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開催終了世界稲作者会議・「国境の壁」崩壊後の稲作経営

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2007年01月30日 12:45 更新

株式会社農業技術通信社では、2月6日(火)に世界稲作者会議と題した、シンポジウムを開催します。

http://symposium.notsu.net/

 WTOにおける日本の立場(とりわけ農業についての取り扱い)と交渉の行方はいまだ不透明です。コメ生産に取り組む農業経営者が貿易交渉の行方に大きな関心を寄せていることは当然です。しかし、もし、稲作経営者が自らの経営を政治と農業政策にしか頼る術がないというのであれば、残念ながら事業として農業に取り組む者としての望むべき未来は期待できないのではないでしょうか。極めて近い未来、否応もなく海外からの日本米が輸入され、やがて国内消費の少なからざる量が海外産のコメになることを誰も否定はできないのです。その数量は、全消費量の7割、5割、3割? それが現実なのであり、我々は「農民」としてではなく「事業経営者」としてそれを直視せねばなりません。そして、コメ農業にかかわってきたすべての関係者にとっても同様です。
 
 ただし、それは決して日本のコメ農業の消滅を意味するものではなく、多様な可能性を持つ産業としての日本のコメ農業の始まりというべきなのであり、我々は、むしろそれをチャンスとして未来経営の創造を目指すべきです。

 稲作コストの低減に取り組むことは言うまでもありません。しかし、日本の成熟した市場社会とその消費性向は多様であり、所得水準にかかわりなく「価格」以上に「満足」を求める人々が少なく、食ビジネスにおいても食材選択の多様性がさらに求められています。輸入米との価格差だけで市場(顧客)市場のすべてが失われるわけでもありません。その価格差以上の顧客満足を生産者レベルで販売や消費の末端で提供できるかによっても、海外産米に奪われる市場のサイズは違うのです。農業人がこれまでの甘えを捨て、より顧客(市場)志向のコメビジネスの努力に取り組むならば、われわれにはしかるべき顧客を獲得できるのです。

 そして、多様なビジネスモデルの構築により農業、コメ、農村それ自体にも大きなビジネスチャンスが存在します。限定的ではあっても中国や東南アジア諸国の一部富裕層に向けた輸出もあるでしょう。さらに、日本人農業経営者自身が海外で第二農場を経営して市場拡大の著しい海外市場の開発を目指すことも可能です(Made by Japanese)。
 
 国境の壁を自ら越える勇気を持てば、日本のコメ農業は世界産業として発展する可能性を持っているのです。それが日本の食糧安全保障に役割を果たす時代も来るでしょう。

 今回のシンポジウムでは、カリフォルニアで乾田直播により良質日本米を生産し日本への輸出を目指す若い稲作経営者グループを迎え、彼らとともにコメ作りの老舗たる日本のコメ経営者と関連業界人が同じ土俵で未来のコメ農業経営を語ろうではありませんか。

なお、詳細問い合わせは、下記まで。

株式会社農業技術通信社
東京都新宿区高田馬場4-30-19マキオビル
TEL 03-3360-2697/FAX 03-3360-2698
E-mail info@notsu.net http://www.notsu.net/

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  • 2007年02月06日 (火)
  • 東京都 日本青年館
  • 2007年02月03日 (土) 締切
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