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開催終了ベーシック・インカム・ティーチイン第一回

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2007年05月10日 20:08 更新

ベーシック・インカム ―それはすべてのひとが、その生を営むのに必要なお金を無条件で保証されることです。資産/労働/性別/婚姻/年齢/障害の有無などを一切問われことなく、ひとはただその生存のゆえに、ベーシック・インカムを要求しうるのです。
ベーシック・インカムを考えること、それは「労働」「生産」「生存」といった問題をあらたな視点からみなおすことを意味します。それ以上に、わたしたちの手に「政治」をとりもどすことです。

「格差社会」や「勝ち組」「負け組」の二極化などが、政府やマスコミにまで問題にされるようになり、いまや格差や不平等への関心がこれまでにないほど高まりつつあります。そこでは、より豊かな生活を送る人びと(持てる者)と、より貧しい生活を強いられる人びと(持たざる者)との間の格差が開き、なおかつ固定化しつつある、ということが言われています。このような「格差」や「不平等」への関心の広がりに比べると、より貧しい生活を強いられる人びと(持たざる者)の生そのもの、あるいは「貧困」そのものへの関心はそれほど広がっていません。
しかし実際には私たちはみな「貧困」ではないでしょうか。餓死のような極端な事例をあげるまでもなく、安定的な住居を持たず、吹雪の夜でも路上のダンボールで眠るしかないホームレスや、週に6日の労働に精を出しても貯金もままならないフリーター、「奨学金」という名の何百万もの負債・借金を背負わされ、なおアルバイトで収入を補わないと学業を続けられない大学院生、少ない夫の収入でやりくりしながら子供のランドセル代をどうにか捻出する主婦、一年に500万以上稼ぎながらも毎月10万以上の住宅ローンに終われる正規労働者(賃金奴隷)にいたるまで、私たちはみな貧しく、そして不安定なのです。
貧困が貧困として語られることが少なくなった傍らで、それは確実に回帰しつつあり、それを担う階級を指摘することさえできます。たとえば「プレカリアート」という呼称は、こうした私たちの不安定な生=労働のあり様を端的に名指すものではないでしょうか。
いずれにせよ、問題なのは、私たちの「貧困」であり、生活を回していくに足るお金がないということです。それならば、私たちは、ベーシック・インカム―その生を営むのに必要なお金を無条件で保証されること―をもっとおおらかに要求していってもよいのではないでしょうか。

そういうわけで、いまこそベーシック・インカムについて考え、語り合い、そして要求としてたちあげるべき時だと私たちは考えています。
 そのためにベーシック・インカムについて公開で討論する場をもつことにしました。
 第一回目では、ベーシック・インカムについての認識を共有するとともに、いくつかの現場からベーシック・インカムについて発言してもらおうと思います。
 ベーシック・インカムに関心のある方はもちろん、これに異議のある方もぜひご参加ください。




ベーシック・インカム・ティーチイン第一回
なぜベーシック・インカムなのか
講師・山森亮 
発言・フリーター、野宿者運動、学生、家賃廃止他

5月26日(土)午後5時より
上智大学 9号館2階256教室(四谷駅下車徒歩2分)

主催/ベーシック・インカム研究会・東京   協賛/「vol」(以文社)



ベーシック・インカム宣言

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 人の命は大事だと誰もがいう。であるなら、人の命がお金が無いために奪われることはあってはならない。そうした合意の上に、社会権や憲法25条だとか、福祉国家というものが築かれたはずだった。ところが実際に行われたことは、人の命の等級付けであり、低く見積もられた命の廃棄であった。そうした分類の政治、廃棄の政治を拒否する。当たり前の、本当に慎ましい要求は、ベーシック・インカムである。全ての人が、その生を営むのに必要なお金を無条件で保障されなくてはならない。生きていくことは支払われるに値する。市民としての義務は、生きることが保障されなくては、果たしようがない。「衣食足りて礼節を知る」とはそういうことだ。
 繰り返しておこう。重要なのは、<すべてのひとに無条件で>支払われることである。ベーシック・インカムにおいては、われわれは誰も何者であるかを問われることはない。ひとの生を分断するような序列化はすべて拒否され、あらゆる生のあり様が無条件に肯定される。働いているか否か、男か女か、老いているかいないか、などの差異に基づいて構成された人間のヒエラルキーを拒み、よりラディカルな平等の地平を眼差すことが可能となる。
ベーシック・インカムの下では、ひとは生存のために必ずしも働かなくてもよい。このように生存のための労働からひとを解放するベーシック・インカムの要求はだから、生存のために労働を強制する資本主義社会の秩序に根源的に敵対しうるものであった。それはまた、支払われる労働から排除されてきた者、不払い労働を強制され―それゆえに拒否し―てきた者など、<分け前>を不当に少なくしか/あるいはまったく用意されてこなかった者の、その分け前を登録することによって、そこに不和を生じさせうるものでもある。
 これまで分け前を用意されてこなかった、非正規労働者も、野宿者も、学生も、女も、子どもも、外国人も、ベーシック・インカムを当たり前に要求してゆくこと、分け前なく者がその分け前を登録し、そこに不和を生じさせること。ベーシック・インカムの要求は、それゆえに、政治を私たちの手に取り戻すことなのである。



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コメント(1)

  • [1] mixiユーザー

    2007年05月11日 18:38


    現在フランス、リヨン在住のため、参加
    できませんが、会の成功を祈っています。
    人々にBIのアイディアが、浸透すること
    を願いつつ。


mixiユーザー
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