頑固で、孤独で、ニコリともしない表情ですね。そして、むちをたたくような大きな振り方も特徴です。私のステージの最後を飾るのが朝比奈さんなら、最初に持ってくるのはチェリビダッケというくらい、私の中でこだわって大切にしている指揮者ですね。
  • [3] mixiユーザー

    2009年04月18日 16:56

    名指揮者をデフォルメものまね(好田タクト)
    第3回 アンチから入った「小澤征爾」

    ◇   ◇   ◇

     私が小澤征爾さんの存在を知った1970年代、小澤さんの音楽活動は海外が中心だったんです。だから、私にとってはまるで外国の人でした。たまにテレビで見ても、かっこいいアイドルが指揮をしているという感じで、どちらかと言うと私は「アンチ小澤派」でしたね。「彼はスターではあるけれど、どうせエリートだから」と思い込んでいた節がありました。

     しかし、小澤さんの活躍ぶりがテレビで度々紹介されるようになると、そのイメージは一変しました。彼の指揮姿はとても絵になるし、オーケストラの団員から信頼されているのがよく分かったんです。その人心を掌握することにも長けたカリスマぶりを見て、さすがは名門ボストン交響楽団を長年率いているだけのことはあるなと、遅まきながら感心しました。

     有名な写真家の木之下晃さんが、「小澤さんは、写真を撮っていて本当に面白い」とよく言っています。私もそう思います。彼は表現意図が明確で、しかもそれが全身からわき出る指揮者ですね。ですから小澤さんのまねをするのは楽しいですし、お客様の反応もいいので、私の芸には欠かせない存在です。

     小澤さんをご存じの人は多いので、ライブ会場や寄席でお客様を指揮者芸に引き込むときは、ポピュラーな入り口として使わせてもらっています。口先をニワトリのようにとんがらせたり、汗びっしょりな指揮姿を表すのに霧吹きを使ったりと、いろいろデフォルメしていますね。私が活動を続けられるのも、小澤さんがクラシック界の中心にいて、しかもその枠を越えて活躍してくださっているおかげだと感謝しています。

     小澤さんをまねするときによく使うのは、マーラーの交響曲第2番「復活」です。フェルマータを演歌のように思い切り伸ばしたり、合唱の部分で一緒に歌ったり。音楽と演奏家が一体になっている雰囲気を出せるのが魅力だと思います。

     「復活」以外にも、ベルリオーズの「幻想交響曲」や、ヨハン・シュトラウス1世の「ラデツキー行進曲」などもまねします。小澤さんはどんな曲をまねしても絵になりますけどね。
  • [4] mixiユーザー

    2009年04月18日 17:02

    名指揮者をデフォルメものまね(好田タクト)
    第4回 エンターテイナー「レバイン」

    ◇   ◇   ◇

     ジェームズ・レバインは米国のメトロポリタン歌劇場管弦楽団で長く音楽監督を務めている名指揮者です。2004年からは小澤征爾さんの後任として、ボストン交響楽団の音楽監督も兼任しています。

     様々なタイプの指揮者がいますが、眼鏡をかけたレバインの明るく踊るような指揮姿と、いつも開放的な演奏はお客様にとても受けがいいです。テレビで放映される場合も、彼の物まねだけはカットされないことが多いですね。

     レバインの陽とした人柄が、きっとクラシックを知らない人にも伝わるんでしょう。彼と似た明るいタイプとしては、2004年に亡くなったカルロス・クライバーという指揮者がいました。しかし、彼の場合は少し難しさもあります。

     クライバーをまねている私の映像を動画共有サイトに流したところ、熱狂的なファンのアクセスが殺到して、ずいぶんと書き込みもされました。クライバーのファンにしてみれば、「神聖な指揮者になんてことをするんだ」という憤りの表れだったのでしょうね。

     そこへいくと、クラシック界におけるレバインの位置付けは、「根っからのエンターテイナー」と言えるかもしれません。メトロポリタン歌劇場管弦楽団のあれだけ偉い指揮者なのに、あちらこちらのオーケストラや歌劇場を飛び回ったり、3大テノールの伴奏も引き受けたり、八面六臂(ろっぴ)の活躍ですからね。そのバイタリティーと適応能力の高さは、私も見習いたいと思っています。

     彼のまねをするときのポイントは、丸い眼鏡や、くるくる巻きになったパーマ頭のカツラといった「見た目」です。パフォーマンスの部分では、明るく踊るような指揮姿でロッシーニの「ウィリアムテル序曲」や、グリンカの「ルスランとリュドミラ序曲」などの元気な曲を振ることが多いですね。私はレバインだけに限らず、なるべくその人の生き方や解釈を大切にできるように勉強を心掛けています。
  • [5] mixiユーザー

    2009年04月18日 17:04

    名指揮者をデフォルメものまね(好田タクト)
    第5回 怪人「ゲルギエフ」

    ◇   ◇   ◇

     これからまねてみたい指揮者は誰かと聞かれたら、真っ先に挙げたいのが、バレリー・ゲルギエフですね。彼は久しぶりに現れた、癖の強いカリスマ指揮者だと思います。以前、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団と一緒に来日した際、プロコフィエフの「交響曲第5番」の楽章間を、休みなしで一気に演奏した斬新な解釈には圧倒されました。

     彼はジェームズ・レバイン同様、世界各地の指揮台にエネルギッシュに立ち続けています。それに発言も面白いですね。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者サイモン・ラトルが「さわやかなエンターテイナー」なら、ゲルギエフはその対極にある「怪人のようなコメディアン」だと思います。私の中では竹中直人さんのイメージに重なるんです。

     ゲルギエフの演奏や映像はとにかく見ごたえがあって、私のライブラリーの中で最もCDやDVDが多い現役指揮者かもしれません。彼のまねをするとしたら、怪人のようにストイックな雰囲気の中で、時折のぞくユーモラスな表情に力点を置きたいところです。しかし、彼の本当に面白い部分は演奏解釈ですから、選曲も重要になってくると思います。

     彼の指揮姿は打点が分かりにくいので、選曲するならオペラがいいかもしれませんね。来日公演で話題になったプロコフィエフのオペラ「炎の天使」には興味があります。あるいは、ストラビンスキーの「春の祭典」のように、前衛的で、派手で、神経質な作品が合うような気もします。

     現代において、ゲルギエフのように個性的なカリスマ指揮者は本当に少なくなりました。彼は今後世界のトップに君臨するかもしれない人ですから、私のレパートリーで中心に来る可能性があります。その日に備えて、私もゲルギエフの物まね芸を磨きながら、彼の頭髪にふさわしい究極のカツラを見つけ出したいと思います。
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